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ライが悪い時、どうする?

2015-04-11 16:23:56 | ゴルフウイークリー

ゴルフ場は、ライとの戦いとも言えます。

傾斜、ラフ、ディボット跡、ベアグランドなどなど、

打ちにくい状況に追い込まれるケースも

ままあります。

こんな時、どうすればいいか?

と言っても、ライの数だけ打ち方があります。

いや、その数以上にあるはずです。

なぜでしょうか?

例えば、ひとつのケースで書いてみます。

ボールが、ファーストカットのラフに

軽く沈んでいたら、どうしますか?

少なくとも2つの打ち方(対処法)が

あります。

ボールが、半分以上、ラフから浮いていたら

普通に打てます。(ボールの赤道が

ラフより浮いているケース)

しかし、赤道がラフよりほんの少し

沈んでいたら・・・・?

そして、ボールがラフにすっぽり

沈んでいたら・・・?

それぞれどう対処しますか?

この2つのケースでは、普通に

スウィングしたら、クラブヘッドが芝に

つっかかり、ボールがうまく脱出

できません。

私は、前者の場合は、クラブができる限り

芝に触れないように、クラブフェースの

リーディングエッジ(刃)でボールを

かすめとるイメージを持ちます。

払い打ちとでもいいましょうか。

グリップの力をできるだけ抜き、

ヘッドがさっと走るように

振る感覚です。

ヘッドスピードがあれば、

かすめとれると感じますから。

これは、フェアウェイバンカーに

ボールがあり、長めのアイアンを

使いたい時にも応用できます。

グリップ、肩に力が入れば入るほど、

ヘッドは早く落ち、ダフリやすくなります。

ライが悪い時、ダフリは一番やっては

いけないミスです。

ですから、少しだけラフから浮いたとき、

フェアウェイバンカーで長めの番手で

脱出(または、グリーンを狙うとき)とき、

この力みなしでヘッドを走らせ、

刃でボールを拾う戦法は有効です。

しかし、ボールがラフにすっぽり

埋まっている時は、そうは問屋が

下ろしません。

今度は、クラブヘッドが芝を掻き分け

進み、ボールをとらえる必要があります。

このケースでは、グリップをしっかりさせ、

ボールを少し右めに置き、ヘッドを上から

ぶつけて終わりにします。

この時、芝の抵抗をかなり受けますので、

当たり負けしないように、

グリップを終始しっかり、スウィングの

土台となる下半身をどっしりさせることが

必要になりますので、べた足で上体だけ

捩じってスウィングする方が

安全だと思います。

このように、ライにどう対応するのか?

この戦術を考えることが、ゴルフには

必要になってきますが、それには

経験が要ると思います。

戦術を考えピンチを切り抜ける

これもゴルフの醍醐味でしょうね。

 


左足下がりと左足上がりが教えてくれること

2015-04-05 08:37:39 | ゴルフウイークリー

ドライバーは調子がいいのに、

アイアンは今一つ、

その反対でアイアンはそこそこなのに、

ドライバーがまったく当たらない。

こんなクラブによる得手・不得手の

声をよく聞きます。

どうしてそうなるのでしょうか?

スウィングはひとつのはずなのに・・・。

そう、スウィングがひとつだから

この得手・不得手が生まれるとも

いえそうです。

コースに出れば、練習場より

もっと過酷な傾斜やライの

バリエーションに悩まされます。

典型例は、左足下がりと

左足上がり。

これまで、上級者であっても

(シングルクラス)「左足下がりに

くると、ボールを思った距離出せない、

コントロールできない。左足下がりが

打てるようになれば一人前なんだけど

なぁ・・・」。

という人がいました。

なぜなんだろう?と考えていました。

ふと思いついたのは、

持ち球との関係でした。

その人の持ち球はドロー!

自然に振った時の軌道が

やや下からあおり気味の

インサイドアウトでした。

これだと、左足下がりだと、

普通の感覚で振れば、ダフり

ますよね。ボールの後方が

傾斜で高くなっているわけですから、

インサイドから下からあおれば、

地と面を先に叩いてしまう。

まともにミートできません。

もちろん、インサイドアウトの軌道

でも、ヘッドを上から入れられる

人ならダフらないはずです。

でも、下からあおる癖があれば、

左足下がりは永久に苦手な傾斜の

ままでしょう。

一方で左足上がりの傾斜の場合。

こちらは、あまり苦手とする人は

少ないようです。

なぜか?

こちらは、インサイドアウト軌道の

人も、アウトサイドイン軌道の人も

そこそこミートできるためです。

インサイドアウトの人なら、スパ~んと

振り抜けて、軽いドローで攻められます。

アウトサイドイン軌道で普段スライスボールを

打つ人も、インパクト後斜面にヘッドが

つっかかりやすくなりますが、

ボールを上からびしっととらえて、

スライススピンのかかる高いボールで

グリーンを狙えますから。ただし、こちらは、

球が上がる分、距離感は難しくなりますが・・・。

いずれにせよ、状況に応じて

得手・不得手が出るのは、自分の癖に

よることが大きいということです。

極端に大ミスが出るクラブや傾斜があるよう

でしたら、そこから自分の癖を読み取る

習慣は上達に役立つと思います。

 ちなみに、万振りに近い素振りを何度も

トライして、後方から人にチェックして

もらうといいと思います。

自然に振った時に、自分はアウトサイドインか

インサイドアウト軌道か確認してもらえます。

ゴルフも自分を知ることが大事ですから。

 


