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Go! Go! 後藤光雄

鈴鹿市議会議員 後藤光雄。鈴鹿に生まれて鈴鹿に住んで鈴鹿にやってきて「本当に良かった」といえる、まちづくりをともに!

オスカーコーチの言葉

2008-08-10 03:31:01 | 出来事
 アルゼンチンのサッカーチーム。
あのマラドーナのいたチーム、ボカ・ジュニアのオスカーコーチを招いて7月の末に1週間のサッカー教室が鈴鹿市サッカー協会の主催で開催されました。

 オスカーコーチは52歳。スペインリーグでも活躍した名選手。
北京オリンピック、アルゼンチン代表選手の7名は彼の教え子だそうです。

 サッカー教室は主に小学生対象に行われたようです。
鈴鹿の子どもたちを指導しての感想を求められたオスカーコーチ。
「サッカーの技術のある子供もいたけれど・・・
この年代の子どもたちが当然身につけていなければならないことを身につけるように、指導者は目を向ける必要がある。
 コーディネーション能力やボディコントロールなど、もっと身につける環境づくりを考えてあげて欲しい・・・」

 プロのコーチの目は、日本の子どもたちの現状を読み取っていました。
鬼ごっこをしても、単純に「捕まえること」「逃げること」を楽しめていない。
子どものエネルギーを持ち合わせいないような動きが目に付いたと、通訳の方も言っていました。

 大人の評価を気にすることなく、思い切り動き回る気持ちよさを体感したり、できたりできなかったりの繰り返しに自分自身を叱咤激励したり、そんな遊びを経験せずに育ってきている子供たちの未来は決して明るくはない気がします。


 人が今より少し上質な自分を求めるとき、生まれ持つ5つの欲求が満たされるといいようです。
1つ目は、所属の欲求。家族、チーム、仲間・・・
   自分が属していることを体感する欲求。
2つ目は、力の欲求。自分の力を認めてもらえるということ。
   属する集団の中での自分の役割を果たせた実感。体感の欲求。
3つ目は、自由の欲求。選択の自由、動きの自由、心の自由・・・
   自分が感じたままに表現できる自由な欲求。
4つ目は、楽しさの欲求。
   うれしさ、楽しさを素直に追求できることの欲求。
5つ目は、生存の欲求。
   食べる、寝る、など生きるための欲求。


 この欲求が家族の生活の中で満たされる、子どもの世界を守るのが大人たちの務め。偏差値一辺倒な人間評価ではない学校や社会づくりに邁進しなければ、日本の将来はない!


 「サッカー以前にやることがある。」
オスカーの言葉は、まさに天の声。子どもたちの世界に目を向けましょう。
未来のために。

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