アプローチの映像イメージ

2013-04-23 20:31:36 | ゴルフウイークリー

ショットする前に弾道をイメージし、

本番前に実際にスウィングしたつもりで

リハーサルをしてから臨むのが

プロや上級者の習慣だと

書きましたが、ゴルフの中で

映像をイメージすることは

日常茶飯事なくらい頻繁で

必須なものです。

中でも、アプローチの映像は、

ゴルフの中でも奥が深く、

イメージ化が正しいか迷いが

出たりし、それゆえに面白さも

あります。醍醐味です。

ただし、アプローチでは、ショットと

違い、ボールの落とし場所、スピード、

それにキャリーとラン、ボールの高さ

などを克明にイメージできないと

ピンに寄せ切れないと思います。

それだけ微細なイメージ力の

勝負になってくると思います。

ピンまでの中でどこにどれくらいの

高さ、強さでボールを落とし、

そこからどう転がして寄せるか、

この映像イメージが必要です。

それには、経験と普段の練習の

2つが必要です。

先ずは、経験から。

話を分かりやすくするために、

極端な事例で説明します。

状況は、ピンまで40ヤード。

ボールは上り坂にあり、

砲台グリーンに向かって寄せる

状況です。ピンの位置は、

手前側。つまり手前のグリーン

エッジにかなり近い位置に

切ってあるとします。

この状況で、クラブは何を

使い、球の高さ、強さ、それに

落とし場所をどこにするのか?

その判断が要ります。

それには、もっともっと状況を

読む作業も必要です。

仮に同じ状況で、夏と冬で

寄せ方がどう変わるのか?

ですが、いかがでしょうか?

仮に夏場は芝が伸び、地面も

グリーンも軟らかめ。

冬は地面もグリーンも

凍りついて硬いとします。

これだけの違いがあれば、

寄せ方は変わります。

前者は、52~56度くらいの

ウェッジで、ピンを多少オーバー

してもいいつもりで、旗ざおの

上からボールを落としていく

イメージが浮かびませんか?

ショートすれば、グリーン手前の

傾斜で大きく戻される砲台

ですから。

後者は、グリーンにウェッジで

直接落とせば、ボールは

大きくはね、大オーバーに

なりかねません。返しも

超難しくなります。

すると、ウェッジではなく、

9番とか8番アイアンで

手前からワンクッションか

ツークッション入れて

転がし上げるのが

得策でしょう。

さてさて、前者は、落とし場所は

よしとして、ボールの

スピードは?

これは、高くボールを上げる分、

「ゆっくり」のイメージですよね。

映像でいえば

高く!ゆっくり!になります。

後者は、ボールの落とし場所が

問題です。球の強さ、スピード

によって、落とし場所は変わって

きますから。強めに入れれば、

球のスピードは速くなり、

より手前に落とすことに

なります。やや強めに入れれば、

先よりスピードは遅くなり、

その分、グリーンエッジに

近い場所にワンバウンド目を

落とすことになります。

映像イメージで言えば、

低く!速く!ですね。

こうやって考えていきますと、

状況を読むにも経験則が

必要になると思います。

これに連動して2番目の

普段の練習です。

後者の例でいいますと、

9番や8番を使って転がしを

強くすると、

どれくらいの強さで

どれくらい転がるのかが

体でつかめていませんと、

イメージも沸いてきませんよね。

例えば、同じ50ヤード、同じ

100ヤードの距離を色々な

クラブで打ってみる練習!!

球の高さ、スピード、キャリーと

ランの出具合(比率の目安)などを

知っていませんと、手前から

ワンクッションとかツークッションとか

入れようとしても距離感の感覚が

出てこないと思います。

私自身も100ヤードや50ヤードの

練習は1つのクラブで打つ練習は

するのですが、複数のクラブで

打ってみる練習は、あまり

行ってきませんでした。

次のステップ、レベルに上がろう

としたら、こういう練習も

必須ですね。

コース上には、予期できない

さまざまな状況が待ち構えて

います。その際、こういう

練習は映像イメージ化に役に

立つでしょうし、本番でも

効果は出るはずです。

試して継続して練習して

みようと思います。