![鈴鹿市議会議員 後藤光雄](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/af/6eda727f0e764d181e93790ee2f8d226.jpg)
ダスティン・ホフマン主演で、博物館を首になったガードマンが
復職を頼みに館長に会いに来て、持っていた銃で同僚を撃ってしまったり、
博物館に偶然居合わせた(人質?となった)子どもたちの開放のタイミングが、
自分の意思ではなくテレビによって創られてしまう。
職を失った彼に同情的だった世論が、報道の創られ方でガラッと変わる。
その報道によって彼は自らの命を絶つのだけれど、
ニュースを作っている側のホフマンが、
「我々が彼を殺してしまった」というシーンで終わる映画でした。
相撲部屋の報道がにぎやかな昨今。朝青龍で大騒ぎしたことなどどこへやら、
時津風親方の事件にカメラが殺到しています。
NEWSなのです。新しいことを早く伝えることが第一義意的に考えられている。
真実は後からわかることで、いいはずないのですが、
NEWSだから間違いは許してくださいという姿勢です。
これを求めている人のためにしていることなのですから・・・
・・・これでいいのでしょうか。
TVからの情報を取捨選択できるようになって初めて見るべきTVなのでしょうが、
私が子どものころTVの普及を称して、
「一億総白痴化運動だ」と小学校の先生が言っていたことを思い出しています。
事実を報道するTVが、TVによって事実を作っていってしまう。
そんな危険性に目を向けろと訴えている映画だったと感じました。
是非ごらんいただきたい映画です。
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