極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

優しく、丁寧に、賢明に

2020年05月25日 | 政策論



彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き、雷雨から救っ
と伝えられる "招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦
国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成のこ
と)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。愛称「ひこに
ゃん」。 


                     

13 子 路   し ろ
-----------------------------------------------------------------
「その身を正す能わざれば、人を正すをいかんせん」(13)
「近き者説べば、遠き者来たらん」(16)
「速やかならんと欲すれば、達せず。小利を見れば、大事成らず」(17)
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」(23)
「剛毅木訥(ごうきぼくとつ)、仁に近し」(27)
-----------------------------------------------------------------
18 葉公が孔子に自慢した。
「わたしのくにに、躬(ききゅう)という無類の正直音がいますよ。父
親がよそさまの羊をくすねたとき、すすんで訴え出たほどです」
「わたしのくにの正直音ならそうはしません。父は子をかばい、子は父
をかばいます。この自然の情に従うところに、むしろ人間らしい正直さ
を認めたいものです」

葉公語孔子曰、吾黨有直躬者、其父攘羊、而子證之、孔子曰、吾黨之直
者異於是、父爲子隱、子爲父隱、直在其中矣。
Magistrate of She said to Confucius, "There is a very honest per-
son in our village. When his father stole sheep, he prosecuted
his own father." Confucius said, "In our village, honesty is di-
fferent from yours. A father defends his children and Children
defend their father. I think this is honesty."

【ウイルス共生描論24:新型コロナウイルス現象学Ⅰ】

不明な遺伝子配列と実験の時間系列
中国湖北省の中国科学院武漢ウイルス研究所でコウモリ関連のコロナウ
イルス研究統括の石正麗氏(1964年生まれ)について、オーストラリア
のメディアが「中国当局に口止めされていた」と伝え、波紋を呼ぶ。そ
こには“情実人事”で研究所トップに抜擢された30代女性も関与してお
り、石氏ら第一線研究者との確執が複雑に絡んでいる。(新型コロナの
危険察知の“コウモリ女”の口を封じた17歳下“美人”上司(西岡省二) -
個人 - Yahoo!ニュース,2020.05.11)


「情報を漏らすな」
オーストラリアのニュースサイト「news.com.au」は5月3日、石氏と
武漢ウイルス研究所をめぐる確執を詳細に記す。同サイトは中国当局が
昨年12月30日、石氏の研究チームに血液サンプルを分析するよう求め、
分析の結果、石氏は新型コロナウイルスが人を殺すということを知っる、
したがって石氏は、新型コロナウイルス感染により武漢で人が死んでい
たことを知る世界最初の科学者の1人ということになる――と位置づけ
る。新型コロナウイルス感染拡大後、石正麗氏は中国人ジャーナリスト
と接触。このジャーナリストは同サイトの取材に「武漢ウイルス研究所
は今年1月2日の段階で遺伝子配列と関連の実験を終えていた。だが口
封じされた」との見方を示したという。実験の詳細は記されていない。
これを裏付けるかのように、同じ1月2日、同研究所の王延軼所長が「
重要提示」「武漢の原因不明の肺炎に関連した(情報の)公開を厳禁と
する通知に関して」と題する電子メールを研究所の全職員に送っている。
その中で王延軼氏は次のように記している。 

 最近、原因不明の肺炎が社会のパニックを引き起こしている。我々
 は現在(それに)関連した業務を進めている。国家衛生健康委員会
 はメディアや個人メディア、ソーシャルメディア、提携企業を含む
 部外者に今回の肺炎の情報を漏らさないよう要求している。

同研究所による「遺伝子配列と関連の実験」と所長のメールの関係は、
不明だが、こうした事実関係が正確であれば、中国当局は1月2日の段
階で、事態の深刻さを把握して情報管理を進めていたことになる。同サ
イトは、石正麗氏が4月のオンライン講義で、自分たちのチームは1月
14日、自分たちが特定したウイルスが、ヒトに感染する可能性があるこ
とを確認した」と話した、と伝えている。中国当局が「ヒト・ヒト感染
確認」と発表(1月20日)する6日前。石氏をめぐっては現在、オース
トラリアを含む英語圏5カ国の情報ネットワーク「ファイブ・アイズ」
が調査を試みているとされる。同サイトによると、石氏は「安全管理が
不十分なため誤って新型コロナウイルスが漏れ出たのではない」との主
張を続けているという。ただ、米科学雑誌とのインタビューでは、石氏
は感染が爆発的に拡大した際には「眠れぬ夜が続いた」と弱気になって
いたようだ。オーストラリアは新型コロナウイルスの起源を調べるため
の独立調査機関の設立を呼び掛けており、中国との関係が険悪化してい
る。(参考資料:「新型コロナの真相調査を!」叫ぶオーストラリアに
中国がちらつかせる“制裁”)




