”遊山乞食” 山と温泉と

"yusankotujiki" 軽自動車(スバルサンバー)に車中泊ぶらり旅 ~カテゴリー【索引】にリンク付一覧~

関市円空館/弥勒寺遺跡

2007年05月03日 | 
連休最中だが自転車なら渋滞混雑もさほど苦にならないだろう、あまりにも天気良好なので、円空終焉の地とされている関市長良川の川畔までサイクリングしてきた。自宅から川島経由、河川環境楽園周辺は予想通り車が溢れていた。ここは側道をスイスイと走り、各務原を横断し、関市に出る、やや遠回りコースだったが。長良川にかかる鮎之瀬橋を渡り弥勒寺跡まで丁度2時間、走行30kmだった。



今年に入って、山頭火、芭蕉、円空と終焉の地巡りばかりしてるなあ。道すがらの温度計は23とか25℃の表示・・まるで初夏の陽気だ。低い峠越えでは汗かいた。鮎之瀬橋を渡ってすぐ先の道路脇に「円空入定塚」が有った。元禄8年(1695)7月15日この地で入定し、64年の生涯を終えたとされている。



道路脇のうえ、すぐ横には民家が有り、今ひとつの場所だったが300年前は入定するにふさわしい場所だったのだろう。誰かが菓子箱?をお供えしていた。

川沿いに更に3分ほど行くと弥勒寺跡に着いた。円空が晩年に自坊とした弥勒寺には数百体の円空仏が有ったらしいが大正九年の火災で焼失してしまったらしい。この一帯には飛鳥時代の役所跡や寺院跡が多数有り「弥勒寺官衛遺跡群と弥勒寺西遺跡」として国指定史跡とされている。



鬱蒼とした竹林の小道を自転車押して行くと、円空の墓が有った。墓石には元禄八年七月十五日と掘られていた。河原にいくらでも転がってそうな細長い自然石で作られた墓石だ。四角い御影石の墓石なんかより風情が有っていいですね。陽気のせいかやぶ蚊がブンブンと飛び回っていたので写真撮って早々に引き上げた。直ぐ下に沼がある為かもしれないな。



更に小道を行くと、「関市円空館」に出た。入館料200円、エントランスには雪を被った伊吹山の写真が・・ここの中腹に有る平等岩という岩場で修行したらしいが、伊吹にそんな岩場有ったかなあ、今度行ったら注意して見て見ようか・・円空館には常設展示円空仏が17体、期間展示の円空仏が10体展示されていた。見学者は私と孫を連れた老夫婦の2組だけだった。



円空館を出る、少々腹が空いたのでビールと助六寿司を調達し、小瀬の鵜飼船乗り場で長良川を眺めながら食べた。対岸の河原には沢山の人がBBQしたり、カヌー遊びしたりしてた。この辺りは川が屈曲しており、流れも穏やかで川遊びには最適だろう。



川船と鵜飼い観覧用の屋形船が停泊していたが、川舟の側面模様が面白かったので写真撮った。鵜飼いはまだ始まっておらず誰も居なかった。川面を渡る風が気持良かったので30分ほど寝転んで休憩した。





帰りは迂回路を走らず、関から各務原、愛岐大橋を渡り、自宅に戻った。本日の走行距離は55km程度だった。
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