極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

盛岡首都空港構想

2019年06月15日 | 政策論

   

                                                    ;                                                
5.公冶長  こうやちょう 

ことば -----------------------------------------------------------------------------
全28章のほとんどすべてが人物批評である。
人に禦る(あたる)に口給をもってすれば、しばしば人に憎まる」(5)
「道行なわれず、俘(いかだ)に乗りて海に浮かばん」(7)
「回や一を聞きてもって十を知る。賜や一を聞きてもって二を知る」(9)
「われいまだその過ちを見て、内にみずから訟むる者を見ず」(27)
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10 宰予が昼間から寝室にはいってしまった。そんな宰予をみて、孔子は言った。
「腐った木は彫刻の材料にならない。荒塗りがわるければ上塗りができない”といが、人間もこ
れでは、いくら叱ってみてもムダだ」  その後、こうも言った。
「わたしはこれまで、言うことが立派なら人間も信用できると思っていた。しかし今では、言う
ことだけ立派でも行動を確かめないと安心できなくなった。わたしをそうさせたのは、予なのだ」

〈宰予〉 宰我。宰我に対するときの孔子は絶望的な叱り方をする。しかしその弁舌の才は認め
ていた。

宰予晝寝、子曰、朽木不可雕也、糞土之牆、不可朽也、於予與何誅、子曰、始吾於人也、聽其言
而信其行、今吾於人也、聽其言而觀其行、於予與改是。

Zai Yu took a nap without learning during the daytime. Confucius said,
"We cannot carve on a rotten wood. We cannot make a mud wall with rotten mud.
How can I discipline Zai Yu? I believed in their acts by hearing their word at first. Now I watch
their acts by hearing their word. Zai Yu's acts taught me this thing."

Wikipedia

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【ポストエネルギー革命序論 Ⅶ】


 グリーン燃料事業篇:効果的な2段階糖化法

6賀ty14日、東京農工大学の銭衛華教授の研究グループは、高分子多糖を最小単位の糖に効率的に分解する2段階
糖化法───既存の方法に比べ糖化効率が30%ほど改善された。得られる最小単位の糖はバイオエタノール等のグリー
ン燃料の原料であり、将来的には工業化を視野───を開発しあことを公表している。この方法特徴は、この分解過
程は糖化と呼ばれ、糖化された最小単位の糖は単糖と呼ばれる。単糖は、燃料となるバイオエタノールやバイオブタ
ノール等のアルコールへと発酵過程を経て作られる原料。これらのアルコールはグリーン燃料で、液体無機酸や酵素
を使った糖化に研究の焦点があてられてきたが、酵素分解による糖化は、高い生産性とエネルギーの低コスト化が見
込め、さらに環境にも優しいので期待が高い方法。高分子多糖の酵素分解による糖化は、特に稲わらを使う場合は阻
害要因も存在する。米の収穫の副産物でもある稲わらには、デンプン、ヘミセルロース、セルロースと呼ばれる3種
類の複雑な高分子多糖が含まれている。ヘミセルロースは食物繊維の一部で、植物細胞壁に含まれ不溶性である。酵
素だけでは、様々な理由によりヘミセルロースやセルロースを分解することが困難である。ヘミセルロースやセルロ
ースを酵素で効率的に分解するには、コストのかかる前処理が必要。しかし、固体体酸触媒を用いた糖化技術は、コ
ストに対する解決策の1つ───固体酸触媒は、糖化の後でも回収でき繰り返し何度でも使える。原料となる高分子
多糖は不均一な物質、思ったほど簡単ではなく。例えば、摂氏180度以下でヘミセルロースは分解するが、さらに加
熱すると生成した単糖が副生成物へ転換されてしまう。一方、セルロースの分解は摂氏200度以上でのみ起こる。そこ
で銭教授らの研究グループは、稲わらからの糖化の生産性を高めるために、1段階目はヘミセルロース用で2段階目
はセルロース用という2段階法を考案。1段階目は穏和な固体酸で低温(150度以下)処理し、2段階目はより過酷
な条件(強い固体酸で210度以上の高温)で処理。この2段階法は効率がよく、既存の伝統的な1段階法と比較して、
単糖の収量が30%ほど増加した。ところで、最終目標は、この2段階糖化法によるこれらの草木質系バイオマスの糖
化プロセスの工業化であるとし、稲わらや他の原料(麦わら、コーンストーク等を使った場合の、新規開発の2段階
糖化法の実現可能性を評価するパートナーを探している。

