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クローズスタンスの効用

2016-03-13 09:32:10 | ゴルフウイークリー

今回は、スタンスの向きを工夫して

練習する方法のレポートです。

スウィング中、インパクト前に

腰が引けたり左ひざが割れたり

しやすい方。

私もそうなのですが、

俗にいう左サイドの壁が崩れやすい

人は、クローズスタンスの練習が

おすすめだと思います。

スクェアなスタンスから右足を

少し引いて構える。

こうすると、左脚全体に壁を感じやすくなり、

左脚裏にぐっとウェートが乗りやすくなる

のを感じると思います。

これだけで、左の壁が強く感じられ

崩さないで済むようになってくるはずです。

別な表現をすれば、左足1本で立って

スウィングする感覚に近く、左足を

動かしたらどうにも球に当たらなくなりそうで、

自然と左の壁を意識して振るようになる

ということなのです。

クローズスタンスでは、

ドローボールやフックボールも

打ちやすくなります。

インサイドアウトの軌道イメージが

持ちやすいためで、

スタンスの向きに沿って振り抜けば、

自然なインサイドアウト!

もちろん、インパクトでは、

フェースは目標に向かって

スクェア(まっすぐ)な状態を

保持するのが基本で、

フェースが開いたりすれば

話になりません。

球が右へすっぽ抜けるだけです。

こうやって、左サイドがしっかりし、

球をしっかりとつかまえる練習が

できると思います。

クローズスタンスの効用です。

ただし、スタンスを元のように

スクェアに戻せば、また左サイドは

引けやすくなりますので、要注意!

スクェアに戻してもクローズスタンス感覚で

振れれば、強い球が打てるようになります。

風の中でも力まずに

抑えた強い球が打てる。

これって中級者なら

誰しも憧れる球ですよね。

力まないで振るようになるには、

最初は、ハーフスウィングで

このクローズスタンス練習を

繰り返すのも得策です。

球がつかまるようになったら、

徐々に振り幅を大きくして

練習すると体に少しずつ

なじんでくるでしょう。

ハーフスウィングの時は、ランが多め、

フルに近いスウィングの時は、ランが少なめに

なってくるのもチェックしておくと、

実戦でも使えてくると思います。

私は、個人的に、このハーフ+クローズの

練習は8番アイアンくらいで

行っています。

 

 

 

 

 


今を生きるってことは?

2016-02-27 08:54:42 | ゴルフウイークリー

今回は、人生にもゴルフにも応用できる

生き方、考え方に着目したテーマで書きます。

ちょっと壮大で偉そうなテーマですが、

日常生活にもきっと当てはまると思いますので、

経験を踏まえて書いてみようと思います。

スポーツ界に限っていえば、

超一流選手というのは、その場その場の

集中力が半端なく凄い!と言えそうです。

裏を返せば、自分が今という時間でその一瞬

やるべきことに集中・無我夢中になっているから

時間も忘れ(超越し)ている状態だと感じます。

よくいわれるゾーンに入っていることなのでしょう。

マスコミのインタビューでも

他人の批判・コメントにも「それはその人の

考えだから、自分はコントロールできないし

コントロールできないものにこだわっても

意味ない。自分とは関係ないこと!」とはねのける

強さがあります(これは、もちろん、社会常識や

法、マナーを守った条件付きの話ですが)。

何だ、自分勝手な思い込みもあるじゃないかと

感じる方もおられるでしょう。

でも、その批判も違うと思います。

人の批評・コメントに振り回されないことは、

日々の生活でとても大事になります。

ヒントにさせてもらう、勉強させてもらう

スタンスはとりつつも、主体性は失わない。

この軸がはっきりしていてこそ、今を生きる

ことができると思うのです。

ゴルフという競技に当てはめてみますと、

最近面白いことに気づかされました。

このパットを入れればバーディがとれる、

ベストスコアが出るといったケースで、

あなたはどんなことを思ったり感じたり

しやすいですか?

私は、「よし!ここでバーディを必ず

決めてやる」と思いがちでした。

よくはまる心理パターンです。

強気、積極的でいいような気がしますが、

実は、ここが落とし穴のような気がします。

ゴルフって欲が出た時にミスする、墓穴を

掘ることがままあります。

なぜか?

いろいろと過去を振り返って考えてみました。

欲張ると、人間ってどこかに力みが

入りませんか? 平常心ではないから、

動きがぎこちなくなったり、心が動揺する。

欲が入って平常心でいられる人は

本当に悪い奴!?(笑)と思いますが。

話を元に戻し、今を生きているか否か?について。

これは、このバーディパットに臨む

瞬間に現れると思うのです。

バーディをとってやるというのは、

あくまでも結果であって、未来願望です。

目標でもあります。

でも、ここで結果は忘れ、今のこの

パットに集中する。例えば、

ラインをイメージし、ヘッドをそのライン上に

まっすぐ出すことに集中する。肩の力を抜いて!