情実昇進 美人所長
実は、武漢ウイルス研究所では所長の王延軼氏をめぐるいざこざが起き
ていた。王延軼氏は1981年生まれ。2004年に北京大学生命科学学院卒業
後、2006年に米コロラド大学で修士号を取得。帰国し、2010年、武漢大
学生命科学学院で博士号を取得。2012年に武漢ウイルス研究所に入り、
2018年に37歳で所長になるというスピード出世を果たす。この人事に批
判が集中している。本人の実力ではなく、15歳年上の夫・舒紅兵武漢大
学副学長の七光りをバックにしているという声が根強い。舒紅兵氏は
1967年、重慶生まれ。
免疫学が専門で、2013年には武漢大学副学長、2014年には武漢大学医学
研究院長を兼任。北京大学生命科学学院で特任教授を務めていた2000~
2004年、教え子だった王延軼氏と知り合った。インターネット上では「
王延軼氏は舒紅兵氏の4度目の結婚相手」と噂されている。こうした事
情もあり、武漢ウイルス研究所では不満が噴出し、規律が緩んでいた。
>事態を案じた中国生命科学界の権威、饒毅・北京首都医科大学学長は
2月3日夜、舒紅兵氏に「微信」(WeChat)でメッセージを送り、こう
苦言を呈している。

「武漢ウイルス研究所の研究はウイルス学が中心であり、王延軼氏はそ
の専門家ではない。多くの研究者たちも彼女をリーダーとして認めてい
ない。これでは研究所の威信は保てず、指導力も発揮できない。彼女の
研究レベルはまだ低い。そんな状況では武漢ウイルス研究所は国内で尊
重されず、発展も難しい。」

彼女は若すぎる
そのうえで「最良の解決方法は、彼女に辞職願を提出させ、中国
科学院に害を及ぼさないようにすることだ。あなたの夫人は明ら
かに、武漢ウイルス研究所のリーダーとして適任ではない」と強
烈に批判している。また饒毅氏はメッセージの冒頭で、舒紅兵氏
が、教え子だった王延軼氏に手を出した点にも触れ、「私が(北
京大学生命科学学院教授に)就任してからは教え子との恋愛は禁
止した」と記し、舒紅兵氏自身にも批判の矛先を向けている。武
漢ウイルス研究所をめぐるトラブルはこの後も続く。王延軼氏が
全職員に送ったメールが流出したのが2月16日。その翌日には、
実在する武漢ウイルス研究所の研究員が中国版ツイッター「微博
(ウェイボー)」上で身分証番号を明らかにしたうえで王延軼氏
を誹謗中傷する文章を公開。「新型コロナウイルスは王所長が漏
らした」
「王所長はいつも研究所から実験用動物を持ち出して、武漢華南
市場で売っていた」

この投稿はデマとして扱われ、削除された。研究所のホームペー
ジは即日、当該研究員名義で「事実ではない」とする声明を出す
ほどの神経の使い方だった。こんな険悪なムードの中で持ち上が
っているのが、石正麗氏亡命の噂というわけだ。(参考資料:新

型コロナで注目の“コウモリ女”が「中国から機密文書を持ち出して米
国に亡命」情報の真偽)5月24日、新型コロナウイルスの最初の流行地
となった中国・武漢のウイルス研究所では、現地のコウモリから採取し
た3種の生きたコロナウイルス株を保管していたが、今回世界中を混乱
に陥れた新型とはどれも一致しないことを同研究所長が公表。(武漢研
究所が保管のコウモリ由来コロナウイルス株、「新型とは別」と同所長 
AFPBB News、2020.05.24)。