もっと低く左へ!そのための右ひざの送り。

2015-03-29 16:08:04 | ゴルフウイークリー

久々の練習だったので、

基本を見直しチェックしてみました。

左腕1本でウェッジ練習。

左手をできるだけ低く下げながら

球を打つ。

その左手が体の近くを通るように、

左脇をしっかりと締めて

インサイドへぐっと引っ張りながら

降り抜く。

この2点を意識しながら打つと、

さすがにダフりません。

左が低い位置に下ろせれば下ろせるほど、

ダフらない。当たり前なのですが、

先ずは基本チェックを実践してみました。

ところが、問題はドライバー。

アイアンやフェアウェイウッドは何とか

この左手の引きおろしがうまくいったのですが、

ドライバーに替えた途端、飛ばす意識が

入ったためか、リズムが乱れ、

暫く当たりませんでした。ゴルフは

甘くない。練習不足のつけが回ってきた

ようです。

肩をしっかり入れたつもりでも、

打ち急ぎなのか、まったく当たりませんでした。

トップで意識的に待つようにし、

間を作りながら下ろすと、ましになりましたが、

まだまだでした。

なぜなんだろう?とここで悩みました。

意図的に間を作ろうとしても、

動きがどことなくぎこちなく

スウィングの流れ(リズム)は

よくないと感じたのです。

間は自然にできるもの?

そうでした。

私の場合、トップからの切り返しで

手先よりも一瞬早く右ひざを左へ

送る。このニーアクションで

間が自然にできていたのでした。

これを忘れてしまっていました。

タイガーやマキロイのように、

右ひざで粘り、腰を切り上げながら

下半身リードをする技は私には

無理。右ひざを一瞬早く送り込む

ことで、タメを作る方が

合っています。

これを意識し実践すると、

少しづつタイミングが合ってきたのか

当たるようになりました。

右ひざを早めに送れれば、左腰が

回り、ふところが保てるため、

手の通り道ができるのです。

左手を低く下ろし、素早く

インサイドへ振り抜く動作が

可能になります。

逆に左手が浮けばインサイドへは

さっと振り抜くことは

できません。

そのための右ひざの送り。

私にとっては大事な動作です。

再認識しました。

人によって、修正するといい

箇所は変わると思います。

不調になったら、自分はどこを

意識したら全体の連動性が

好転するか、それが分かってくると

練習も楽しくなりますね。


ゴルフも人生は修正の繰り返し

2015-03-22 09:42:10 | ゴルフウイークリー

カベにぶち当たり、悩んだり迷ったり・・・。

そんな時、どうしますか?

友達に悩みを打ち明ける?

自分で策をさぐる?

先輩や先生、その道の達人に

アドバイスを請う?

どれもありだと思いますが、

私たちがいつも実行している

ことですよね。

でも、最終的にその答えを決断する

のは自分です。

自分のこれまでの知識や経験を

引き出し、新たなアドバイスや

知識・経験を加味し、それらを

上手に配合して策を講ずる。

順当なことだと思います。

ゴルフでも、前日練習で好調だったのに、

本番では当たらない。よくあることです。

心も体も変わっているからです。

そうした変化に対応する修正力。

大切だと思います。頭で考え、

実行する。即実行するから

効果が出るのだと思います。

脳が新鮮な状態のまま、身体を

動かすからうまくいきやすいのだと

感じます。

ゴルフに限らず、日常でも、

小さい事、大きな事を問わず、

判断に迷うことが常につきまとうのが

人生!!

考え実行し、修正を加える。これが

人生なのでしょう。諦めて

どうにでもなれ、では生きていて

面白くないことでしょう。

もちろん、手を尽くしどう考えても

無理なこともあります。そんな時は

無理せず休むのも手だと思います。

もし仮に、万事が万事うまくことが

運び続けたら(そんなことは、まず

ないでしょうが)、人生は逆に

つまらないかもしれません!?

だって、悩んで考え、策を見つけ

実行することに人生の醍醐味があると

思うから。

問題や悩みが発生したら、

それを克服するステップで楽しめる

ようになるといいなぁ、と

思うようになりました。

年のせいでしょうか?((笑)

楽しむためには、いつも課題設定をし、

乗り越える努力と修正を実践する

習慣をつけることが大切です。

人の評価やコメントも、大いにヒントに

なることがあります。

ゴルフスウィングも人生の行いも、

自分では見えずに気づいていないところも

ありますから。

人様のお蔭・・・こういう人の力に

助けてもらうことも大事でしょう。

もしも、ゴルフでシャンク連発などの

絶不調に見舞われたら・・・・?

もしも、突然、医師からがんの宣告を

受けたら・・・?

そんな窮地であわてふためかないためにも、

普段から考え、修正する力を蓄える

習慣をつけておきたいなぁ、と思っています。

読書や人の話を聞くのも参考になりますし、

修正する脳神経回路と、それを実行に

移す回路を磨いておくといいと思いますが、

いかがでしょうか?

 

 


スウィングに腕力は要らない!?

2015-03-08 08:49:03 | ゴルフウイークリー

「力むと失敗する」

ゴルフでは、よく言われることで

経験して身をもって知った方も多いのでは?

では、腕の力は必要ないのでしょうか?

力んではいけないけど、腕の力は

飛ばすためには必要なのでは?

この疑問の答えを考えてみました。

腕力の黒か白かの議論ではなく、

もっと丁寧に詳しく見ていった方が

いいかもしれません。

アドレスの時に両腕をぶら~んと

垂らし、肩や腕の力を抜いて

クラブを持つ。これには疑問は

涌かないと思います。

力まないで済むためです。

自然体な感覚ですね。

(ここでは、話を分かりやすくするために

ドライバーでの動きに限定します。)

では、バックスウィングで

クラブを上げ始める時は?