というように、今の一瞬を大事にする人は、

結果願望ではなくて、今行うべきことに

集中していると思うのです。

私は、これに気づかされました。

今を生きるってこういうことなんだと。

一流選手というのは、このように周囲に

影響されない、今を真剣に集中して

生きる競技者といえると思います。

この生き方は、私のような凡人にも

大きなヒントになります。

最近、心理学者のアドラーという人の

書いた本が、ちょっとしたブームにになっていますが、

少しかじってみました。

すると、こんなことが説いてあったのです。

「人生は、点と点のつながりだ」と。

心理学の大御所フロイトが説いた

「人生は線でつながっている」と

意見を異にしていて、最初は

違和感を覚えました。

原因(過去)と結果(現在)を強く

結びつけるフロイトに対し、

今という時間の生き方をひとつの点に

見立て、その点のつながりだというのです。

もっと言えば、現在の姿は過去に原因が

あるのではないという視点です。

これには、衝撃を受けました。

人間は、今をいかに生きるか・・・

これしかないのだと。

過去に原因があって今を結びつけるのは、

こじつけだというのです。

これには、目から鱗が落ちました。

例えば、今自分が不幸だと思っている

人がいるとします。

それは、過去に両親が離婚し片親で

育てられたからだとか、生まれついて

病気をもっているからだとか、過去に

学校でいじめを受けたからだという人が

いても、それはいいわけであって

一蹴されてしまいます。

片親に育てられても立派に成人した

人もいるし、障害者として生まれても

立派に働いてるひとも居ます。

現在の状況を自分がいま何をするかも

考えず努力もせず考え方も変えようとせず、

過去の境遇のせいにし続ける。

これでは、棺桶に入るまで幸せには

なれないと思いました。

アドラー心理学のお蔭で

今を生きるっていう

ことが少し理解できたのと、

今を大事にすることがいかに

充実した人生になるのかに

気付かされた思いです。

お金持ちになるっていう未来の

目標ばかり追っても

今何をするかがなければ

無味乾燥な人生になってしまいそうですね。

 

 

 

 


左わきロック練習

2016-02-13 21:37:02 | ゴルフウイークリー

野球の楽天にドラフト1位指名で

入団したオコエ選手のバッティング練習に

注目していました。

左腕とボディをチュウブで巻き、

左わきをロック。この不自由な状態で

バッティング素振りを行っていました。

この練習は、ゴルフにも使えると

思います。

左わきがスウィング中に甘くならないから、

スウィング作りや矯正に利点があると感じました。

その利点は、2つほど。

1つ目は、左ひじが引けづらいため、

手元が浮きにくいという点です。

ひじを畳んで、左腕のひじから先、前腕を

スムーズにロールできるから、

フェースのターンもスムーズになり

基本となるクラブをインサイドインに

鋭く振れるようになると思います。

手元が浮かず体の近くに引き付けたまま

振れるためです。

2つ目は、腕力に頼り過ぎなくなり、

体の力も生かしてスウィングできるように

なる点です。

1つ目のメリットにリンクすることですが、

腕主体のスウィングから、腕と体の力が

協働作業してうまくリンクし、

体から腕、そしてクラブヘッドへと

エネルギー効率が良くなるためです。

力まずに振れるようになるはずです。

「ゴルフスウィングに力はそんなに

要らない」という真意は、こんなことから

来ているのでしょう。

腕の力だけで一生懸命に頑張っても、

ヘッド軌道は不安定、エネルギー伝達も

効率が悪く、振っても振っても飛ばないし、

曲がるという結果に終わってしまいがち。

私も、チュウブを使い、両腕と体を

ぐるっと巻いたまま、6番アイアンで

練習したことがあります。

「腕が自由に使えなくて違和感がある」と

感じましたが、腕をわがままに使えない分、

体と腕を協調させてスウィングするように

なります。

この一見不自由な練習でつかんだことは、

腕って力を込めて振るほど、ひじから上、

上腕に力が入るんだということです。

逆にチュウブでロックすると、

力みが影をひそめ、前腕をスムーズに

ローリングさせて振るようになるのです。

腕もちゃんと使えるようになるのです。

無駄がそぎ落される感覚です。

しかも、体の力が腕にリンクするから、

腕が力まなくても、160ヤードくらい

飛ばせます。チューブを外した時と

同じくらい、6番アイアンで運べます。

どうして?って最初は不思議でしたが、

体の力を効率よく使えるように

なると、腕に力感のないスウィングの

方が上質なんだと感じられるように

なってきます。

何事も、ゴルフだって”過ぎたるは

及ばざるが如し”。

腕の力に頼り過ぎるスウィングから

脱却するには、これまでの感覚から

さようならをする勇気も必要です。

腕にもインパクトにも力感の

ぐっと減った新感覚のスウィング、

目指してみませんか?

 


押しながら回せているか?

