極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

凌霄花と静かなる革命

2010年07月12日 | 神道物語



庭先に 粛々と 枝延ばす 凌霄花 吾を叱咤す


 Campsis grandiflora

【明確な意思表示】

  
            さるすべり                のうぜんかずら
この時期に咲いているのは百日紅またひとつ落つ凌霄花

蟻の巣で傷んだ庭の木を一本伐採した跡に今
年で三年目の凌霄花(のうぜんかずら)が、
小雨降るなか花をつけ美しいく咲いている。
今朝は参議院選挙と知事選挙とW杯の優勝に
けりがつき大きな話題となっている。滋賀県
は政府民主党の優勢はびくともしなかったが
全国ではブログ掲載した危惧が的中してしま
った(『スジアラと脱役人天国』『インドゴ
ムノキと不知哉川の雪
』『南阿蘇と未来志向
型総括
』『消費税いわゆる財政健全化論』)。
それはそれで良いが、今回の話題の中心は後
者は「占い蛸の完全なる的中率」、前者は「
みんな党の躍進」だ。^^;

 

その「みんなの党」には共有できる政策も多
々あるが、そのバックボーンである「トリク
ルダウン理論
」は所得格差拡大による流動性
不全
がある。いわゆるレーガノミックスの「
小さな政府」は「軍事ケインズ主義」で支え
られながら→クリントン流「住宅資本主義」
を踏まえたブッシュ流「米英金融資本原理主
義」の破綻は記憶に新しい。その根底には経
済格差拡大と「社会倫理の欠落」(浮益追求
)があり、ギリシャ財政破綻の裏側には「米
英金融資本原理主義」の歓迎されざる復活が
見え隠れする。

 渡辺喜美

それともう1つ、研究はこれからだが先進国
での第三次産業生産高比率の推移が気になる。
勿論、高齢(医療)、少子(教育)、環境(
全産業)、画像(技術)、金融、公的サービ
ス等のソフトサービスの拡充で膨張傾向(景
気変動誤差を差し引き)にあるのだが-この
産業の画像(技術)部門が第4次産業にやが
て切り離される分、縮小するが-『デジタル
革命』の影響甚大でデフレの嵐をまともに受
けこれが縮小傾向を助長し、このことが<不
景感>を永続させる可能性がある。



従って、わたし(たち)の成長戦略は所得格
差の是正とデフレ克服の2点を重視するため
「行政改革」「財政改革」「地方分権促進」
の3つの基本政策以外で、また、米国はこれ
から「ホテル・カルフォルニア条項」が実施
されるが、日本の状況はそれより前にあると
いう状況認識でも彼らとは異なる。「さらば
小泉!鞭声粛々と、静かなる革命は進む」と。






【もっと色素の研究を】

 Cell Energy

生物の色彩は決定的に重要因子。色素の代表
が光合成色素での葉緑素(クロロフィル)で
あり、太陽光の中から赤から近赤外の光エネ
ルギを効率よく吸収する色素
である。その上、
光エネルギの収集効率を上げるためわずかに
極大吸収を変えた複数の色素が配置し、中心
の色素分子に光エネルギが集中するようにな
っている(集光性アンテナ色素タンパク複合
体(LHC))。

 Light harvesting complex
Atomic-level structural and functional model of  
bacterial photosynthetic membrane vesicle  

ここで、集光性蛋白質複合体(light-harvesting
complex: LHC
)は、光エネルギを化学エネル
ギに変換する光合成色素を含んでいる。代表
的な光合成色素はクロロフィル。マグネシウ
ムーポルフィリンを基本骨格とし、LHCと同
様に色素を利用して光エネルギを電気エネル
ギに変換する次世代電池として、色素増感太
陽電池が注目されいる。色素増感太陽電池の
性能は、光エネルギを電気エネルギへの変換
する光電変換効率に依存しており、この光電
変換効率は用いる色素によって大きく変わる。
高性能の色素増感太陽電池の開発には、高い
光電変換効率を持つ色素が前提となる。



クロロフィル類以外にもカロテノイドやフィ
コビリンなど多種多様な光合成色素が知られ
ている。色素が光シグナルを受容する重要な
役割を果たしている。その代表はヒトの色覚
を担うロドプシン類である。植物では、日長
を測定し開花を調節するなどの役割をもつフ
ィトクロムがよく知られている。また紫外線
によるDNA損傷を防止するメラニンの機能も
色が生物学的機能を持つ例
だろう。動物の色
覚に対応して進化した植物の花弁や果実の色
や動物の体色なども能動的な機能では無いも
のの、自然淘汰により増強された色素のもつ
生物の1つの機能とも言える。



しかし、色素の持つ色彩以外の機能の方が重
要な場合も多い
。代表的な例としてヘム鉄が
挙げられる。ヘムの中心金属が鉄であるヘモ
グロビンとミオグロビン、あるいは金属が銅
であるヘモシアニンとが存在する。前者2者
は赤色で、後者は淡青色であるが、生体内で
は酸素の運搬に関与する重要な色素で、色と
その能力に直接的な関係は無い。



色素を光電変換体の機能に注目すればペンキ
のように印刷や塗装で表面を覆えば効率よく
エネルギが取り出される。つまり生物の光合
機能を薄膜内に閉じこめることでエネルギ
問題は解決できる。勿論、バイオマス光エネ
ルギ環境システム工学
でも可能だがより完全
光エネルギ環境システム工学をめざすので
あれば前者の確立が重要だ。この場合、色素
がすべてではなく光電変換機能を保持するも
のであれば透明でも黒体でも可能だ。そのた
めには基礎研究やナノレベルのネオコン技術
の実用研究に拍車を入れる時だ。


  Joseph Campbell

【ルーカスとキャンベル】



 the power of myth

神話学者のジョゼフ・キャンベルと、ジャー
ナリストのビル・モイヤーズの対談集『神話
の力』(早川書房)から。

 モイヤーズ なぜ神話は夢と違うのでし
 ょう。

 キャンベル ああ、それはね、夢は私た
 ちの生活を支えている、あの 深くて暗
 い基礎についての個人的な経験であるの
 に対して、神話は社会の夢だからです。
 神話は公衆の夢であり、夢は個人の神話
 です。

                    『神話の力』

「スターウォーズ」(『スターウォーズとと
もに33年
』)の魅力を探るため原作者ジョー
ジ・ルーカスから神話学者のジョゼフ・キャ
ンベルなどを駆け足でネット・サーフし欧米
中東の神学観に触れるとともに、一神教に至
る道の微かながらも手がかりを得ることがで
きたように思う。

  “ God is Love”

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