極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エネルギ-と環境 ⑧

2024年09月04日 | ネオコンバーテック

彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時
代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜
(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-。ひこにゃんのお誕生日
は、2006年4月13日。
【季語と短歌:9月4日】


                 風の盆嵐の後の祭りかな    
                                       高山 宇(赤鬼)
【今日の短歌研究 ㉗】 
                                                    ゲルニカ
                                              菊池裕(中部短歌)
耳・鼻・眼・血は一音なれざ怨念のぱびこるゆゑに「身」を羽交絞め
蜜蜂の羽音が語源の無入植は俯瞰して待つヒト殺すため
千の眼は貴様をねらふ〈風刺画〉敗走すれば嗤うゲルニカ
色の無い空の色彩あらなくに生前葬に献花をたむく
加熱式煙草けぶれる昼下がり誰にも認証されてゐなくて
人生は自動化されたスプリクト「私はロボ"ットではありません」
いちにんのこどどしいへど多数派のなかのひとりとして暮れ泥む
                       角川短歌 8月号

※『ゲルニカ』(
Guernica [ɡeɾˈnika])は、スペインの画家パブロ・ピカソ
がドイツ空軍による無差別爆撃を受けた1937年に描いた絵画。即死者127
人、病院での死亡者150人超、負傷者300人超を数えた。因みに、ウクラ
イナ空爆での犠牲者数は。2024年2月15日時点で合計3万457人(国連人権
高等弁務官事務所)、米国の空爆による日本の爆撃被災者は約310万人、
死者は11万5千人以上、負傷者は15万人以上、イスラエルのガザ地区爆撃
の死者数は2万人超。

   
ヨーロッパ諸国による植民地制圧の手段として登場した空爆は、現代にい
たるまで、戦争の中心的な役割を果たし、その“負の発展”を支えてき
た。加害の側の力の圧倒的な優位性を背景に、とめどなく繰り返されて
きた破壊と虐殺の実態を追究。「早期に戦争が終結できる」など、脈々
と受け継がれてきた正当化論の虚構を浮き彫りにする。
【著者該歴】荒井 信一(あらい しんいち、1926年2月4日 - 2017年10月

11日は、日本の歴史学者。専攻は西洋史、国際関係史。茨城大学名誉教
授、駿河台大学名誉教授。大学退職後は、日本の戦争責任資料センター
共同代表、韓国・朝鮮文化財返還問題連絡会議を結成、代表世話人など
を務める。帝国主義や第二次世界大戦、戦争責任などを研究し、シンポ
ジウム出席やメディアへの執筆活動も行う。 2017年10月11日、胆管癌で
死去。91歳没。 第二次日韓協約は国際法上無効であるとする]。


❏ カーボンナノチューブの原子配列を制御して合成する手法
【要点】
カーボンナノチューブ(注1)の原子配列であるカイラリティを制御
 し合成可能な新触媒を発見。
・カイラル指数(6,5)のカーボンナノチューブを超高純度(≧95%)で合
 成することに成功。
30年以上未解決のカイラリティ制御合成に新たな道筋を示したことで、
 今後革新的半導体デバイス創出の可能性とその社会実装にが期待。
【概要】
9月3日、東北大学材料科学高等研究所(WPI-AIMR)研究グループは、CNT
sの新たな構造制御合成法の開発に成功。本研究では、これまで着目され
てこなかった多種類の元素を混合した新たなCNTs成長用触媒開発に取り
組み、ニッケル(Ni)、スズ(Sn)、鉄(Fe)を混ぜ合わせたNiSnFe触
媒が極めて特殊なCNTs成長触媒として作用することを発見。このNiSnFe
触媒を用いて合成条件を最適化することで、95%以上の超高純度で(カイ
ラリティCNTsのみを選択的に合成することに成功。