肩の回転に連動するように

腕を右サイドへ(右利き)動かします。

肩の力を使って動かし始めると、

そんなに腕の力は必要ないと

分かります。さらに、クラブが

動き始めると、ヘッドに勢いがつき、

その慣性の力で、左腕を伸ばしたまま

右ひじをたたむと、クラブヘッドは

トップへ。

腕と肩の使い方が正しく、右足が動かずに

ウェート(荷重)が右足に徐々に

乗っていけば、肩も腰も適正に回り、

クラブはオンプレーンでトップに

収まります。

スウィング前半では、クラブの動きに

つられて腕を動かし、クラブを支える

感じでしょうか。

そして、後半部。

切り返しで、ぽんと

左足にウェートを踏みかえれば、

クラブの動きも折り返しへ。

ここからが、腕の使い方の重要な

ポイントになります。

よく言われるように、切り返しで

コックをほどくとアウト!!

クラブヘッドは許容範囲の

軌道を外れて、暴れ始めます。

シャフトのしなりも使えなくなり、

飛ばず曲がる結果に。

だから、コックを切り返しでは

ほどかずに、クラブヘッドが

重力なりによどみなくスト~ンと

落ちるようにしなければいけません。

どのように腕を使えば、

クラブヘッドを加速できるかが、

次の課題です。

腕に力を込めて、重力を

活用できる人は、重いクラブ、

重いシャフトを使え、クラブヘッドを

軌道から外れないようにコントロール

できる技術とパワーのあるロングヒッターに

限定されるでしょう。

そんな人は、まれです。

ミケルソンやバッバ・ワトソンくらい?

一般アマは、クラブが重力で

方向転換しながら落ちてくるのを

待つ感覚が必要でしょう。

これが、切り返しの”間”になると

思います。

ここで待てれば、このクラブヘッドの

動く勢いを殺さないように、

左腕で落下をサポートし、

右腕でクラブヘッドを押し込みながら

同時にターンさせていく技が要るのでは?

ここが、一番重要です。

左腕は、クラブが落下していくインパクトまで、

軌道を外れないように支える役目。

右腕は、インパクトゾーン(インパクト手前から)

でクラブヘッドの加速をサポートするのが役目。

あくまでも、主役はクラブで、腕は脇役ですが、

映画やドラマと一緒で、脇役がいなければ、

主役は主役たりえない。

脇役は、立派な役割を持っています。

ここで、分かりずらいのが

右腕の役目だと思います。

クラブヘッドは、重力である程度加速は

しますが、それは地面に向かう動きでの話。

目標に向かって加速させるには、

右手で押し込む。

と同時に腕をロールさせながらヘッドを

ターンさせることが大切になります。

ターンすればするほど、角速度が

つき、ヘッドが走るからです。

タイミング的には、ヘッドが落ち切る

直前に、この右腕、右手の力と返しを

使うことに・・・。球を打ってみれば、

返しながら押し込んでいくタイミングを

覚えられ、強く飛ばせるようになるのが、

分かってくるはずです。

確かに、400ccクラスの今の

慣性モーメントの大きなクラブヘッドでは、

そんなに返しを使わない方がいいという

意見もあります。

しかし、クラブはインサイドインに振る

のが基本です。

最後までクラブの動きに任せてばかりでは、

フェースは最大の飛距離を生むほど

飛ばせるようになるでしょうか?

疑問です。

一部のロングヒッターは、クラブは

返さなくても今のクラブは飛ぶよと

言うかもしれません。

でも、それはパワーのある人の話です。

一般的な力の持ち主でしたら、

返すことを疎かにできないでしょう。

右手を積極的に使わなければ、球は

右へしか行かなくなります。

ここに右手の役割があると思うのです。

腕は力んではダメですが、

使わなくてもダメ。飛ばせませんし、

曲がります。

正しい使い方を覚え、自身の両腕を

名わき役に育て上げましょう!

 


ピンチから学ぶ姿勢

2015-01-31 07:52:28 | ゴルフウイークリー

自分自身の体験から書きます。

100人くらいのコンペで優勝の

可能性があった日のことです。

最終ホールで、その日一番のピンチに

見舞われました。

ティショットが大きくスライスし、右の

がけ下へ。OBゾーンはなかったので、

がけ下から2打目を迎えることに。

「やってしまった!」と正直、思いました。

神様のいたずらって、こういうことかな?

とも感じましたが、心の余裕はありませんでした。

とにかく、このピンチからどう脱出するか?

そこに集中!

すると、短時間の間にいろんなことを

人間って考え判断するものなんですね。

7~8mくらい打ち上げで、グリーン方向へは、

高い木々が聳え立ち、フェアウェイ上へ

脱出できれば御の字の状況でした。

幸い、フェアウェイに出すだけだったら、

3mくらい木と木にすき間がありました。

私は、ここでとにかくボギー(パー4)で

上がる作戦へ変更。

では、フェアウェイに脱出する

ベストな方法は?

ボールのライは、左足上がりの上り斜面か?

それとも、比較的平らな

ライからの打ち上げか?この差は大きい!!

同じ上り斜面でも、つま先下がりが入るか?

ここでは、フェアウェイに出すことだったので、

7m打ち上げの左足上がり。つま先上がりは

入りませんでした。

では、ここでどんな球で脱出するか?

