房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

ホシダ ~ 千葉ポートパーク

2009-07-24 23:22:38 | 千葉ポートパーク
日本には約630種のシダ植物がいます。

それなのに千葉ポートパークには1種類しかいません。

それが、ホシダ です。

ホシダはシダ植物門ヒメシダ科ヒメシダ属のシダです。

土筆(つくし)もシダ植物ですが、なぜか千葉ポートパークでは見かけませんでした。
したがって、シダ植物は千葉ポートパークでは非常に珍しい植物です。

群生場所は2箇所です。

人工海浜から七洋広場へ向かう通路の左側と、人工海浜から池に上る階段の左側にある紫陽花の左側の2箇所です。

今回の写真には、「胞子のう」と言うぶつぶつが密集したものが掲示されています。苦手な方はご遠慮下さい。


写真正面が人工海浜です。木と木の間の狭い所に群生しています。




写真上側に池があり、右側が紫陽花です。




ホシダの名前の由来は、一番先端(項羽片)の葉が槍の穂のようだということからです。




葉は丸まって出てきます。




成長しながら丸まっていた葉が開いていきます。




写真は、前に撮ってあったのですが、なにぶん名前が分からない。まして、シダは良く似た葉だけどちょっと違うってのがいくつもあって、名前を特定できませんでした。
日食の日に、もう一度見てみようと行ってみたところ、草刈が終わっていたところでしたが、紫陽花のところのシダは残っていました。
葉を裏返してみると、胞子のうがびっしり。



白いものが胞子のうです。

前の葉と比べて、胞子のうがついている葉は細いのに気がつきましたか?

ホシダは胞子をつける胞子葉と栄養を取る栄養葉があります。胞子葉は細く立っています。


(Canon PowerShot G10)

胞子のうは熟成しだんだん黒くなって、黒い胞子が飛び出します。


わざわざシダを見に行く人はいないと思いますが、もし見に行くようでしたら、 に注意してください。
じっとして写真を撮っているとたかってきます。カメラにもくっ付いてきます。
蚊に刺されても、かかないことですね。


どうしてシダが生えているのか?

どうしてシダが生えないのか?

どうして山側の雑木林の中にはシダがないのか?

どこからシダがきたのか?


不思議です。


 

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