極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

木斛とキリマンジャロ

2009年11月06日 | 地球温暖化


階下から イングリッシュの 問いかけに 返事に窮し 木斛の朝




木斛(Ternstroemia gymnanthera.)は、ツバキ科の常緑高
木。江戸五木の一つ。南西諸島を含む日本列島、朝
鮮半島南部、台湾、中国を経てインドに至る暖地の
海岸近くに自生する。成長すると大木となる。葉は
しゃもじ状で分厚く光沢があり、十分に日光が当た
る環境では葉柄が赤みを帯びる。7
月ごろになると、
直径2cmほどの黄白色の花をつけ芳香を放つ。



秋になると熟してぶ厚い果皮が裂け、赤い種子を露
出する。この種子は鳥によって食べられて親木から
離れたところまで運ばれると考えられている。種子
は樹上で赤く目立つため、アカミノキの別名がある。
葉が美しく樹形が整い庭園に植栽されるほか、堅く
美しい赤褐色をおびる材を床柱のような建材、櫛な
どの木工品の素材として用いる。また、樹皮は繊維
を褐色に染める染料として利用される。民間療法で
は、葉を集めて乾燥し煎じ出したものを腎疾患や肝
疾患に用られるという。


今日なれば 鼻の鼻ひし 眉かゆみ 思ひしことは 君にしありけり

                      万葉集/作者未詳



MSU Beaumont Tower 2.jpg 

 彦根コース

朝から英語で話しかける彼女。きょうはミシガン州
立大学連合日本センタの学生と英会話教室の仲間と
交流会とのこと。寝起きにそれはないよなと、洗顔
しながらブロークンイングリッシュで返事する。便
秘で朝から屎まみれの母の介護を済ませ、デイで送
り出す。ストレスな毎日の反動でもあるが、その顔
は輝
いていると、何も出来ない自分を自嘲し詠う。 庭木で
小さい白い花の「モッコク」。花言葉は「人情家」。


 岸 博幸

臨時国会の答弁での感想は、岸博幸の「クリエイテ
ィブ国富論
」 と同じだなと思うと同時に、彼が指
摘する「官邸力」の養生に重点を移すべきだと思う
(そうだ、即戦力として彼を登用しない手はない)。
しかし、「官僚依存の脱官僚」だけを指摘してもだ
めで、まがう事なき「政策方針」?の下で「有能な
官僚」の力を借りることも過去の歴史から肯定され
るべきでそこが<ツボ>で「虎穴に入らずんば虎子を
得ず」。



【国内木材消費促進法】



速水享の不安(『菊とマイナス25%』)を解消す
るにはどうしたら良いかを考えていたら「農工融合」
という概念を変型させ「農工合成」のビジネスモデ
ルを思いついた。例えば、メガフロート工法を構造
物に木材を内壁に使用すれば、力学的模擬演算など
で最適構造を求めれば、軽量化と低炭素化の一石三
鳥となる。同じように、耐久性(=安全設計)をク
リアーできれば鉄筋コンクリート建造物(ビル、橋
梁、道路へも応用展開できるはずだ。中央政府は「
法令体系」を整理整頓し→「行政指針」を発効→「
国内木材消費促進法」→内需拡大という成長シナリ
オが描けると。



こんなことを書いているのは、従来の土建型公共事
業削減で頭を抱えている企業主が(サウナ室内で頭
を抱えていないが、知り合いの社長とジムで出会っ
て)多いことを知り、「産業シフト暫定措置予算」
→「ハローワーク」のワンストップケア(ステーシ
ョン)ではどうにもならないとの思いからだ。


 Lonnie G. Thompson

森林の話ではなく、山岳の話。キリマンジャロの氷
が20年以内に消失するというのだ。オハイオ州立
大学
ロニー・トンプソン教授らのチームは7年が
かりの調査で同山に登頂して氷河を計測。キリマン
ジャロを覆う氷河は2007年の時点で、1912年に比べ
て85%も縮小していることが判明。氷雪量は1912年
から1953年にかけて毎年約1%ずつ減少していたが、
最近になり減少ペースが加速し、1989年から2007年
にかけては毎年 2.5%のペースで減っていることが
分かったという。

キリマンジャロ キリマンジャロ

キリマンジャロでは地球温暖化の影響で降雪量が減
り、氷河の分解によってさらに気温が上昇、氷の解
けるペースが加速していると研究チームは分析。キ
リマンジャロだけでなく、アフリカ大陸、南米のア
ンデス山脈、ニューギニアなどの氷河はすべて消失
しつつあるとトンプソン教授は警鐘を鳴らす。調査
にかかわったマサチューセッツ大学のダグラス・ハ
ーディーは「氷河の縮小と消失によって、近い将来、
経済的、社会的に多大な問題が引き起こされるだろ
う」と予想している。

UMass Amherst Douglas Hardy HP
※ Kilimanjaro photos
※ 水野一晴「キリマンジャロの氷河縮小


 Lord Kelvin

考えれば不思議なもので、地球外の宇宙はの温度を
仮に、熱力学温度=−273.15℃)として地球表面の
最低気温を- 89℃、同じく平均温度を15 ℃  として、

気圏の厚みを800km 宇宙の最長を観測可能な宇宙の
半径(=
138 億光年)として 10 26 m とすると、僅か
10 20  分の1の厚みという気の遠くなるような薄膜内
の変化を地球温暖化、つまりは気候変動を問題とし
ているわけで、想像の域を遙かに超えている。

Emean = 32kBT

where   Emean is the mean kinetic energy in joules (symbol: J)
            
kB = 1.3806504(24)×10−23 J/K 
            
T       is the thermodynamic temperature in kelvins

  Thermodynamic temperature


これは、プランク長(現在の物理学の理論では、こ
れ以下の長さで物理学的に意味を持つものは知られ
ていない)に近い桁取りで工学技術対象(微塵加工
技術→ナノ単位)を遙かに超える。つまり、考え方
によれば、人類の技術の成熟度は、まだまだよとい
う声が聞こえてくるようだ ^^;。

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