2015-12-06 09:29:15 | ゴルフウイークリー

昨日、久しぶりに練習にいってきました。

こんな時は感覚を取り戻すのが先なのですが、

練習にブランクがあると自分のスウィングが

どうなっているのか、それを見極めるのも

勉強でした。

SWの練習は、フルスウィングではないので、

さほど違和感を覚えませんでしたが、

PWになるとそうは問屋が卸しませんでした。

単純に斬れば、「手打ち」になっていたと

いうことです。

分析すれば、切り返しからの

下半身リードが崩れていたわけです。

練習を重ねているとき、調子のいいときは、

ヘッドがトップに行く一瞬前に、

右ひざの目標方向への送りが始まり、

右腰を押し込める態勢を作ってから

ヘッドを下す動作が始まります。

これが下半身リードです。

でも、ブランクがあると、このリードが

なくなり、上体と腕だけで打ってしまう。

いくら上半身で頑張っても、飛びませんよね。

完全な手打ちでした。

50球くらい打って気づき、右ひざを送り込む

シャドー動作をしてから、球を打つように

してみました。

すると、次第に感覚を思い出し、ミートできる

ようになったのです。

このように、練習をさぼってしまうと、

当たり前のことができなくなってしまう。

こんな当たり前のことに気づかされました。

通常の基本的なフルスウィングで下半身リードが

途切れたら、スウィング調整なんて無理です。

こうやって何とかPW練習を終え、

9番、7番、5番、3番と番手を上げていき、

アイアン練習を終了。

仕上げはドライバーでした。

下半身リードができてくると、

トップで待てる。”間”がとれるんです。

うち急ぎがなくなっていきます。

ここまでできれば、あとは、腕使いです。

ドライバーは、一番長いクラブですから、

遠心力が働く分、クラブに振られる度合いが

強くなります。

もちろん、この感覚でヘッドをびゅっと走らせる

ことができますが、もう一つ肝心なことがあります。

それは、手元を体の近くで下ろしきったら、

たたまれた右腕は伸ばしながらターンさせる。

これができるか否か、重要です。

重力の力を借りて、ヘッドに勢いがつき、

加速させるのですが、それを両腕で

サポートしてやらなければなりません。

特に大事なのは右腕の使い方です。

伸ばしながらターン!!

これでヘッドスピードが上がり、

ボールを強くとらえられるのです。

ミート率が上がった状態です。

この右腕使いで

ヘッドと手が体に巻き付くように

スウィングできればベストです。

バランスいいフィニッシュがとれ、

ボールの弾道をしっかりと

自分の目で追うことができます。

下半身リード、腕の押しとターンが

しっかりと決まったスウィング。

このときの打感は最高です。

手に心地よき感触と、耳にも

気持ちいい打音が響きます。

飛んで曲がらない、自己ベストの

飛距離を出せるショットが再現できます。

なんて理想的な表現をしてきましたが、

これをいつも短時間で再現できるかが

勝負ですね。

そのために練習をまめに行う必要が

あるのが分かります。

分かっているならやればいい!

実行が難しいんですね。

 

 


”すっと”立てた!・・・こんな経験はありませんか?

2015-11-28 10:38:20 | ゴルフウイークリー

体中が快感を覚えるアドレス。

毎回こんなアドレスができれば

ゴルフはもっと楽しいですよね。

でも、その日の体調や精神状態によって

アドレスすら変わるのがゴルフの

難しいところでもあります。

では、快感を覚えるアドレスとは?

皆さん、ティグラウンドで”すっと”

立てたと感じた経験はありませんか?

こんな時は、肩、腕、体、足にも

力みがなく、大切なタイミング

(インパクト直前から直後)で

力を込めることのできる構えに

なっているのでは、と感じます。

左右の足裏全体で均等に体重を

支え、頭は空に向かって斜め上へ

(前傾しているため)つり上げられた

感じで背すじが伸びています。

肩からひじは重力に逆らわずに

すっと下ろされ、ひじから下の

前腕部とリスト、両手は、クラブを

軽く支えるだけの力配分で、

ヘッドを軽く浮かせる状態に。

こんな感覚でいつも構えられたら

いいのになぁ、と思います。

力みのないバランスのいいアドレス。

これは言葉で上記のように分析

することも大事ですが、

自分で実際に構えた時に、どういう

フィーリングがもてればいいのか、

その尺度を植え付けることが

肝心です。

本番では、アドレスに関しては、

頼るべきは感覚だけですから。

自分の経験で言わせていただくと、

確かに”すっと”立てる日はありました。

でも、このいい感じのアドレスは、

なかなか長続きしなかったのです。

飛ばそうとする欲や、OBを打ちたくない

不安がそうさせていたのかもしれません。

また、体のバランス自体がゆがんでいる

のも原因かもしれません。

ですが、快感アドレスを継続させるには、

そんな課題を克服し、読んで字のごとし。

感じを覚え込ませるしかないのです。

これが感覚です。

再現性のあるアドレスにしましょう。

そのために練習があるんだと考えたら

いいと思います。

今自分で参考にしているのは、

生きるのに大切な「呼吸法」です。

ゆっくり鼻から空気を吸って

肺の中に息をため込みながら、

横隔膜を押し下げます。

こうすると

肺の内圧が高まり肺が広がって、

酸素を多く取り込めます。

そして、今度は、口から

ゆっくりと吐き出します。

この時、横隔膜を押し上げるように

意識します。

こうすると、強く息が出せ、全身が

リラックスできるんです。

この体内感覚でアドレスをとります。

こういう横隔膜を上げ下げする際には、

体幹のインナーマッスルを使うようにします。

感覚的には、下腹の力を使うことでも

ありかな、と感じてます。

こんな風にして、継続的に

”すっと”立てた時には、ナイスショットの

予感がありますし、

ゴルフが楽しくなってきます。

”すっと”立ち、スパ~ンとショットする!!

まさに快感です。

 

 


ゴルフはどこまで確率のゲームなのか?