ふわっと上げる?

低い球を打つ?

ゴロで転がし上げる?

3つの選択肢の中から2番目をチョイス。

イチバン目は、距離感が難しい。

高さと距離をださないといけないため、

SWだとフルスウィングになり、体の

バランスを崩したりショートして

再びがけ下へ落ちる最悪の結果に

なりやすいため、NG。

3つめは、がけ上まで距離がなければ

イチバン安全なのですが、強さが足らないと

ショーとの恐れがあり撤退。なんせ

7m打ち上げでしたから。

それで、2番目の低い球を選択。これなら

強めに打てば、ワンクッション、2クッションしても

駆け上がってくれるとの見込みからでした。

本能的に一番リスクの少ない策を

チョイスしていました。

ただし、ロフトのあるショートアイアンでは、

上り坂のため、インパクトロフトはクラブの

ロフトにプラスされ、球が高くなり、

ショーとの恐れがあります。でも、ロフトの

少ないロングアイアンでは、球が強くなり過ぎ、

フェアウェイの先へ突き抜け、再トラブルに

なる恐れが・・・。

それで、最終的に6番アイアンを短く持ち、

下半身はインパクトの形を作って固め、

土台をしっかりさせたまま打つことに

集中。上からどんとぶつけて終わり。

距離感、強さは、見た目からの感覚を

出すよう素振りしてショットしました。

すると、予想どおりというか、

ワンクッションしてフェアウェイへ。

3打目でグリーン手前花道へ。

ここから寄せワンを拾い、

予定どおりボギーで上がり、

結果的に優勝できました。

私は、この体験を通じて

2つのことを後々まで

考えていました。

1つは、ピンチになると、人間は

短時間のうちにベスト策を

脳内を神経が駆け巡るように

考え出すということ。

目標に向かって挑戦していく過程で

ピンチになっても、それを乗り越える

知恵と体力を振り絞るエネルギーを

使えるということ。

それと、もう1つは、結果に

一喜一憂して、現実を診尽くす

目が欠けてしまうことです。

前者は、既に述べたように

チャレンジする醍醐味です。

挑戦を辞めては、進歩はありません。

考え抜き実行するから、成功もある

ということです。当たり前のことかも

しれません。

でも、問題は2つめです。

結果オーライならいいのかです。

確かに私の作戦は成功しました。

でも、今になると、あのティショットは、

OBになり、優勝を逃した方が

良かったのでは思っています。

OBになっていれば、なぜ土壇場で

OBを打つほどショットが乱れて

しまったのか?

心と技術的な問題、課題に深く

取り組むことができたかもしれません。

たまたま成功したから、

反省を忘れてしまう。これが、

実は一番怖いことだと思います。

長い目で見た、進歩の過程で

ゴルフが教えてくれること。

「結果に一喜一憂するな!

課題を見つけ、常に考え

身体を動かす。そうすれば、

次の道が開け、努力しろ!

前へ進め!」

そんな声が聞こえてきます。

ゴルフの上級者が謙虚なのは、

こんな姿勢が宿っている結果

なのかもしれません。

仕事にも通ずる

”謙虚で、かつ、日々考えながら

挑戦”の精神。

棺桶に入るまで失いたくない

ことです。

 

 

 


腕使いとリストの関係

2014-12-30 08:27:53 | ゴルフウイークリー

久しぶりのゴルフブログです。

「アマチュアの人は、もっと腕を

使って振ることを覚えなきゃ」。

そういうティーチングプロは

少なくありません。

その意味するところは、腕を振り

クラブを振らなければ、球はまっすぐ

飛びませんよ、振り遅れますよ、

ということらしいです。

では、この腕を振るとはどういうこと

なのでしょうか?

腕を振るには、肩を動かすこと、

そして腕と連動するリストをどう使うか、

この2つが鍵になるはずです。

今回は、肩はしっかり入れしっかりと

回しながらスウィングするという

前提で、リストとの連動の話に

集中したいと思います。

腕とリストの関係は、大きく分ければ

2つあると思います。

その1

腕を単に右から左へ振るだけなら、

リストは、左手は甲側に折れ、それと

同時に右手は手の平側に折れる動きに

なります。

これは、ドッジボールなど、大きめの

ボールをゴルフの構えから両手で挟み、

右に振り上げ、左に振り出しながら前方へ

投げてみると分かります。

リストの動きを意識しなくても、

両手首は、先に述べたような動きに

自然となっていくはずです。

そして、リストの動き、その2

体中心にして、手が円を描くように

丸く振ってみるには、どのようにリストが

動くか? です。

この時、リストの角度をアドレスから

キープする意識で、腕を使って

みましょう。

そうすると、面白いことに

気づかされます。

左腕は前腕(ひじから先)をロール

するように回します。専門用語で

外旋とも言います。

右腕は左腕とグリップを通じて

コネクトされていますから、

左に連動して内旋(内回しにひじから

先の前腕が動く)するのが自然です。

どうでしょうか?

この左の外旋と右の内旋を連動させると、

腕もクラブを体の周囲で丸く動きませんか?