世界で34万人を死に至らしめた新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」は、
元の宿主がコウモリで、そこから他の哺乳類を介して人間に伝染したと
科学者らは考えている。武漢ウイルス研究所の王延軼所長は13日に録画
され、23日夜に放映された中国国営の英語放送CGTNのインタビュで、新
型ウイルスは同研究所から流出した可能性があるとする米国のドナルド
・トランプ大統領らの発言は「全くの作り話」だと反論、現在われわれ
の手元には3種類の生きたコロナウイルス株があるが、SARS-CoV-2に最
も近似しているものでも、79.8%しか一致しないと言明。武漢ウイルス
研究所では04年から石正麗授が率いるチームが、約20年前に流行した「
重症急性呼吸器症候群の感染源追跡」に焦点を当てた、新型とは別種の
SARSコロナウイルス(SARS-CoV)の研究を行っている。王所長は「新型
コロナウイルスの全ゲノムはSARSコロナウイルスと80%しか一致しせず、
明らかな違いだとし、これまでの石教授らの研究では、SARSコロナウイ
ルスとの近似性が低いウイルスについては注目されてこなかったと話し
ている。

Zhengli SHIはフランスの米国大使館に亡命を求めている。(Bat Woman
Zhengli SHI Seeking Asylum In US Embassy In France、Covid-19 News
/info)

過去48時間にツイッターの噂が広まり、バットハンナウイルス学研究所
の主任科学者である"バットウーマン"こと石正麗教授がさまざまなバッ
トコロナウイルスの研究に使用したという噂があった。彼女は中国を脱
出し、現在ヨーロッパ、特にフランスにいる。
同じ噂はまた彼女が必要としているウイルスが研究室から来たことを示
す彼女の何千ものドキュメントを持っていることにも言及している(彼
女は、CCPの圧力が原因で研究室の漏出水が広まり始めたとき、この数
か月前に公に否定する)。

関係の根本的な変化
ウスチャイナモーニングポスト経由:コロナウイルス:中国のウイルス
学者Shi Zhengliが病原体の進化に関する新しい論文を発表しました。新
しいコロナウイルスの起源について論争の的になっている理論の主題で
ある中国のウイルス学者であるShi Zhengliは、Sars関連の病原体とそ
の動物宿主に関する新しい研究を発表した。武漢ウイルス学研究所の新
興感染症センタの責任者、Shiは 木曜日にプレプリントウェブサイト
Biorxiv.orgに掲載された論文で、中国の馬蹄コウモリがサーズ関連コ
ロナウイルス(SARSr-CoV)の自然宿主であると述べた。未査読論文は、
コウモリが遺伝的多様性の高い、特にスパイクタンパク質に多くのコロ
ナウイルスを保有していたと述べ、感染促進に時間をかけて進化したこ
とを示唆。テストされたすべてのコウモリSARSr-CoVスパイクタンパク質
は、コウモリACE2よりもヒトACE2に対する結合親和性が高かったが、SA
RS-CoV対応物と比して、ヒトACE2に対する結合親和性が10分の1であっ
た。ACE2、またはアンジオテンシン変換酵素2は、コロナウイルスがヒ
トの細胞にフックして感染するためのエントリポイントを提供するタン
パク質。一方、スパイクタンパク質は、ヒトの細胞に結合するウイルス
の一部。以前の研究室の研究では、Covid-19を引き起こすコロナウイル
スと、中国南東部の馬蹄形コウモリで発見されたコロナウイルスとの間
に強い遺伝的つながりが確立された。2002年から2003年にかけて中国南
部に蔓延したSARS(重症急性呼吸器症候群)病原体の天然コウモリリザ
ーバーの発見など、石教授は研究所での彼女の仕事について激しい憶測
の対象になっている。

ドナルドトランプ米大統領は先月、米国の諜報機関が「人造または遺伝
子組み換えではない」と述べた後でも、新しいコロナウイルスが武漢ウ
イルス学研究所に関連していると確信していると語っている。