2015-11-23 15:37:25 | ゴルフウイークリー

コースプレーの際、刻むか、果敢に攻めるか

迷うことも少なくないと思います。

こんな時、成功の確率が6割から7割以上あれば、

果敢に攻めてもいい!!という教えが一般的です。

先ずは、確率を考え抜いた模範例を紹介します。

私も所属したことのある関東エリアの某コース。

ここでクラブチャンピオンに5回以上輝いた

ことのAさん(HC1)の例です。

ひとつのパー4でクラブ別の平均スコアの

データをとっておられました。

バックティからでも350ヤード

くらいと短めのこのホール。

ティグラウンドからは谷越えで

120ヤードくらいキャリーが必要。

さらにその先70~80ヤードの左サイドは、がけが

控えており、そこに吸い込まれれば、ほぼ100%OBという

ホールレイアウトです。フェアウェイバンカーが

OBゾーンに行くのを幾分救済してくれるように設定して

ありますが、ホール全体が少し右へ折れ曲がっているため、

左サイドのがけが意外に迫っているのです。

実は、Aさんは、このホールのティショットを

ドライバーで打った時、3番アイアンで打った時で

各々スコアをつけ比較されていました。

3番で打つのは、OBまで届かず左へ行く確率を

抑えられると判断したためです。

いわゆる刻み作戦です。

両者のスコアデータをとったところ、ドライバーでは

4.15くらい。3番アイアンでは3.97くらい

だとかお話をされていました。

それぞれ50回くらいプレーした時のデータだ

そうです。

ここでは、ドライバーで距離を稼ぐよりも、

3番アイアンで確実にフェアウェイに運んでいく

作戦の方が、バーディもとれる率が高くなるとの

ことで、ティショットは確率を考え、3番で

刻む作戦に出るようにしたそうです。

ティショットがOBになれば、短いパー4とはいえ、

即ダブルボギーやトリプルボギーになってしまうわけですから、

このデータに基づいた作戦は賢明だと思います。

このように、はっきりとしたデータに裏打ちされた

作戦が組めれば、確率にそったゴルフができるのです。

ところが、実際には、ほとんどの場合、アベレージ

クラスの腕前では、このケースで成功と失敗する率が

どうなのか分からないことが多いと思います。

分からないから、ドライバーで無謀に攻めたり、

3番アイアンで超消極的にせこい攻め方をしたり

することになるわけです。

現実には、ハンディキャップが多い人ほど、

刻んでもドライバーで攻めても平均スコアは、

あまり変わらないかもしれません。なぜなら、

どのクラブで打とうが、大ミスが出る率が

高くなるからです。

そうなると、ティショットはドライバーが好きか否かで

決めた方が良い結果になることが多いのでは?

ドライバーが好きなら、他のクラブで刻んでミスするより

後悔しないことが多いですし。

ドライバーが苦手なら、自分の好きな他の番手を持つ方が

トリッキーなティショットには向くでしょうね。

でも、ラウンド90前後で回る力のある方は、

そんなに消極的な攻めは必要なくて、

ドライバーでフェアウェイを集中して狙う習慣を

持ち続けていたいものです。

なぜなら、キャリー不足で明らかにがけや池を

越えられない場合を除き、ドライバーで常に

フェアウェイにヒットする訓練をすることで

次のステップに進めるからです。

ミスしてOBを叩いたら、何が原因か徹底的に

詰めて考え、対策を打つ練習をしましょう!

どんなケースで、精神的にも肉体的にも

どんな状態になった時にミスしてしまったか

分析するのです。

私の場合、ラウンドの終盤、足腰が疲れると

上体が突っ込み、テンプラしたり、上体が伸びて

右へプッシュスライスしたりのミスが多い

時もありました。

要は、自分で自分のゴルフを知ることが

大事だと思います。

足腰が弱ければ、普段から歩く距離を

増やすことも対策に一つ。上体が伸びて

しまうのは、色々な原因がありますが、

私の場合は、下半身の動きが鈍った時だと

感じています。本番ショット前に、

素振りで下半身リード、腰の回転がうまく

行くようにチェックしてアドレスに入る

とか、さまざまな対策があります。

このように、ティショットでは、上級者や

プロ以外の方は、刻むとか複雑に考える

よりも、もっとシンプルに攻めて課題を

出し尽くした方がよろしいかと感じます。

ただし、グリーンを狙うショットの

場合は別です。

これにつきましては、

次回以降に書きたいと思います。


ゴルフと恐怖心

2015-11-08 09:02:05 | ゴルフウイークリー

ゴルフのラウンド中、恐怖や不安

感じるケースは少なくないと思います。

池越え、急斜面のがけ、深いラフ、深いバンカーなどが

眼前にあれば、視覚的に恐怖心が出てきます。

刻むか、勇敢に危険ゾーンを超したり近くを

狙ったりするか、迷うケースでもあります。

この恐怖心は、ゴルフに限らず

人生の局面局面で必ず顔を出してくるものです。

こんな時、どうしたらいいのでしょうか?

逃げますか?

私の個人的な意見ですが、逃げ切れるものだとは

思いません。

いつも逃げるクセがつくと、必ず、

そのつけは後日もやってきて

さらにひどい仕打ちを受けることもあります。

もっと前向きな経験を積むことで

自分の実力を知り、それから先の

課題や指針が発見できることも多々あると

思うのです。

自分の実力に合った対処法が

分かるようになると思います。

例えば、200ヤード超の池越え、

グリーン狙いのショットで

手前に刻んでも、再び、

150ヤード前後の池越えが

残るように、困難は消えません。

200ヤード超をユーティリティや

ショートウッドでしっかりと真剣に

狙って打つことが大事ではないでしょうか?

