極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

布袋葵とギリシャ神話

2009年08月10日 | 神道物語



土用干し精も根も尽き果たし 濠に濡れ光る布袋葵


ファイル:Orthos Staatliche Antikensammlungen 2620.jpg

オルトロス(Orthros )あるいはオルトス(Orthos)は、
ギリシア神話に登場する双頭の犬。名前は「素早く」、
「速く飛ぶ者」の意。テュポーンエキドナの子。
ルベロス
を兄に持つ。 姿は黒い双頭の犬で、鬣(た
てがみ)一本一本と尻尾が蛇になっている。性格は落
ち着き無く、せっかちである。クレータ島またはゲー
リュオーン
の雄牛を守っていたが、ヘーラクレース
殴り殺された。また、エキドナと母子婚をし、ネメア
の獅子
パイア、ギリシア型スピンクス(♀)を産ま
せる。

Agios Pavlos(クレタ島の南岸部) クレータ

St Piran's Flag of Cornwall Cornwall

地中海沿岸の都市国家時代に至るまでの地方の自然現
象や口承或いは記録歴史(物語)を有する共同体の擬
人化、擬態化がギリシャ神話で出てくる神々、半神や
英雄とすれば話しが簡単となる。ゲーリュオーンには
スペインはイベリア半島のタルテッソス(古代王国)
で牧羊で生計を立てていたという説があり、その牧羊
犬がオルトロスというわけだが、タルテッソスは「錫
の島」(英国コーンウォール)と独占的交易していた
とされるから青銅器の製造や貿易で栄えた古代王国と
考えられ、ヘーラクレースに象徴されるギリシャの都
市国家と交戦し征服されのではと憶測される。


 オルトロスの犬 『ヒカリひとつ』

TBS「金曜ドラマ オルトロスの犬」が放映されて
いるが、このドラマの展開が読みづらいところにある。
ギリシャ神話の顛末ではオルトロスはへーラクレーに
よ殺されるというが、第3話では、竜崎臣司自身の疾
病や怪我は治せないという意外なシーンがあったのは
何を意味しているか、損な立ち回りの碧井涼介はこの
まま竜崎の脇役にして終わるわけないだろうし、仮に、
双生児とするとその水先案内人、二宮健は彼らの生い
立ちの謎のなにを開示させるのか?

File:Gustave Moreau 003.jpg Polycephaly


シュメールSumer, Shumer, Sumeria, Shinar)は、メソポ
タミア
(現在のイラク)南部を占めるバビロニアの南
半分の地域、またはそこに興った最古である都市文明。
初期のメソポタミア文明とされ、チグリス川とユーフ
ラテス川の間に栄えた。シュメールの名は、シュメー
ル人が文明を築いてから、アッカドやバビロニアの支
配を受けてシュメール人が姿を消し、さらにバビロニ
アがペルシャ帝国に併合されるまで続いた。

ファイル:Hop2.jpg

シュメールの楔形文字が使われ始めたのは紀元前三千
五百年頃とされるが、小アジアのトロイア周辺に青銅
文明を持つトロイア文明が栄えたのが紀元前二千六
百年
頃だから先行すること千年となる。



ファイル:Noah's Flood.jpg 聖書『ノアの箱舟』で描かれている大洪水

バビロニア神話は、メソポタミアのあたりに伝わる神
話・伝説のことである。世界で最も古い神話とされて
いる。これは『二つの川の間』という意味のメソポタ
ミア(現在のシリアやイラクの地方)の神話。その中
には一部、旧約聖書の創世記モデルとなるような部分
が存在する。(ウトナピシュティムの洪水物語がノア
とノアの箱舟の大洪水物語の原型となったとする説も
ある)この神話で有名な部分は天地創造や半神の英雄
ギルガメシュの冒険などが挙げられる。現在知られて
いる神話の形に成るまで三つの段階がある。

ファイル:Shorja samawa.jpg Uruk

最初にシュメール人が考えたシュメール神話である。
これは楔形文字で粘土板に書かれた、世界最古の神話
とされる。次にシュメール人を支配したアッカド人が
継承したアッカド神話である。アッカド神話は大きく
バビロニア神話とアッシリア神話に分かれるが、これ
は言語の違いだけであり、内容にほとんど差はない。
その大部分はシュメール神話に類似、或いはそのまま
の状態で継承されている。特に神々の名前など、シュ
メール神話同様のものが扱われる。

 

そして、この段階でほぼ現在に知られている古代メソ
ポタミア地域の神話は確立した。これらを総称してメ
ソポタミア神話、あるいは古代オリエント神話とも呼
ばれている。ただし、オリエントというとカナンのカ
ナン神話の系統(ウガリット神話、フェニキア神話)
や、ヒッタイト神話、エジプト神話なども含む場合が
あるという。このようにシュメール文明は多くの遺跡
から世界文明・文化の先駆的地域としていまでは考え
られており、従って、神話の歴史的展開のプロトタイ
プも当然含まれていると考えられる。

 Sumer

容量も尽きてきたが、シュメール人は広範に征服民か
移住民であると信じられ、地理的な起源がどこかを正
決定するのは難しく、一部の考古学者はシュメール人
が実際はメソポタミア平原の出自とする。他の学者は
単に言語学的な概念であり、シュメール語のみ適用さ
れ、民族集団として分離できないという。この時、シ
ュメール人は「カンガ人」と規定される。




ホテイアオイ(布袋葵、学名 Eichhornia crassipes (Martius)
Solms-Laubach)は、単子葉植物ミズアオイ科に属する
水草である。南アメリカ原産で、水面に浮かんで生育
する。花が青く美しいので観賞用に栽培される。別名
ホテイソウ、ウォーターヒヤシンス。水面を覆い尽く
すことから、在来の水草を競争で排除する事態や水生
動物への影響も懸念される。また、アレロパシーも有
する。米国原産で観賞用の「ホテイアオイ」。花言葉
は「好意」。




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