 
 オールソーラー事業篇:ブロックチェーンを活用した太陽光電力のP2P取引実証へ

5月23日、東電傘下のTRENDE、トヨタ、東京大学が、ブロックチェーンを活用し、電力網につながる住宅や事業所、
電動車間での電力取引を可能とするP2P電力取引システムの実証実験を実施する。具体的には、同実証実験に参加する
各家庭や事業所、PHVからの入札情報が集約し、アクセスできる電力取引所を新設し、家庭や事業所ごとにAIを活用し
たエネルギー管理システム(電力売買エージェント)を設置。ブロックチェーンを活用した電力取引にいたっては、
中国電力が日本IBMと、先日はホンダがアメリカのゼネラルモーターズと提携のニュースが発表されており各企業でま
すますブロックチェーンの活用が広がりつつある。、

 

 電解水素製造事業篇:欠陥が発生しにくく、分離効率が改善されたグラフェンベー
ス脱塩膜の製造

6月14日、中国の研究グループは、カーボンナノチューブによる支援ネットワークを埋め込むことにより、研究者
らは海水脱塩用グラフェンベース薄膜の性能を向上させる方法を開発したことを公表。それによると、ナノポーラル
二次元材料は、イオンおよび分子ナノ濾過にとって魅力的であるが、広い領域にわたる不十分な機械的強度によって
制限される。
原子的に薄い膜の利点を完全に捉えながら優れた機械的強度を持つ大面積グラフェン- ナノメッシュ
/単層カーボンナノチューブ(GNM / SWNT)ハイブリッド膜を報告する。
単層GNMは、サイズ選択的分離を可能に
するために溶質イオンまたは分子をブロックしながら、水分子の効率的な輸送のための高密度のサブナノメートル細
孔を特徴とする。
SWNTネットワークは、GNMを物理的にマイクロサイズの島に分離し、GNMをサポートするための微
視的枠組みとして機能するため、原子的に薄いGNMの構造上の完全性を保証。
得られたGNM / SWNT膜は、塩
水または有機分子に対して高い水透過性および高い阻止率を示し、そしてそれらは管状モジュールにおいて安定した
分離性能を保持することを突き止めた。

 ソーラータイル事業篇:色素増感太陽電池で新材料、効率15%も視野に  

6月13日、 京都大学の研究グループは、現在世界最高のエネルギー変換効率を実現しているポルフィリン色素を上
回る性能を示す、新規ポルフィリン色素を開発したと発表。金属を用いない低コストの有機色素としては、血液(ヘ
モ}グロビン)や葉緑素(クロロフィル)など自然界にさまざまな形で存在するポルフィリン色素が研究をリードし
ている。ドナー・アクセプター構造を導入したSM315やGY50といったポルフィリン色素は太陽光を効率よく利用でき、2
014年にはエネルギー変換効率13%を達成している。今回の研究では、縮環ポルフィリン色素に注目した。縮環ポルフ
ィリン色素は、ポルフィリンとパイ共役分子の全体にパイ電子が広がることで高い光捕集能を持つが、外部回路への
電子の取り出し・電子の回収をうまく行えないことから、太陽電池の分子設計指針には不向きと考えられていた。

今回、ポルフィリンに直接パイ共役分子を縮環させるのではなく、炭素原子を挟み込んで縮環させたポルフィリン色
素DfZnP-iPrを設計・合成した。この色素を用いた太陽電池はエネルギー変換効率10.1%を実現。さらに、LEG4という
有機色素を組み合わせることで10.7%まで向上し、GY50を用いた太陽電池(10.0%)を上回る性能を示す。これらの
成果により、炭素原子を挟み込んでパイ共役分子を縮環させるという手法が新たな分子設計の指針なることを示した。
今後、更なる色素の改良で15%の実現も視野に入れる。実験室レベルでの変換効率15%が実用化のひとつの目安とさ
れており、色素増感型太陽電池の実用化に向けた一歩になる。



 水文環境図応用事業篇:地下水資源を活かした新たな都市づくり

6月14日、産総研の研究グループは、大阪府と同で地中熱利用システム(クローズドループオープンループ
に対応した2種類の地中熱ポテンシャルマップを整備し、水文環境図とともにウェブサイトに公開している。地下水
は生活用水のみならず、工業用水や農業用水として都市圏の経済を支えてきた。しかし、1930年頃から過剰揚水に
よる地盤沈下や塩水化が顕在化し、東京や大阪などの一部の地域では地下水利用が制限されてきた。近年では、地
下水位の回復による地下鉄などの地下構造物への漏水も問題化し、地下水位の上昇への対策に迫られている地域も
ある。こうした状況から、持続可能な地下水の利用と保全、ならびに新たな技術を活かした地下水活用が求められ
ている。