感染が感染した動物から発生したのか、実験室での事故によるものかを
判断するための情報。彼女は数週間前に病原体がどういうわけか彼女の
研究室から漏れていたことを否定。「私のウイルスは研究室とは何の関
係もないことを補償する」と彼女は2月のWeChatで投稿で述べている。
彼女は今月再びソーシャルメディアを利用、家族と中国から亡命したと
いう噂を却下し、何百もの機密文書を彼女と一緒に持ち帰る。
3月9日、彼女は新しいコロナウイルスに関するオンラインディスカッシ
ョンに参加した。私は2018年に、こうもりSARS関連コロナウイルスの異
種間感染の可能性が非常に高いと予測していたと話すが、
私が住んでい
る街でそれがすぐに発生するは思っていなかった…。
」(H5N1: Animal
to human diseases、H5N1、2020.05.16)


武漢研究所が保管のコウモリ由来コロナウイルス株、「新型とは別」と
同所長新型コロナウイルスの最初の流行地となった中国・
武漢のウイル
ス研究所では、現地のコウモリから採取した3種の
生きたコロナウイル
ス株を保管していたが、今回世界中を混乱に
陥れた新型とはどれも一致
しないと、同研究所長が発言。世界で
34万人を死に至らしめた新型コロ
ナウイルス「SARS-CoV-2」は、
元の宿主がコウモリで、そこから他の哺
乳類を介して人間に伝染
したと科学者らは考えている。

武漢ウイルス研究所の王延軼所長は13日に録画され、23日夜に放映され
た中国国営の英語放送で、新型ウイルスは同研究所から流
出した可能性
があるとする米国のドナルド・トランプ大統領らの
発言は「全くの作り
話」だと反論。さらに「現在われわれの手元
には3種類の生きたコロナ
ウイルス株があるが、SARS-CoV-2に最
も近似しているものでも、79.8%
しか一致しない」と言明した武
漢ウイルス研究所では2004年から石正麗
教授が率いるチームが、
約20年前に流行した「重症急性呼吸器症候群の
感染源追跡」に焦
点を当てた、新型とは別種のSARSコロナウイルス(SA
RS-CoV)の
研究を行っている。王所長は「新型コロナウイルスの全ゲノ
ムは、
SARSコロナウイルスと80%しか一致しない。明らかな違いだ」と
し、「これまでの石教授らの研究では、SARSコロナウイルスとの近似性
が低いウイルスについては注目されてこなかった」と述べ
た。 新型ウ
イルスの流行に武漢ウイルス研究所が関係していると
いう陰謀論的なう
わさは数か月にわたってインターネット上で流
布していたが、より公式
な場で取り沙汰されるようになったのは、
トランプ氏やマイク・ポンペ
オ米国務長官が同研究所から流出し
たという証拠があると言ってこの説
を持ち出している。新型ウイ
ルスについて武漢ウイルス研究所では、昨
年12月30日に未知のウ
イルスのサンプルを受け取り、このウイルスのゲ
ノム配列決定に
至ったのが今年1月2日で、世界保健機関に報告を提出し
たのが1
月11日だと説明してきた。王所長はインタビュー内で12月にサ
プルを受け取るまで新型ウイルスは「見たことも、研究したことも、
保管したこともなかった」と述べ、「事実、他の誰もがそう
であるよう
に、われわれもこのウイルスの存在を知りもしなかっ
た」「保管してい
ないものがどうやって流出し得るのか?」と反
問する始末である。

✔「こうもりSARS関連コロナウイルスの異種間感染の可能性が非常に高
い」ことと「私が住んでいる街でそれがすぐに発生するとは思っていな
かった」との間のイベントタイムラインの空白を明確にすることが最大
の焦点となる。



新コロナウイルス昨年8月に国内侵入蔓延していた
今回、100名以上の同志達で、MS Task Force for COVID19  (以下
MSF)を結成。MSFでは今回のCOVID19による感染がすでに昨年秋、日
本国内で第一波が蔓延していた可能性があると考え、仮説検証試験
を行なっております。厚生労働省の基準に則って、2019 9〜2020
2月の過去の検体による後ろ向きコホート研究、および、2020 4月
から10月にかけての日本全国多施設検体による前向きコホート研
究を、中国FDAおよび欧州CEの国際承認のある、イムノクロマト法
による IgG IgMキットであるイノビータおよび、ELISA法によるIgG
キットを利用して、現在仮説検証試験中です。2020  5/5  現在、
以下の通りの前向きおよび後ろ向きコホート研究の途中結果を得
ておりますので報告。今後の結果については追って詳細結果をまと
めた上で学会発表等を行い、その他MSFとして発表する。既に先行
前向き試験の結果は学会へ提出(二次査読中)する。

