パットの体質

2014-10-04 15:19:56 | ゴルフウイークリー

昔、雑誌のアンアンで”恋愛体質”という

言葉が多用されていた時代がありましたが、

ゴルフでも、ことパットについては、

”体質”があるのでは?と感じています。

それは、自分のショットがドロー系か

フェード系かによって、色濃く出てくる体質

なのかな、と思います。

ドローボールを駆使し、ロングヒッターの

上級者から以前、こんな悩みを

聞いたことがあります。

「下りのスライスラインが苦手。

ラインのイメージもタッチも出にくい」と。

こんな苦手コメントをふたりが口に

していました。

私自身はスライスを打つタイプなので、

この苦手感覚がぴんときません。

スライスラインよりもフックラインが

苦手です。ボールをどれくらいカップの

右にどれくらいのタッチで打てばいいのか

感じがでないことが多いのです。

おそらくドローを持ち球にしている人は、

その逆で、デリケートなスライスラインに

くると、タッチもラインも

感覚がイメージされないのでしょう。

これを私は、パットのドロー体質、スライス

体質と呼びたいと思います。

では、この苦手ラインを克服するには

どうすればいいのでしょうか?

私は思います。

それは、ドローの人は、フェードもスライスも

コントロールして打てるようになる練習を

積むこと。これしかなさそうです。

スライス(フェード)の人は、逆に

ドローをコントロールする練習を積むに

限るのでは?

つまり、自分がどれくらい右や左へ

打ち出して、どのくらいまで球を運ぶのか、

この感覚をドローとフェードの両刀使いで

磨くのがベストな方法だと思います。

今行われている日本女子オープンの

コースも堅くて締まったグリーンで、

ラインとタッチの両方が合わないと

なかなかカップインできません。

グリーンが難しくなればなるほど、

片方の体質では通用しなくなります。

今季、新人で優勝した鈴木愛選手は、

本来ドロー打ちですが、フェードボールも

ばんばん練習し、ピン位置によって

ドローもフェードも打てるように

準備しているそうです。

世界のトップは、この両刀使いが多く、

好き嫌いはいってられない厳しさの中で

闘っています。

今季の有望新人、鈴木愛選手は、

明日、栄冠をかちとるのでしょうか?

3日目、最終ホールを迎えた時点で

2位です。

ゴルフは甘くはないし、天候もピンポジも、

風向きや強さも変わります。

最終日、女神は誰に微笑むのでしょうか?

 

 


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