地中熱利用システムは地下水の熱や地下の温度差を有効利用して、少ない電力で冷暖房を行うことができる省エネ
技術であり、東日本大震災をきっかけに、昨今ではヒートアイランド現象や地球温暖化の抑制技術としても、注目
を集めている。これまでの研究例では地中熱利用システムの導入により、年間で40 %~50 %の節電・省エネが実
証されている。しかし、地域に適した地中熱利用システム設計や設置コスト試算を行うための情報が不十分である
ことなどが普及のネックとなっている。冷房需要の高い大阪府周辺で初めて地中熱ポテンシャルの評価手法を適用
できたことで、他の西日本地域でも冷房需要を想定した地中熱ポテンシャルマップの整備に展開できる可能性があ
る。また、大阪平野の水文環境図と2種類の地中熱ポテンシャルマップから分かるように、地域ごとの地下環境に
適した地中熱利用システムが定量的に「見える化」したことで、地中熱利用システムの導入コストや設置を具体的
に検討しやすくなる。

 

このシステムは世界を席巻するものであるとは、先回、記載したとおりである。

  June 105,  2019 

 抗加齢酵素事業:注射で若返り マウス成功、ヒトにも期待

6月14日、加齢で減少する血液中のたんぱく質の一種(酵素)を若いマウスからとり、老化したマウスに注射する
と、身体活動が活発になり、寿命を延ばすことを日米研究チームが突き止めたことを公表。ヒトでも、加齢でこの酵
素が減ることを確認しており、健康寿命を延ばす抗老化法の開発につながる。加齢で様々な臓器の働きが衰え、病気
の原因になる。その一因に、加齢で減る「NAD」という物質がある。NADは、eNAMPTと呼ばれる酵素によ
って体内で合成される。そこで、米ワシントン大や国立長寿医療研究センターなどのチームは、血液中のこの酵素を
分析。6カ月と18カ月のマウスで調べると、オスで3割、メスで7割減ること、老齢マウスでは、この酵素の量が
多いほど、その時点から長く生存する傾向があるも突き止めた。酵素の量が保たれるようにマウスを遺伝子操作する
と、高齢でも身体活動のレベルが1年若くなった。ヒトでいえば、50代が20代に若返るようなものだという。睡
眠の質、学習・記憶力、網膜の細胞の働きなども高く保たれていた。さらに、4~6カ月の若いマウスから、この酵
素を含む成分を取り出し、26カ月のメスのマウスに3カ月間与えると寿命が16%延びた。毛並みもよくなり、活
発に動いた。健康寿命にあたるような「中間寿命」を延ばすことを確認した。
   
https://www.cell.com/cell-metabolism/…/S1550-4131(19)30255-4

 



 温室ガス排出量削減事業篇:KLM 環境配慮型V字型飛行機

6月11日、世界的に、気候変動への航空セクタ負荷は全二酸化炭素(CO2)排出量のおよそ4%。就航中の航空機
の数は、特にアジア太平洋地域および中東地域で毎年増加し、2015年と比較して2035年までに2倍増と予測。国際航
空運送協会(IATA)はソウルでの年次総会を閉会。その間、KLMとTU Delft「Flying-V」の初期の設計を公表。改良
された空力形状と軽量化により、今日の最先端の航空機であるAirbus A350よりも20%少ない燃料消費を逓減。そ
の特徴は、ゲート、滑走路、格納庫など、既存のインフラストラクチャに対応できる。それは同数の乗客(314)と
同量の貨物(160m 3)を運搬。推進力は、例えば電動ブーストターボファンを使用することによって、将来の革新を
取り入れることができる世界で高燃料効率ターボファンエンジンで実現できるという。

※“ Flying-V”は、A350と同じ65 m(212 ft 5 in)の翼幅を持ちますが、55 m(180 ft 5 in)と短く、 A350より
は小さいが、V字型航空機は依然として標準構成で314人の定員乗客数で(A350-900は通常の3クラス構成で300-
350)。Vの翼幅はまた、航空機を取り扱うために空港改造が不要となる。今後の課題としては、❶横風の制御、❷
避難方法、❸電動化のための軽量化などが残件する。

 



【盛岡首長市移転構想Ⅱ:新盛岡首長市空港



 Apr.19, 2019

盛岡首長市空港構想の特徴は、 ❶全天候型(自動融雪・凍結・横風強風対応)、❷全自動滑走制御システム、❸環境
配慮型(全エネルギー独立分散型==生産・貯蔵・消費)、❹アクセス航空機乗務員数(250名)及び運搬重量上
限制限制、❺リスク極小化システム採用の5つの特徴をそなえている。このうち❶、❷、❸については、’the endles
s runway’(
無限の滑走路)───オランダの科学者ヘンク・ヘッセリンクの新しい空港コンセプトで、ターミナルビル
を取り囲む直径3.5 KMの円形滑走路で構成。最大3つの飛行機が同時に離着陸することを可能にする円滑走路は、従来
の空港のスペースのちょうど3分の1を占める。強風(横風)対策に、hesselinkは円形のトラックの上に横風のない、
風速と方向をフリー滑走路設計を採用───を参考に、滑走路サークルの直径を極小化させる設計構想(コンパクト
空港)している。

 ● 今夜の一曲

Spitz 優しいあの子



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