昨年9月24日、凍結血清でのIgG陽性例は8月20日から数年症状のな
かった長引く喘息発作症状を突き止めている。今後症例発表を行う予定
で、遅くとも昨年8月には日本にCOVID19が上陸し、昨年秋に感染が蔓延
していた可能性が高いと考え、IgG抗体の低下に伴う二度目の感染を起
こすと、2020年3月頃より第二波が開始している推測する。今後、大規
模な抗体検査の実施が望まれまた、IgG陽性者は今後、ELISA法----Enzy
me-Linked Immuno Sorbent Assay;イライザ、エライザ、あるいはエラ
イサと呼びます)は、試料溶液中に含まれる目的の抗原あるいは抗体を、
特異抗体あるいは抗原で捕捉するとともに、酵素反応を利用して検出・
定量する方法----により半年間の観察を行い、抗体がどの期間まで持続
するか、数値で明らかにする予定。また、世界中で昨年6月以降の検体
での後ろ向きコホート研究---コホート研究(cohort study)とは、疾
病の要因と発症の関連を調べるための観察的研究の手法の一つである。
要因対照研究、前向き研究(prospective study)ともいわれる特定の
疾病要因に関わっている(例:ウイルスが感染する可能性の環境にいた
)集団と、無関係の集団の2グループを作りそれぞれのグループの中で
の対象疾病発生率を算出することで、要因と疾患発症の関連性を調べる
ことができる。コホート(cohort)とは古代ローマの歩兵隊の1単位を指
す英語だが、共通因子を持った集合体という意味も持つことから、集団
を利用するこの研究が「コホート研究」と呼ばれるようになった----を
やるのが最重要だと考える。


MSFでは第二波で重症化するメカニズムが隠れていると考えている。また
パンデミックでの重症化の主病態をサイトカインストームによるものだ
と疑っている。サイトカインストームのメカニズムはまだはっきりと解
明されたわけでなく、間質性肺炎血管炎の誘引になると考えられてい
る。海外では小児の川崎病類似症状の出現や20-30%の症例で血栓症が
出現しているとの報告がある事からも血管炎からの血栓症の出現と考え
るのが病態も説明しやすいと考える。

肺その他の病理標本からもサイトカインストームを示唆させる所見が出
ている。また、二度目の感染で重症化する可能性がある為、IgG抗体陽性
者こそ、今後の感染時に重症化リスクが高くなると考えている。また、
治癒症例において、再感染事例の報告が多発。現状ではIgG抗体の有無だ
けでは説明が出来ず、中和抗体の獲得が出来ているかの研究には今後時
間を要します。まずはしっかり感染を防御する事が最優先であると考え
ている。今後、疫学研究結果をまとめ、詳細検討の上、学会発表などを
通して、更なるメカニズムの解明、治療法の検討に努めていきたいと考
えている。(MS Task Force for COVID19代表福島淳也「2019年 8月に
COVID19 が日本国内へ侵入し、蔓延していた可能性」葵から菊へ&東京
の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers)

 

【ポストエネルギー革命序論 178】




光と影のコントラストで発電する「陰影電池」
5月24日、シンガポール国立大学の研究グループは、影の効果を利用
した発電デバイスを開発することで、影を有効利用、この新たなデバイ
スは「影効果エネルギー発生装置(SEG)」と呼ばれ、屋内に生じる光
と影のコントラストによってエネルギーを供給。
【要約】
影はどこにでもあります。影の工学的用途はあまり見られず、このユビ
キタス効果はオプトエレクトロニクスアプリケーションでは精力的に回
避されている。この作品では、シャドウキャスティングからデバイス
で発生する照明コントラストを清掃し、ジェネレーターの一部をシャド
ウに配置するだけで直流を生成するシャドウエフェクトエネルギージェ
br />ネレーター(SEG)を紹介。影効果のメカニズムは、ケルビンプロ
ーブ力顕微鏡(KPFM)によって実験的に検証。 SEGは、弱い周辺光の下
で発生する照明コントラストからエネルギーを収集することができる。
最適化を行わない場合、この発電機の電力密度は、影が持続する0.001
太陽の屋内条件下で0.14μWcm-2。同社のSEGは、影の影響下で市販のシ
リコン太陽電池よりも200%優れている。非常に低い強度(0.0025太陽)
で生じる影の存在下で発電機から収集されたエネルギーは、電子時計(
1.2 V)を駆動でき、らに、SEGは、影の動きを追跡することにより、
移動するオ>ブジェクトを監視するためのセルフパワーセンサーとして
機能できる。コスト効率、シンプルさ、安定性を備えたSEGは、環境条
件からパワーエレクトロニクスまでグリーンエネルギーを生成する有望
なアーキテクチャを提供し、特に建物内のスマートセンサーシステムの
一部として提供。