そこで仮に池ポチャを2~3回繰り返したら、

200ヤードキャリーを打ちこなすための練習を

必死で行うようになるはずです。

ゴルフの面白いのは、この小手先の

ごまかしがきかないケースが多く、

学習能力を鍛えられることでは?

こうやって逃げないゴルフを

続け、其のあと、考える。

自分の至らなさは何なのか?と

自問してみるといいと思います。

そこから次のステップに進めます。

これは、会社や人生でも

同じことだと思います。

失敗して傷つきたくない・・・

その不安が強くてチャレンジできない。

その繰り返しでは、ストレスが

心の中に膿のようにたまるだけ。

決断して失敗した時の方が

諦めが速く、次に切り替えられます。

ただし、ゴルフに関して

このチャレンジが無謀な攻めで

ないことが必要です。

そのために、自分の実力に合った

マネジメントが大切になります。

これについては、次回以降、

書こうと思います。

 


バンカーの設計について、設計者の配慮

2015-10-04 16:45:14 | ゴルフウイークリー

現在、日本女子オープンで息詰まる激闘が

続いています。3人によるプレーオフとなり、

誰が勝つかは、まだ分かりません。

舞台となっている石川県・片山津ゴルフクラブ白山コースは、

あの名匠、井上誠一の設計です。

井上さんのコースは、基本的に2グリーンで花道を

必ず造り、プレーヤーの技量にかかわらず花道をどう使って

グリーンを狙っていくかが明確になった設計となっています。

ただ、時代と共に、ベントワングリーンが主流となり、

後日改造されたようです。

それにしても、フェアウェイのうねりと傾斜、

フェアウェイバンカーに絞られたフェアウェイの

落とし場所の難しさも健在。

女子の大会でも久々のロースコアによる優勝争いと

なっています。

井上さんのコースは、競技で技を競う舞台という

意味で、とても考え抜かれた設計になっているのですが、

それに加えて、コースの保護に配慮した造りも

魅力的です。

それは、テレビ画面をご覧になっても分かる通り、

グリーン周りのガードバンカーは、あごから

グリーンエッジまで距離を置いて設計されています

つまり、あごとグリーンが隣接していないのです。

これにはどんな意味があるのでしょうか?

それは、プレーヤーのバンカーショットによって

砂がグリーン面に直接落ちないように

配慮されているのです。

グリーンは聖なる場所』・・・この精神が

生かされています。

バンカーの砂はグリーンにとっては異物。

グリーンのメンテナンスの妨げになり、

場所によってパットスピードも

変わってしまいます。

グリーンエッジからバンカーのあごまでに

ラフ芝が介在しているのは、

そんな思いが込められているのです。

私たちも、グリーンは聖なる場所として

プレーしたいものです。

ボールマークをフォークでしっかり修復し、

元の状態に戻すのも、その一つ。

コースを大事にすることは、設計家も

プレーヤーも同じ立場にありますから。


好調な選手は前傾を崩さない

2015-09-21 08:37:19 | ゴルフウイークリー

久しぶりのゴルフブログです。

秋を迎え、本格的なゴルフシーズン。

昨日は石川遼がANAオープンに勝ち、

女子は、日本ツアーに今年初めて参戦している

キム・ハヌルが勝ちました。

そんなこんなで、今日は、日本ツアーで

活躍中の選手ウォッチです。

女子ツアーで好調な選手は、スウィングで

前傾姿勢を崩さないですね。

見事なくらい、美しいボディバランスで

ショットしています。

典型的なのは、イ・ボミ、アン・ソンジュ、

それに原江里菜の3選手だと見ます。

でも、面白いことに、この3選手は、

3人3様の工夫と努力で、前傾維持を

勝ち取ってきたように感じます。

イ選手は、アドレスからフィニッシュまで

一貫して力みが感じられません。力むでもなく、

踏ん張るでもなく、上半身にも下半身にも

無駄な力を入れていません。

余分な力みがないから、インパクト付近で

身体が浮くことも

ないんだなぁ、と感じます。

アン選手は、ご存じ、べた足スウィングです。

ダウンスウィングからインパクト直後まで、

右足裏全体をぺたっと

地につけたままボールをとらえますから、

足を踏ん張って前傾を維持していくタイプ。

それには、足首やひざの粘りと柔らかさが

ないと、故障してしまいそうです。

マネできそうでできないスウィングです。

大抵は、右足をべた足感覚で振ったつもりでも

インパクト直前には、右のかかとは

浮いてしまうものです。

アン選手は、よほど足首とひざが

柔らかいのでしょうね。

原選手は、努力と工夫を積み重ねて

きたという足跡を感じます。

長い間、壁を越えられなくて

7年ぶりに悲願の2勝目を挙げましたが、

スウィングは見習うべきところが多くあります。

日本選手には珍しく、インパクトゾーンで

上体がやや沈み込むタイプ。

ショートアイアンになるほど、その傾向が

強く現われ、欧州の男子プロを彷彿させます。

好調なリ―・ウェストウッドを見ている

ようです。

男子のようにインパクトで力感もなく、

それでいてやや沈み込む上体。

ライにも風にも強いショートアイアンが

打てそうです。

ピンを狙い撃ちできるスウィングだと

思います。長年の苦労から編み出された

安定感抜群のスウィングだと感じました。

われわれアマチュアが、この沈み込みを

マネすると、ダフリやすくトップしやすいのですが、

原選手の場合、下半身を鋭く切って

抜けを良くして両腕をすぱ~んと伸ばして

ますから、美しく安定したショットが

今は生み出せているのでしょう。

感心しました。

このように、3者3様の前傾キープ。

マネできないところと、マネできるところを

見極めて、ショットの安定感を

図りたいものです。

 


ターフがとれるってことは・・・?