インパクト以降、クラブはインサイドの

入っていき、フェースは目標から

左を向きながら、フォロースルーでは、

ヘッドのトウが空を向いていきます。

このような腕の振りがあれば、クラブを

振れる。そう言えると思います。

これは、右手首の角度キープ、”くの字”

を保つ意思と腕をロールさせる動きが

連動すれば、うまくいくはずです。

これが、腕を振ることなのでしょう。

もちろん、この”くの字”は、フォローに

行くまでにクラブヘッドの勢いで

引っ張られて、角度は崩れます。

それは、自然な動きです。気にしないで

いいと思いますし、この引っ張りと

角度の崩れは、クラブヘッドが

走っている証拠です。

それよりもクラブがインサイドの

鋭く入り、腕もリストも体も

くるっと回ってフィニッシュが

とれることが重要です。

最後になりますが、

その1の腕とリスト使いは、

ゴルフでは応用になると思います。

クラブをより直線的に動かし、

インパクトゾーンを長くとるなら、

こちらの甲側、手のひら側に折れる

リストワークが必要です。

この動きですと、フェースローテーションが

抑えられますが、上下半身ともに筋力が

なければ、飛ばせません。

球が右へ行きやすくなります。

体幹がしっかりしていてリストや腕が

強い人なら、この応用編が

使えると思います。

高くて方向性の良いキャリーボールが

打てるでしょう。

世界に目を向ければ、マスターズチャンピオンの

バッバ・ワトソンが、このリスト&腕使いの

代表選手でしょう。

(ただし、アプローチでは、このフェースターンを

抑えた動きは、とても役に立ちますし、

筋力も必要ではありません。)

単に腕を振れと言われても、

連動するパーツも意識して練習しないと、

いい結果は得られない。

腕使いは、そんな課題だと

思います。

 

 

 

 


「不安定な状態」だから発見が多い

2014-12-14 19:53:53 | ゴルフウイークリー

ゴルフスウィングの練習は、大切ですが、

自分の変化や弱点に気づくには、

いつものスウィングを続けていくだけでは

分からないこともあります。

ゴルフ場では、平坦な場でスウィングする

ことは少ないものです。

程度の差こそあれ、傾斜があります。

すると、スウィングのよろどころと

なるものは?

この答えを出すカギは、自分の体を

「不安定な状態」にしてスウィング練習を

することだと思います。

例えば、右脚でも左脚でもいいので、

片足を上げ、1本脚で球を打ってみると

発見できることが多々あります。

先ず、身体が不安定ですと、

むちゃ振りできません。

身体のバランスを大きく崩し、

球を打てなくなるからです。

でも、ここできちんとミートするには?

肩や腕に力みが入ると、またまた

身体のバランスを崩しやすくなります。

では、下半身は?

足裏に力を入れ踏ん張ってみる?

片足で。この力みも少し危ない!?

足も力めばバランスを崩しやすく

なるのが分かります。

じゃあ、どこをしっかりさせれば

いいのでしょうか?

お腹に力を込めてみる。

丹田に力を!

これなら体が安定し、ミートしやすい。

お腹からお尻、お腹から背中が

しっかり安定する感じで

身体が揺れなくなります。

つまり体幹が安定するようです。

こんな「不安定な状態」だから、

体を懸命に安定するにはどうすれば

いいいのかが、身体でつかめるのです。

1度「不安定な状態」を作って

スウィングしてみるのも

発見があり、体の中に沁み込むものも

あると思います。

スウィングの安定感を作る

よりどころとなる感覚が

分かると思います。

 


パットの体質

2014-10-04 15:19:56 | ゴルフウイークリー

昔、雑誌のアンアンで”恋愛体質”という

言葉が多用されていた時代がありましたが、

ゴルフでも、ことパットについては、

”体質”があるのでは?と感じています。

それは、自分のショットがドロー系か

フェード系かによって、色濃く出てくる体質

なのかな、と思います。

ドローボールを駆使し、ロングヒッターの

上級者から以前、こんな悩みを

聞いたことがあります。

「下りのスライスラインが苦手。

ラインのイメージもタッチも出にくい」と。

こんな苦手コメントをふたりが口に

していました。

私自身はスライスを打つタイプなので、

この苦手感覚がぴんときません。

スライスラインよりもフックラインが

苦手です。ボールをどれくらいカップの

右にどれくらいのタッチで打てばいいのか

感じがでないことが多いのです。

おそらくドローを持ち球にしている人は、

その逆で、デリケートなスライスラインに

くると、タッチもラインも

感覚がイメージされないのでしょう。

これを私は、パットのドロー体質、スライス

体質と呼びたいと思います。

では、この苦手ラインを克服するには

どうすればいいのでしょうか?

私は思います。

それは、ドローの人は、フェードもスライスも

コントロールして打てるようになる練習を

積むこと。これしかなさそうです。

スライス(フェード)の人は、逆に

ドローをコントロールする練習を積むに

限るのでは?

つまり、自分がどれくらい右や左へ

打ち出して、どのくらいまで球を運ぶのか、

この感覚をドローとフェードの両刀使いで

磨くのがベストな方法だと思います。

今行われている日本女子オープンの

コースも堅くて締まったグリーンで、

ラインとタッチの両方が合わないと

なかなかカップインできません。

グリーンが難しくなればなるほど、

片方の体質では通用しなくなります。

今季、新人で優勝した鈴木愛選手は、

本来ドロー打ちですが、フェードボールも

ばんばん練習し、ピン位置によって

ドローもフェードも打てるように

準備しているそうです。

世界のトップは、この両刀使いが多く、

好き嫌いはいってられない厳しさの中で

闘っています。

今季の有望新人、鈴木愛選手は、

明日、栄冠をかちとるのでしょうか?

3日目、最終ホールを迎えた時点で

2位です。

ゴルフは甘くはないし、天候もピンポジも、

風向きや強さも変わります。

最終日、女神は誰に微笑むのでしょうか?