新たに発見した三元系触媒で実現した(6,5)CNTsの超高純度合成概念図

※カイラリティ、カイラル指数:ナノチューブを構成する際のグラフェ
ンシートの螺旋度に相当する構造因子。グラフェンシートを構成する六
員環の隣り合う二つの辺それぞれの法線の単位ベクトルをa1、a2、合成
ベクトルC=na1+ma2(n、mは整数)と表記する。カイラリティは、カー
ボンナノチューブを軸方向に展開したグラフェンシート構造において、
基準となる六員環が次に重なる位置のカイラル指数(n,m)で表現され
る幾何学構造。ナノチューブの電子状態はカイラリティによって決定す
る。炭素原子の六員環が平面状につながったグラフェンシートが円筒状
に丸まったカーボンナノチューブ(CNTs)は、優れた導電性や半導体特性、
光学特性、高い機械的強度を有することから、次世代のエレクトロニク
ス分野における新素材として大きな注目を集めています。特に一層のグ
ラフェンシートから構成される単層CNTsは、次世代半導体デバイス分野
において期待されている。産業応用に向けてはカイラリティと呼ばれ
炭素原子一つ一つの並びを制御できないことが大きな障壁であり、CNTs
の発見から30年以上未解決の究極の課題とされてきた。
【展望】
今後さらに様々な多元系触 媒を探索することで、他のカイラリティに対
しても単一カイラリティ制御合成 が実現できる可能性を示唆し。また、
実際に直接合成した超高純度(6,5)CNTs を超高性能半導体デバイスとし
て応用する研究も展開しており、既存デバイス の性能を著しく凌駕する
革新的半導体デバイス創出の可能性とその社会実装も 期待できる。
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1.特許第7537792号 薄膜、バイオセンサ、及びそれらの製造方法 
 国立大学法人  東京大学
【要約】
下図1のごとく、本発明者らは、以下の態様を有する本発明により、上
記課題を解決できることを見出した。
《態様1》 以下の工程(a)~(e)をこの順に含む、薄膜の製造方法:
(a)導電性基板を提供すること、
(b)第1の前駆体を用いて、前記導電性基板の表面上に第1層を形成

すること、
(c)前記第1層から未反応の物質の少なくとも一部を除去すること、
(d)前記導電性基板の表面上又は前記第1層に第2の前駆体を電気化

学的に結合させることによって第2層を形成すること、及び
(e)工程(c)及び(d)を繰り返すこと。
《態様2》
工程(e)を2回以上繰り返す、態様1に記載の製造方法。
《態様3》
 前記工程(c)が、電気化学的に行われる、態様1又は2に記載の製造

方法。
《態様4》
 前記工程(c)が、超音波洗浄によって行われる、態様1又は2に記載

の製造方法。
《態様5》
 前記第1及び第2の前駆体が、同一の物質である、態様1~4のいずれ

かに記載の製造方法。
《態様6》
 前記第1及び第2の前駆体が、それぞれジアゾ芳香族化合物から選択さ

れる、態様1~5のいずれかに記載の製造方法。
《態様7》
 前記第1及び第2の前駆体の両方が、ニトロフェニルジアゾニウムであ

り、かつ第1層及び第2層を、電気化学的に還元処理することで、アミ
ノフェニル基に変換する、態様1~6のいずれかに記載の製造方法。
《態様8》
 前記導電性基板が、電気化学的バイオセンサの電極であり、前記薄膜が、

前記電極の表面上に形成される、態様1~7のいずれかに記載の製造方
法。
《態様9》
 電極を含む電気化学的バイオセンサの製造方法であって、態様8に記載

の方法で前記電極の表面上に前記薄膜を形成することを含む、電気化学
的バイオセンサの製造方法。
《態様10》
 前記電極を有する電界効果トランジスタ、又は前記電極に接続されたゲ

ート電極を有する電界効果トランジスタを更に備える、態様9に記載の
電気化学的バイオセンサの製造方法。
《態様11》
アミノフェニル基を有する層を含んでおり、かつ
前記アミノフェニル基の緻密性が、10分子/nm2以上である、薄膜。
《態様12》
厚みが10nm以下である、態様11に記載の薄膜。
《態様13》
 電荷移動抵抗(Rct)が、50Ω・cm2以上である、態様11又は