2015-07-26 08:41:11 | ゴルフウイークリー

ドライバーショットは、ティアップし

アッパーブローに打つのが基本なため、

ヘッドを上から入れる感覚には

なかなかなりにくい面がありますが、

やはりショットの基本は

『ヘッドを上から入れる』ことです。

アイアンショットでは、短いクラブに

いくにつれ、ターフ跡が自然と深く

なっていきます。クラブが短く

アップライトなために、ヘッドの軌道も

アップライトで、鋭角な入射角度で

インパクトを迎えるためです。

でも、このターフは、とろうとして

とれているわけではありません。

ヘッドを上から入れた自然な

結果なのです。

では、ヘッドを上から入れるとは

どういうことなのでしょうか?

ここが分かりにくい点です。

野球と同じような感覚で、

ピッチャーの投げたボールを

はじき返す要領でいいのでしょうか?

実は、ここにゴルフと野球の共通点と

相違点があります。

ゴルフは、止まっているボールを打つ行為。

ボールは、打つ前に逃げも隠れも

しません。静止したまま。

ところが、野球では、ピッチャーは

打たせまいとして、速球あり変化球ありと、

緩急に加え、曲がりも加えていきます。

そこで、バッターは、変幻自在に

バットを出す方向を瞬時に判断し、

打ち返す必要があります。

しかし、こんな野球にも止まったボールを

打つゴルフと共通点があるのです。

それは、バットのヘッド(頭)を

下げないことです。

ヘッドが下がれば、空振りやファウルに

なる率が高くなります。

ゴルフも同じです。

手首のコックを早くほどけばほどくほど、

ヘッドは早く下がり、右から左へ

(右利きの場合)横方向にしか

ヘッドを動かせなくなります。

上からヘッドを入れることができなく

なるわけです。これでは、ヘッドは

加速せず、機能どおりの飛距離が

出ません。出ないからスウィングする際に

力む原因にもなります。

そうではなく、ダウンスウィングでは

左手でクラブを引きおろしながら、

右手の力は温存。我慢して、

インパクト直前から右手の力を

解放!押し込むようにヘッドを

上から下へ入れ、右腕を

伸ばし切る。これで、

ヘッドは上から重力に沿って

入り、地面をかすめ取りながら

円を描き切って、最後にフィニッシュ

となるわけです。

この左手の「引き」と右手の「押し」。

この2つがタイミングよくかみ合えば、

ヘッドは上から下へ重力の力も

借りながら加速できますし、結果として

ターフがとれるのです。

ヘッドは上から下へ向かいインパクト!

これが、当たり負けしない強く

飛ばせるインパクトを生む

メカニズムです。

ですから、ショートアイアンで

ターフがとれるっていうのは、

いいスウィングをした証です。

ここでは、下半身の動きは割愛

しましたが、上下の役割分担を

しっかりと果たし、右手と

左手がうまくかみ合えば、

ターフはとれます。

力まなくとも・・・。

それくらいヘッドに加速感が

ついているということなのです。

 


全英OPの難しさ

2015-07-19 08:46:09 | ゴルフウイークリー

ゴルフの聖地、セントアンドリュースで

全英オープンが行われています。

今年は、雨や強風の大荒れの天候により

試合の進行が大幅に遅れています。

でも、この天候こそ、全英を闘う場そのもの。

快晴続きで、そよ風が吹くような大会など

あまり面白くありません。

天候に翻弄され、プレーのリズムを崩され、

体調管理の見直しと心の高め方のリセットなど、

体も心も忍耐を強いられます。

かなりきつい条件で困難さを伴いますが、

これらを乗り越えてこそ

真のチャンピオンと言えるのでしょう。

神様は粋な計らいをなさってるな、と

感じます。

全英といえば、かつて5度の最多優勝を遂げた

オーストラリアのピーター・トムソンが

こんなことを語っていました。

「このメジャーを制するのは、

ボールをどこに落とし、どういうラインで

どこまで転がるかを読み切った者だ」と。

これは、言うは易く、行うは難し。

全英の試合コースは、ご存じのようにリンクスで、

風の強さと向きが場所によって、目まぐるしく

変わるからです。

しかも、同じリンクスコースでも、地形は

違います。

大西洋側(グラスゴー側で西側)のタンベリーは、

ティとフェアウェイの高低差が比較的あり、

フェアウェイ上でもうねり、グリーンも砲台系に

なっているホールもあります。

片や、今回のセントアンドリュース(東海岸側でエディンバラ近郊)

やロイヤル・バークデール(2004年にトッド・ハミルトンが勝った西海岸コース)

などは、あまり高低差がなく、強風の日は、風の影響を各ホール

もろに受けてしまいます。

グリーン上のボールが

風で簡単に動いてしまい、試合ができないのも

そういう地形の特徴からくるのでしょう。

タコツボ型のポットバンカーがあり、地面が堅いのは、

どこも共通する点ですが、風の癖や風の影響は、

試合会場となるコースによって変わってきます。

ターンベリーなどは、低い場所から球を打った際、

最初は風の影響が少ないが、球が上がった途端に

強風にあおられることが多い。空中の読みが甘いと

攻略方法を間違えることになりやすい。

いずれにせよ、トムソンの言ったように、

風をどう読み、どの高さでどこへ落とし、

どう転がすか・・・・・このプランを

ワンショットワンショット瞬時に決断し、

クラブ選択をしなければなりません。

まさに、頭脳も体もへとへとになりそうな

闘いです。

今回の全英は、日本時間で日曜朝なのですが、

まだ3日目に入ったばかり。

選手たちの長い闘いは続きます。

まさに心技体!!