 

 


持ち球とピン位置の関係

2014-09-28 18:58:23 | ゴルフウイークリー

コースでラウンドしていて

ショットの調子はまずまずなのに、

突然大叩きをしてしまった経験は

ありませんか?

本日の女子プロトーナメント、宮城

テレビ杯最終日で、ゴルフの怖さが

かいま見えるシーンがありました。

15番パー3。グリーン左サイドは池に

囲まれ、グリーンも左サイドは左傾斜に

なっている部分が多く、今日の左サイドの

ピンよりボールが左に落ちれば、

池ポチャになってしまうトリッキーな

ホールです。

ここで、そこまでトーナメントリーダーの

テレサ・ルー選手が持ち球のドローボールで

ピンを果敢に攻めていきました。

勇気あるショットだったと思います。

ですが、思ったよりもフックが強く

かかったのか、ボールはピンの左へ

着地し、コロコロと池の方へ

転がり落ちてしまいました。

グリーン外の芝は短く刈り落とされて

いたためです。

ルー選手は、打ち直しで3打目で乗せましたが、

ワンパットならず、痛恨のダブルボギーを

叩いてしまいました。

優勝争いの終盤でダボは致命的です。

「そのホールが要求している

ボールを打てないと痛い目にあう」

これが、ゴルフの怖さです。

試合は、その直後逆転した

酒井美紀選手が優勝をさらいました。

このようにピン位置と求められる

球質や球すじは深い関係にあります。

その日の各ホールのピン位置に

よって求められるコースマネジメントと

球の落とし方、運び方は変わります。

こんなわけで、私たちアマチュアでも

調子はいいのに突然大たたきがくる

不幸もあるようなのです。

もっと言えば、ピン位置が右だったら

ティショットの落とし場所は、

フェアウェイ左サイド(ミドルホールの

場合)に求められることが多く、

その作戦は実力者ほどシビアに

考え実践

しているものです。

酒井美紀と渡邊綾香が1位、2位に

なれたのは、パットが好調だった

ことと、フェードの持ち球を生かした

攻めができていたからでは

ないでしょうか?

 


小さなことを疎かにすれば、”いい仕事”はできない

2014-09-21 17:06:40 | ゴルフウイークリー

ゴルフが教えてくれることは色々と

ありますが、仕事に通ずるポイントも

多々あるように思います。

例えば「肩を入れる」・・・

バックスウィングで

肩の入りが浅くなると、スウィングに

悪影響が出ます。

トップで力が貯まらないため、

”ゆるみ”が出て、打ち急いでしまう。

手が早く降りる。

貯めた力を開放するダウンスウィングに

なっていないから、身体が伸び上がったり、

手が浮いて体から離れたり・・・・。

基本のスウィングから外れてしまいます。

ほんのちょっとした油断、気のゆるみから

肩の入りが甘くなることもあるでしょう。

ほんのちょっとした”あせり”や

飛ばそうとする欲から、

打ち急ぐこともあるでしょう。

でも、こういう基本から外れるミスを

繰り返してはなりません。

打ち急ぐ癖が抜けなければ、トップで

肩がぐっと入りきるまで待つ。

この待てるか待てないかで、ショットの

結果は雲泥の差が出ます。

肩が入りきるようにするには、

自分なりの基準を持つことも

大切だと思います。

「左肩があごに触れるまで」という

教えもありますが、この目的は、

あくまでもトップで力をため、

ダウン以降で、この力を解放

することです。

私の場合、この力が

たまっているかが否か

を測る尺度は、右の脇腹と左腕

あります。

力がたまっている時は、右の脇腹が右斜め上

に引っ張られ、左腕に”張り”を感じます。

バックスウィングでは、右ひざは微動だにさせずに

上体を回していきますから、前傾姿勢が

崩れなければ、自ずからこのような

”張り”を感じるはずだという思いで、

ものさしを決めました。

右脚でロックし、上体の捻転を

サポートする。ここに肩の回転の

役目も当然ながら加わります。

肩の入りを甘く見ると、ひどい目に

あいます。

アプローチする際は、距離をコントロール

するケースがほとんどなので、フルスウィング

ほど、張りを感じないものですが、

この張りをメモリーさせておかないと、

距離コントロールもできないと思います。

肩という小さく見える部分を疎かに扱うと、

いい仕事はできません。

丁寧に丁寧に!!

この地道な繰り返しで、いい仕事が

磨かれてくると、感じます。

ゴルフもビジネスも同じでは

ないでしょうか?

小さなことを疎かにすれば、

綻びが出てきます。

肝に命じたいと思います。

 

 


ピン位置に影響されないゴルフ

2014-09-14 16:58:08 | ゴルフウイークリー

女子ツアーのコニカミノルタカップで

鈴木愛選手が、見事な最年少優勝を飾りました。

結果もさることながら、内容にも

目を見張るものがありました。

最終日、15Hパー3。距離が200Yで

女子としては、かなり長いパー3です。

ピンの位置は、右手前。

大半の女子プロがユーティリティや

ショートウッドを使う長さで、どんな

攻略をするのか見もののホールでした。

ただ、右手前のピンに対して長いクラブを

使うケースでは、ドローやフックボールを

打ったのでは、ピンには先ず寄りません。

優勝した鈴木選手は、ピン手前に落として

トン、ス~とピン近5m。

それに対して、ドローでピンの右から

攻めた上田桃子選手は、グリーン中央あたりに

着地し、ランが多く出て左奥へ。

ふたりのショットは対照的でした。

世界のトッププレーヤーは、ピン位置に応じて

最適な球質、球筋をコントロールして

打てます。ドロー一辺倒、フェード一辺倒の

攻め方では、コースレイアウトやピン位置との

相性がくっきりと出てしまい、成績に

むらが出ます。

だから、ドローもフェードも自在に

打てることが重要になります。

日本選手が海外で勝てない要因の

1つにコースやピンポジに応じた

攻め方がまだまだ不十分だという

点があると思います。

コースセッティングが難しくなれば

なるほど、そういうゴルフが

求められます。

もちろん、アプローチやパットの

技術や距離感を磨くことも

言うまでもありませんが・・・。

仮に最終日、各ホールのピンポジが

ドローヒッターに有利な左サイド

に多く切ってあったとしたら、

鈴木vs上田の

優勝争いの展開はどうなって

いたでしょうか?