【要点】①室内でも効率的に発電可能な「影を利用した電池」②光と影
のコントラストによって生じる電圧差で発電適切な条件下では、太陽電
池の2倍の発電効率をもつ
【原理】
室内ではどこでも、照明による光と物体による影が生じる。このコン
トラスト部分にSEGを置くことで影の部分と光の部分の間に電圧差が生
じ、電流が発生する;">影の存在下でエネルギーを収集するこの概念は
前例のないもの。
SEGは柔らかくて透明なプラスチックフィルム上に配
置された「SEGセル」から構成。各SEGセルは、シリコンウェハー(回
路を書き込むためのシリコンでできた基盤)上に金の薄膜を重ねられた
つくりになっており、市販の太陽電池に比べて低コストで製造可能。

糖尿病や脂肪肝の原因に関わる経路を解明 


5月22日、神戸大学の研究グループは、糖尿病や脂肪肝の重症型で
ある非アルコール性脂肪性肝炎の原因に関わる経路を世界で初めて明
らかにしました。非アルコール性脂肪性肝炎は糖尿病に合併しやすい慢
性の肝臓病で、進行すれば肝硬変や肝がんなどの重篤な病態に繋がりま
すが、その発症のメカニズムは明らかではなく、有効な治療薬はありま
せん。今回の研究では、脂肪細胞でインスリンが働きにくくなると、
FoxO1というタンパクの働きを通じて、全身の臓器に影響が及び、糖尿
病や非アルコール性脂肪性肝炎の原因となることが解明されました。
この経路に作用する薬剤を開発できれば、糖尿病や非アルコール性脂
肪性肝炎の治療薬になることが期待。この研究成果は、5月11日付け(
現地時間)で米国科学雑誌「Proceedings of the National Academy of
Sciences
of the USA (米国科学アカデミー紀要)」に掲載。
【要点】