総合力が試される本格的な闘いに

なっています。

プレー順により天候からくる運不運も

でてくるでしょう。それに不満を

ぶつける選手も少なからずいるでしょう。

でも、戦いの場に臨んだらそんな不平を

言わず、闘って欲しいものです。

それが、ゴルフの醍醐味なのですから。

 


今をときめくジョーダン・スピースについて

2015-07-12 08:11:15 | ゴルフウイークリー

今年のマスターズ、全米オープンと

メジャー大会に2連覇し、世界の

トップを争うまでになった

ジョーダン・スピース

彼のゴルフは、一見して派手さは

ありませんが、よくよくウォッチ

してみますと、大変興味深い点が

あります。

先ず、アドレスからスウィング終了まで、

力感がまったく感じられない点です。

(ダイナミックなタイガー・ウッズの

スウィングと対照的ですね)

これが、派手さを奪っていると言っても

いいのでしょうが、実は、このポイントは、

強く粘りのあるゴルフのできる証では

ないかと感じます。別な表現をすると

すれば、すっと構えてスパ~ンと打つ。

皆さんもゴルフの調子のいい日は、

ティグラウンドで、何の力みもなく

すっと構えて立ち、すっと上げて

すぱ~んと打てた! なんて経験を

お持ちだと思います。

まさに、何も考えずに、無我の境地で

ナイスショットが出た。それも、

緊張感も力みもなく・・・。

それでいて、ゆるみもない。

こんないい意味の力感ゼロ

ゴルフができているのが、スピースだと

思うのです。

個人的には、かつて1999年全英オープンに

勝った先人マーク・オメーラ

(今は、米シニアツアーに参戦)に

アドレスの力感やスウィングのリズムが

酷似しているなぁ、と見入っていました。

この力感のなさは、どこから生まれて

きたのでしょうか?

分かりません。

でも、一つヒントになる点があります。

それは、左手のグリップです。

左手を被せて握っていない。

アプローチでもフルスウィングでも、

左手甲は、目標を指し続けるくらい、

スクェア状態(これをウィークグリップと

言う人もいますが・・・)。

親指の爪が真下の地面を指している。

このスクェアグリップも

力感に影響あるのかな?と感じています。

と言いますのは、左手を被せれば被せるほど、

腕をターンさせフェースをターンさせるだけ

球は曲がりやすくなります。

そこで、左手グリップに力を込めて

フェースをターンさせないような抑止する

力が必要になります。

必然的に左腕には力が入り、左肩にも

力みが出ます。

これでは、アドレスからスウィング終了まで、

スムーズな動きにはならないのでは?

スピース自身の体内感覚もあるでしょうが、

力みが感じられないのは、彼のグリップに

その秘密があるような気がしてなりません。

自分の筋肉を抑えるために使うのではなく、

伸びやかにヘッド加速のために使う

(フルスウィングの場合)。

アプローチでは、多くのケースで

フェースがターンしないように、

左手に力を入れている感じですが・・・。

それにしても、力感のないフルスウィング。

見習いたいものです。

年間グランドスラム(4大メジャーを

同一年で制覇)を狙う彼にとって、

この力感とスウィングリズムは、

生命線となることでしょう。

 

 

 

 

 

 