ゴルフにも”たられば”は禁句

なのですが、そんな”たられば”の

話を持ち込まないで済むように

頭を使った攻略プランと

それを実現するテクニックを

披露してもらいたいものです。

 


スタートホールでダボ、トリを叩いたら・・・

2014-08-16 12:52:26 | ゴルフウイークリー

米ツアーで石川遼選手が、2日目に62(パー70)の

好スコアをマークしたそうです。まさに、

遼が良スコアをゲット!!

したのですが、面白いことを

感じました。

それは、スタートホールのスコアです。

予選通過を目指して2日目を

スタートした石川選手。

最初のホールでボギーを打って

しまいました。これで「予選落ちかも」

というネガティヴな思いが頭を

よぎったそうです。

そんな状況の中でのベストスコア。

ゴルフって面白いですね。

スコアは自分でコントロールしようと

してもなかなかできません。

コントロールしようとすればするほど、

逆の結果になることが、ままあります。

問題は、いいスコアを出そうとして

スコアという結果にばかり意識が

いってしまうことだと思います。

スコアはあくまで結果であって、

欲深くない、混じりけのない雑念の

ないよき精神状態で、自分のいつもの

スウィングを出そうとしたとき。

課題があれば、その課題に集中した

方が結果として好スコアに

力んだり、スコアに対する執着や

欲が強くなり、スウィングが乱れ

スコアも芳しくなく負けてしまった

経験はありませんか?

ゴルファーなら誰しもそういう

苦い経験があるものです。

それは、欲を出したから?

多分そうだと思います。

石川選手が後から「自分の課題に

集中してスウィングをした」結果、

あのような好スコアにつながった

といえないでしょうか?

もし仮に、彼がスタートホールで

バーディやイーグルスタートだったら・・・。

「今回は予選通過は決まった!」と

心の中に油断が入ったかもしれません。

そして、課題に集中できなかったかも

しれませんね。

私自身の経験で恐縮ですが、

実はベストスコアをマークした日、

スタートホールでトリプルボギーを

叩いてしまったのです。

「これで、今日のゴルフは終わった」と

感じ、無欲でスウィングすることに

集中できました。

おそらく余分な力みが体の底から

とれてしまったのでしょう。

2番から9番まで連続パー。

午後も数ホールでボギーを

叩いただけで、最終18番は

バーディのおまけまでつきました。

18番パー5。

2打目でバッフィを持ち、

果敢に2オンを狙ったのですが、

この時、不思議にバーディや

パーをとりたいとは思いませんでした。

それよりグリーンの右へ外し、

3打目で厄介なアプローチを残さない

ことに集中しました。そのために、

インパクトまで絶対に左ひざが

伸び上がらないように気をつけ、

そのことだけに集中していたことを

思い出します。

出足トリのおかげで、自分のスウィングに

集中できたラウンドでした。

このようなメンタルの動きと、

集中力をスウィングややるべきこと、

やってはいけないことに注げると、

ゴルフの総合力は上がるんだ!

と痛感しました。

欲望が悪い流れにつながらない

ようにコントロールしなければ

いけないかもしれません。

コントロールしようとするのは、

その日のスコアではなく、

自分のスウィングと気持ちの

持ち様なんでしょうか!?

 


100Yのアプローチ練習

2014-08-14 12:29:08 | ゴルフウイークリー

暫くゴルフ練習から遠ざかっていたので、

今日は、調子を戻す練習に終始。

そのために思い付いたのが、

100Yを複数のクラブで運ぶ練習です

今日使ったのは、PW、9I、7Iの3本。

いつも8Iを使っていたので、

今回は別のクラブで調整してみました。

PW以外は、コントロールスウィングに

なります。

案の上、PWでも距離と方向が定まらない!

9Iでインパクトの強さを加減すると、

ゆるみが出て右にしか行かない。

こういったミスは想定していました。

この”うみ”が出ている時が逆に

調整のチャンスです。

そこで、練習の目的を振り幅が変わっても

同じリズム、同じインパクト感でショット

できるようにと、明確にしました。

クラブが変わっても、変えるのは”振り幅”

だけです。

こんな風に練習の目標を決めると、

何ができていないか、その原因は?と

スウィングの中身を分析できるんです。

当然ながら7Iで100Yを打つのは

苦労しました。慣れていないのと、

飛び過ぎてしまうので、どうしても

インパクトで加減してしまうのです。

最初のころは、大オーバーの連続。

コースでいえば、グリーン奥のOBへ

打ち込んだショットが続いたようなものでした。

ふり幅を腰から腰くらいにはっきりと決め、

インパクトをゆるめず、ピシッと打つ。

小さい振りでもインサイドへしっかり振ります。

こうしないと、球がすっぽ抜けるためです。

短く持ち、手前から転がし上げるようにイメージ

すると、段々距離が合ってきました。

ただ、球が今度はインパクトのゆるみを抑えた分、

低く左へ出ました。

ここからの調整が大変でした。

手元を低く抑えリストを返し過ぎているのかな?

