〔ゴルフ〕フィギュアとゴルフの軸は違う!?

2010-02-19 08:29:46 | ゴルフウイークリー
バンクーバーオリンピックでフィギュア男子の戦いが始まります。
フィギュアスケートはジャンプして回転するので、軸(背骨)が氷の面と垂直な状態で
回るほうが重力の流れに逆らわないから、体のバランスを保て、スピーディに回転し、
着氷にも安定感が出ます。安定感でいえば、ロシアのプルシェンコ選手などは、その代表
でしょう。

しかし、ゴルフスウィングはだいぶ事情が変わります。フィギュアと違って、地に足を
つけたままボディを回転させるからです。しかも、フィギュアで許されない軸の傾きが、
ゴルフスウィング、特にドライバーでは必要になってくると思うのです。

ゴルフの場合、トップスウィングから左足で踏み込んだら、それとほほ同時か、一瞬遅れて
腕を振り下ろしてきます。このとき、ドライバーでは軸はどうなっているのでしょうか?
ここは、大事なのでよく考えてみたいと思いました。両足は上体や腕の動きをしっかり
支えながら、回転のサポートをしてやらないといけないから、重心は落として、ひざ頭を
回しながら腰や肩の回転がスムーズにいくように連動してやる必要があります。
しかし、背骨を仮に軸(厳密には、上体の中心を貫く線)とした場合、左足を既に踏み込んだ状態(左足がアドレスの位置に戻った状態)でも、頭の位置は、ボールの後ろ側に
しっかりと残ってなければ飛ばせません。(ビハインド・ザ・ボール

すると、インパクトゾーンでは軸は、少なくとも自分から見て右に傾いているわけです。
軸は地面と垂直にした状態でないと飛ばせない、正確にミートできないと思い込んでしまうと、上手になれないのではないでしょうか?
ゴルフスウィングはそれだけ複雑な動きなのですね。
雑誌などで、プロゴルファーのインパクトゾーンの軸の向きを確かめてみると
わかると思います。

ゴルフは錯覚との戦い!
これからも、この戦いは続きそうです。

ハービー