速く歩くための重心移動

2015-05-16 21:02:14 | ゴルフウイークリー

プロゴルファーは、コースでも速くさっ、さっと

リズミカルに歩きますよね。

速く歩くのは、身体のリズムを出す効果があり、

スウィングにも好影響があると思います。

それに、速く歩けるというのは、

健康の証とも言えるのです。

それは、歩く際の重心移動を調べると

よ~く分かります。

歩くとき、かかとで着地し、つま先へ

重心移動。そして、親指の付け根、母指球の

ところで地面を蹴っていく。

片足の動作を取り上げれば、

これが基本の動作。

ところが、私は、この動作がうまくできない

のです。理屈で考えれば簡単に

できそうなものなのですが、実は、

この重心移動は、直線的に行うのが、

最大のミソ。かかとから母指球まで、

直線的に重心を移動させると、

動きに無駄がなくなり速く歩ける

のです。

ところが、私の場合、この移動中に

重心が足の外側(小指側)に逃げる

クセがあり、直線移動がうまく

できません。ゴルフスウィングの

動きに例えれば、重心が小指側に

逃げると、足の内側が浮き、ひざが

外側に割れる動きになるのです。

これでは、ダウンスウィングでは、

腰が早く引けてしまいます。

足首が堅いせいなのかは不明ですが、

重心移動が不安定なために、

身体を姿勢よくバランスよく使った

素早い歩行ができないのです。

左右のアンバランス。

これでは、長く歩行を続ければ、

足の関節や骨、筋肉に左右差が

つきやすく、健康上も

よろしくないと考えます。

実際に、私の場合、右脚より

左脚の筋力が弱くなっています。

さらに、靴裏をチェックすると、

底は、小指側が両足とも減って

います。

これでは、健康にもよくないし、

ゴルフでもバランスよくスウィング

できないと思い、対策をとることに

しました。

それは、母指球に重心をかけ続けて

立つ訓練を積むこと。具体的には、

電車の中でつり革につかまったままで

いいので、つま先立ちをすることです。

母指球で床を踏みしめるにして、

つま先立ち。この時、多少、電車が

揺れても重心が小指側に逃げないように、

体幹と脚で支えるように気を付けます。

もう一つは、椅子に座ったまま、片足

ずつ床と平行なポジションになるまで上げ、

足指を全て天井に向けます。

これは、重心が外側に逃げないようにする

筋トレなのです。

たったこれだけなのですが、長く続ければ、

きっと重心移動がスムーズにできるように

なると信じ、頑張ろうと思います。

 

 


目玉の高等テク

2015-05-10 07:57:22 | ゴルフウイークリー

今行われています米ツアーの

プレーヤーズ選手権。石川遼が

久々に上位につけ奮闘しています。

ところで、バンカーの目玉は

どう対処されていますか?

この試合で、たまたま首位争いをしている

ケビン・ナが、難しい目玉の

ショットを披露してくれました。

目玉のバンカーで難しいのは、

ライもさることながら、土手が

高いケースです。土手が低ければ、

ボールを右目に置き、上からドン!

クラブヘッドのリーディングエッジを

ボールのところに突き刺すように

入れて終わりでいいのですが、

この打ち方ですと、ボールが

低く出て、しかもランも多くでます。

土手が高い時には、通用しません。

そこで、目玉になったボールの周囲を

フライパンでこさぎとるように

払う感覚のショットが必要に

なります。

そのショットをナ選手が見せて

くれたのでした。

ボールの手前から先まで砂を

たっぷりと取るため、砂の抵抗が

半端でなく強く、技と力が

要るショットです。

でも、ヘッドを鋭角でなく、

ゆるやかな角度で入れて砂を取る分、

ボールは高くゆっくりと出ます。

感性も要るショットです。

力むと、手前からヘッドが入りますから、

大ミスの恐れが大です。

ゆるむと、当然ながらボールの下の砂を

取れないので、お話になりません。

フライパンで目玉焼きを完成させる

要領で、さっと砂ごとボールを

えぐり取る。

ゴルフの中でもドキドキする

ショットの一つになります。

 


タイミングについて

2015-04-19 11:18:45 | ゴルフウイークリー

球数をこなしてないと、私の場合、

タイミングを忘れてしまいがちです。

トップから切り返す一瞬の間、そこからの

下半身と上半身や腕の連動がうまく

機能しないことが多々あります。

前回、この切り返しの間で、

右ひざを送り込む動作を一瞬入れる

ことでタイミングがとれるようになった

と書きましたが、ドライバーや

フェアウェイウッドなどの長いクラブに

なると、それだけでは解決しきれない

こともあるのが分かりました。

なぜか?

それは、シャフトが長いと、間をとる

意識だけだと待ちきれないことも

あるためです。

シャフトが長いから、ヘッドの

戻りが遅くて、体の左サイドが

開きすぎてしまうこともあるため?

開きすぎるというのは、腰が引ける

という意味です。

ゴルフって、やはり厄介なところが

ありますよね。

じゃあと思って、腕を早く振ろうと

すると、ダフったり引っかけたり・・・。

いわゆる上半身があわてふためいた

”打ち急ぎ”状態になってしまう。

当然、球は右にも左にも行きます。

でも、ここで細部をああでもない、

こうでもないと考えてしまうと

悪循環に陥りそうです。

やはり、いい時のタイミングを

取り戻すしかないと思いました。

ひとつヒントがありまして、

私の場合、ドライバーを振る時は、

ダウンスウィングで、ボールを

中心にややインサイドアウトの

ラインをイメージするのです。

インサイドインのラインイメージを

持つと、実際にはヘッドは

アウトサイドインになり、打ち急いで

しまう。当然、左サイドも崩壊するか、

崩壊寸前の状態でインパクトを

迎えることになります。

プロのように、強靭な下半身の粘りと、

柔軟性があれば、ヘッドをタイミング

よく戻せるのでしょうが、いかんせん、

それは無理!!

そこでのイメージ戦略です。

少し分かりづらいかもしれませんが、

インサイドアウトのイメージを

持つことで、トップからの切り返しで

一瞬を間を感じても、左サイドが

引けなくなるのです、

それは、仮想ラインで、ボールを

やや右に打ち出すイメージを

持っているためです。

これが、インサイドインよりも

インサイドアウトのイメージの

方がタイミングが合わせやすい

からくりなんです。

こんな自分をだます(?)テクニックで

タイミングを合わせています。

こうすれば、私の場合ですが、

ドライバーショットが改善され

いい時の状態へ

戻ってくるのです。

ボールをかなり後ろから見て

インサイドアウトの映像ラインを

思い浮かべる。この時、

ボールをとらえるまで、絶対の

頭を左へ移動させない。

ビハインド・ザ・ボールの原則

守りつつ振っていかないと、

長いクラブは、おかしなことに

なってしまうのです。