①脂肪細胞でインスリンの働きが低下することにより糖尿病や非アルコー
ル性脂肪性肝炎が起きることを明らかにした。
②脂肪細胞のインスリンの働きの低下は、FoxO1というタンパクの働き
を「暴走」させ、糖尿病や非アルコール性脂肪性肝に繋がることを発見
③糖尿病については、より良い治療薬の開発が求められており、また、
非アルコール性脂肪性肝炎の治療薬はありません。今回の発見は、糖尿
病や非アルコール性脂肪性肝炎の治療薬の開発に繋がる可能性が期待さ
れる研究の背景日本の糖尿病患者数は1000万人を超えるとされ、糖尿病
によって引き起こされる様々な合併症の予防は、医療の重要な課題。
糖尿病に合併しやすい健康障害の一つに非アルコール性脂肪性肝炎が
あります。非アルコール性脂肪性肝炎は、脂肪肝を基盤に発症し、肝硬
変や肝がんなどの重篤な病態に進展する可能性のある慢性肝臓病ですが、
糖尿病との関係や発症メカニズムは明らかではなく、治療薬はない。脂
肪細胞は全身の代謝の制御に重要な役割を果たす。糖尿病や非アルコー
ル性脂肪性肝炎などの肥満と関連が深い様々な疾患では、脂肪細胞の機
能の障害が発症や進展の原因になると考えられてきが、脂肪細胞のどの
ような機能の障害が、どのようなメカニズムを通じて、糖尿病や非アル
コール性脂肪性肝炎の発症や進展に結びつくかは十分に明らかではない
脂肪細胞でインスリンが働きにくくなると、FoxO1というタンパクの「
暴走」によって全身に代謝の変化が起こり、糖尿病や非アルコール性脂
肪性肝炎が発症、従来全く想定されていなかった、脂肪細胞の機能障害
と疾患発症を結ぶメカニズムを発見。また、FoxO1の「暴走」は、ロイ
コトリエンB4という炎症を引き起こす物質を増やすことも見出す。
究の内容
インスリンは代謝を整える重要なホルモンであり、インスリン
が効きにくくなると、様々な病気が起こると考えられている。インスリ
ンの働きを伝えるタンパクであるPDK1を脂肪細胞だけでなくしたマウス
を作ったところ、そのマウスは脂肪細胞のみならず、全身でインスリン
が効きにくくなり、糖尿病と非アルコール性脂肪性肝炎を起こすことを
発見インスリンは、PDK1の働きを介して、FoxO1というタンパクの働き
を抑えることが知られている。そこで、脂肪細胞でPDK1に加えてFoxO1
もなくしたマウスを作ったところ、このマウスは糖尿病も非アルコール
性脂肪性肝炎も全く起こさなかった。このことは、通常、インスリンは
PDK1の働きを通じてFoxO1を抑制するが、脂肪細胞でインスリンが効き
にくくなるとFoxO1が暴走(過剰に活性化)し、全身でインスリンが効
きにくくなり、糖尿病と非アルコール性脂肪性肝炎が起こることを示す
(図1脂肪細胞のFoxO1の暴走が、どのようなメカニズムで他の臓器に異
常を起こすのかを調べた結果、FoxO1が5リポキシゲナーゼというタン
パクを増やすことを突き止める(図2)。5リポキシゲナーゼは炎症を
引き起こす物質であるロイコトリエンB4を作り出すタンパク。PDK1を
脂肪細胞だけでなくしたマウスで、ロイコトリエンB4の働きを抑えると
糖尿病が改善することがわかった。これは、FoxO1の暴走による異常の



少なくとも一部はロイコトリエンB4の働きによって起こることを示し
また、このようなFoxO1の暴走(過剰な活性化)や5リポキシゲナーゼ
の増加は、脂肪の多い餌を食べさせて肥満したマウスの脂肪組織でも起
こっていることも明らかにする。今回の研究により、脂肪細胞でインス
リンが効きにくくなると、FoxO1の暴走が起こり、糖尿病や非アルコー
ル性脂肪性肝炎が発症、そして、そのメカニズムにはロイコトリエンB4
という炎症を引き起こす物質が関わっていることを発見。脂肪細胞の機
能の障害が非アルコール性脂肪性肝炎を起こすことはもとより、インス
リンが炎症物質であるロイコトリエンB4の産生を調節することも、こ
れまでに想定されていなかった新発見です。今後の展開日本の非アルコ
ール性脂肪性肝炎の患者数は300万人を超えると推定されてるが、未だ
承認された治療薬はない。今回の研究は、「脂肪細胞を標的とした非ア
ルコール性脂肪性肝炎の治療薬の開発」という新たな道筋を示すものと
考えられる。また、ロイコトリエンB4の機能や産生を抑える薬剤は以前
から開発されており、過去には海外で喘息治療薬として市販されていた
ものもある。このような既に開発されている薬を用いて、新たに糖尿病
治療薬としての効果を検討するドラッグリポジショニングを行うことも
可能と考えられる。


● 今夜の寸評:優しく、丁寧に、賢明に
毎年この季節になれば、地殻の川で小鮎釣りになのだが、自治会役員+
世界的な新コロナウイルスパンデミックに令和恐慌の大盛りがつく。日
本の政府の対応は世界的なレベルでみれば上位3位に入る。それにして、
米・中・ロシア・印度・ブラジルと言った人口の多い大国は目も当てら
れない様である。肝心の「新型コロナ」はというと、中国科学院武漢ウ
イルス研究所で何が行われていたかという疑惑が益々膨らんでいるとい
うのが本音。そこで四つの言葉頭を過ぎった。優しく・丁寧に・賢明に
そして、「無知が栄えたためしなし」で結ばれることとなる。それにし
ても、西江州の岩魚の串焼きが食べたくなった。本当にうまいぞ!

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