と初めは考えましたが、実はしっかりしたインパクトに

とらわれ、下半身の動きが甘くなって

いるのが分かったのです。

小さい振りでも、ひざや腰をちゃんと入れて打つ!

これを忘れていました。

要は、フルスウィングのミニ版。

この基本を忠実に実践するようにすることで、

球が暴れず、安定感が出てきたのです。

こうやって、100Y先のピンに向かい、

いろんなクラブで寄せる練習は、

スウィングの大事が詰まっていると

実感しました。

 

 

 

 

 


縦に落とす

2014-07-13 08:56:33 | ゴルフウイークリー

横か?縦か?

今回のW杯で守備か?攻撃か?で

2元論が1部噴出しましたが、

現代サッカーはどうやら

「攻撃も守備も」の時代のようです。

おっと話が脇道に逸れて

しまいました。

「横か? 縦か?」は

ゴルフの話です。

上級者の方は今更そんな話と

思われるでしょうが、

アベレージクラスには大事です。

スウィングで横と言ったら、

体の回転。主に

腰ですね。肩は前傾している分、

前傾ラインに対して直角に

回すことになります。

腰は、おおむね地面に水平に、

つまり”横”に回すのですが、

厳密には、バックスウィングでは、

前傾している上体に引っ張られ、

右腰は切り上がります。ダウンスウィング

以降では、左腰が切り上がることに

なります。

股関節が2つあるために、人間は、

2つの腰を分けて動作できるのです。

器用ですね。

さあ、ここまでは”横”の話。

問題は、腕の振り、手の使い方です。

ここからがゴルフの難しいところに

なると思います。

クラブヘッドを直接振るのは腕。

その腕をどう使えば、エネルギーを

効率よく使ってボールを

飛ばすことができるのでしょうか?

その答えが”縦”なんです。

えっ、腕を縦に使うって

どういうこと? 腕は右から左へ

横に振ればいいんじゃないの?

と疑問をお持ちの方もいらっしゃる

でしょう。確かに、プロのスウィング写真を

見れば、腕も体の正面を左右に

横切るように使っているように

映っています。

では、何が縦なの?ということですが、

それは、力のかけ方なのです。

ヘッドが円を描くようにマル~く

降りてきて、最大スピードに

加速するには、上から下へ

重力の力を借りながらヘッドを

落としていくのが、一番効率が

いいはずですし、それ以外に

方法があるでしょうか?

両手をダウンスウィングで肩口から

下ろし、ヘッドを丸く軌道させます。

この時に、手を横に振ったらどうなりますか?

遠心力で手が体から離れ、

シャフトは寝ます(横向きに倒れます)。

こうなると、フェースは開き

振り遅れ。球は右にしか出ません。

ところが、手を縦、と言っても、

体の中心、自分サイドの視野からは、

右肩口からボールの内側(体側)に

向かって斜め上から直線的に

両手を下ろすことになるわけです。

そうすれば、手元は体に引き付けられ、

脇は締まり、両腕と体が連動します。

重力+体+腕の3つの力の

相乗効果で、パワー全開、スピード

全開となるわけです。

これが”縦”の正体なのです。

試しにゴルフボールを実際に打つボール

めがけて右斜め上から投げつけて

みて下さい。練習場ではなく、

広いお庭で!!

その時に自然にスナップ(手首)も

使いますよね。これなんです。

基本のアームワーク、リストワークは。

スナップが効いたら、インパクト直後に

ヘッドは最加速しますから、ヘッドに

つられて腕はひっぱられ、インパクト

直後に両腕が伸び切ります。

これで、球を飛ばす基本がOK!

アイアンの場合は、ヘッドが上から

下へぐっと落とされる時に最下点の

手前でインパクトを迎え、さらにヘッドが

地面を少しくぐるため、、自然とターフが

とれるのです。

ゴルフスウィングは、腕の縦振りが

命なんです。

厳密にいえば、ドライバーはティアップ

していてボールを相対的に左へ

置く分、最下点の先にボールが

あるため、両腕が伸び切るタイミングは、

インパクト直後ではなく、

ジャストインパクトかもしれませんね。

ただ、それもボールの位置、ティの高さに

よって微妙に変わりますので、

あまり神経質になる必要は

ないと思います。

♪腕を縦に振ってヘッドを加速させて

飛ばそう! ワンツー、ワンツー♪

以前プロゴルファーに「ゴルフスウィングは

横はなく、縦なんだ」と言われ、

練習場でつきっきりで1時間、この縦振り

練習を繰り返したことがあります。

最初は、ものすごく気持ちが悪かったのを

覚えています。なんせ、腕もヘッドも

縦に落とすんですから。

ヘッドがパき~んと地面を叩くんじゃ

ないかと不安にさいなまれました。

でも、何度やっても、地面を

叩くことはありませんでした。

それどころか、パシッとインパクトが

厚くなり、球が重い感じで

飛んでいきました。これには

びっくり!逆に、横に振ると

球は弱いし、曲がるしダフる。

だから、

今でも、そのプロゴルファーには

感謝しております。

ちなみにその方はこんなことも

呟いていました。

「今日の風? こんなの

そよ風、そよ風」と。

普通の人なら強風に感じる

くらいの台風のイントロ

みたいな風だったのに・・・。