12に記載の薄膜。
《態様14》
態様11~13のいずれかに記載の薄膜を電極の表面上に含む、電気化

学的バイオセンサ。
《態様15》
 前記電極を有する電界効果トランジスタ、又は前記電極に接続された

ゲート電極を有する電界効果トランジスタを更に備える、態様14に記
載の電気化学的バイオセンサ。得られる薄膜の緻密性をコントロールす
ることができる薄膜の新規な製造方法及びそのような方法によって得ら
れうる高い緻密性の薄膜を提供する。

図1.電界効果トランジスタを備えるバイオセンサの構成を例示
【符号の説明】 10 バイオセンサ 11 センシング部 12 電界効
果トランジスタ(FET) 21 ゲート電極 22 薄層 23 容器
24 参照電極 32 金属電極 33 ゲート絶縁膜 34 ソース電極
35 ドレイン電極 36 金属線(配線) 37 電源 38 電流計
【発明の効果】
本発明の方法によれば、様々な物質に基づく様々な緻密性を有する薄膜

を製造することができる。薄膜の緻密性をコントロールすることによっ
て、例えばバイオセンサの分野において特定のターゲット分子のみを電
極に透過させることが可能になり、バイオセンサの設計に非常に有利で
ある。また、この方法によれば、従来技術では達成されなかった水準の
緻密性を有する薄膜を製造できる。
  (1-4.2  薄膜の絶縁性の評価:交流インピーダンス測定)
 0~3回の反復修飾における交流インピーダンス測定のナイキストプロ

ットを図6に示す。また、算出した電荷移動抵抗(Rct)を下表2に
示す。

(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の工程(a)~(e)をこの順に含む、薄膜の製造方法:
(a)導電性基板を提供すること、
(b)第1の前駆体を用いて、前記導電性基板の表面上に第1層を形成す

 ること、
(c)前記第1層から未反応の物質の少なくとも一部を除去すること、
(d)前記導電性基板の表面上又は前記第1層に第2の前駆体を電気化

 学的に結合させることによって第2層を形成すること、及び
(e)工程(c)及び(d)を繰り返すこと。
【請求項2】
工程(e)を2回以上繰り返す、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記工程(c)が、電気化学的に行われる、請求項1又は2に記載の製

造方法。
【請求項4】
前記工程(c)が、超音波洗浄によって行われる、請求項1又は2に記

載の製造方法。
【請求項5】
前記第1及び第2の前駆体が、同一の物質である、請求項1~4のいず

れか一項に記載の製造方法。
【請求項6】
前記第1及び第2の前駆体が、それぞれジアゾ芳香族化合物から選択

、請求項1~5のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項7】
前記第1及び第2の前駆体の両方が、ニトロフェニルジアゾニウムであ

り、かつ第1層及び第2層を、電気化学的に還元処理することで、アミ
ノフェニル基に変換する、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方
法。
【請求項8】
前記導電性基板が、電気化学的バイオセンサの電極であり、前記薄膜が、

前記電極の表面上に形成される、請求項1~7のいずれか一項に記載の
製造方法。
【請求項9】
電極を含む電気化学的バイオセンサの製造方法であって、請求項8に記

載の方法で前記電極の表面上に前記薄膜を形成することを含む、電気化
学的バイオセンサの製造方法。
【請求項10】
前記電極を有する電界効果トランジスタ、又は前記電極に接続されたゲ

ート電極を有する電界効果トランジスタを更に備える、請求項9に記載
の電気化学的バイオセンサの製造方法

懐かしの映画音楽 He Was Beutiful
                 ディア・ハンタ-のテ-マより
『ディア・ハンター』(The Deer Hunter)は、1978年公開のアメリカ映
画。製作はEMIフィルムズ及びユニバーサル映画、監督はマイケル・チミ
ノ。脚本はデリック・ウォッシュバーン(英語版)。主演はロバート・
デ・ニーロ。第51回アカデミー賞並びに第44回ニューヨーク映画批評家
協会賞作品賞受賞作品(『ウィキペディア(Wikipedia)』)。




● 今日の寸評:森を見て木を見ず 「蟻の一穴」

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