房総閑話

廉価版コンデジでどれだけ撮れる?

スミレの中のアミガサダケ(編み笠茸)、2020。

2020-04-30 10:28:33 | 写真
いつもは田んぼの脇の農道を散歩しているのですが、今回はこの農道の上の道で田んぼや畑の所有者の家が並び、家が途切れたその先は雑木林に入っていく道の散策です。
雑木林に入ってちょっと薄暗くなったところで、2019年に出会った春のキノコのアミガサダケを見つけました。

2019年のアミガサダケの記事。アミガサダケの説明が書いてあります。

スミレの真ん中にアミガサダケが面白い関係です。










横を見ると、いくつもアミガサダケがありました。




2019年のアミガサダケの記事 を見ると、2019年のアミガサダケは傘の下の部位の柄(え)が長く見えますが、こっちのアミガサダケは柄が短いのか見えません。。
もっと成長するのか、それともなんとかアミガサダケ?




傘の上部の蓋が開いていないのでまだ胞子が噴出していないようです。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年4月25日撮影)


ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

ヤセウツボ(痩靫)

2020-04-29 11:08:59 | 写真
春先4月の初旬、奇妙な茶色の植物の芽が出てきました。



ヤセウツボ。漢字で、痩靫。学名は、『ハマウツボ科ハマウツボ属の小さい種』です。ハマウツボ属の学名は『カラスノエンドウを絞め殺す』という意味があり、宿主のカラスノエンドウを枯らしてしまうことを表しています。マメ科、キク科、セリ科、フウロソウ科、ナス科植物に寄生します。
野原ではよく見ることが出来るマメ科のシロツメクサなどのシャジクソウ属の仲間や、キク科のムカシヨモギ属のアレチノギクとかヒメムカシヨモギ、ハルジオン、ヒメジョオンなどの根から養分を吸収します。種子は宿主が近く(5m以内)になければ発芽しないそうです。宿主が近くで発芽するまでじっと待つそうです。マメ科の農作物への寄生は深刻だそうです。根に寄生しているため農薬による除去は農作物への影響があるために出来ないので、抜くしかないそうです。



(2020年4月9日撮影)


ヤセウツボは1937年千葉県で確認されて、今では北海道と九州を除いてどこにでも見かけられるそうです。

上部の形状は変わらず成長するようです。



迷惑植物のヤセウツボですが、2017年筑波大学でヤセウツボからアルツハイマー病の原因物質を抑制する物質をみつけたそうです。いろいろな植物から抑制する物質があるかどうか探していたんでしょうね。アルツハイマー病は治すことは出来ないけど進行を遅らせてくれれば感謝します。


(2020年4月24日撮影)
(Canon IXY DIGITAL 510IS)



ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

送電線鉄塔と地図と。(房総線84号、房総線85号)

2020-04-27 10:15:47 | 写真
夜、部屋の窓を開けると遠くに鉄塔の上部が点灯している鉄塔、点滅している鉄塔が見えます。
朝、見てみると近いのか遠いのか、歩いていける距離にあるように見えるけど果たしてどうなのか。
地図で鉄塔を探しました。自分が普段使ってる地図はSuper Mapple Digitalですが、鉄塔は載っていませんでした。
そこで国土地理院の地図を見てみました。国土地理院地図は緯度、経度、地図と写真がわかってよく使います。しかし、送電線の線は載っていましたが、鉄塔の位置は載っていませんでした。

送電線が載っています。

(国土地理院地図)


鉄塔の位置が載っている地図を探すと、goo地図とyahoo地図がありました。ゼンリン地図を使用している地図が鉄塔の位置がわかります。

四角(□)で表されています。PAの上と下のほうを注意してみるとわかりますが、見にくいですね。

(goo地図)


四角の隅に足のような線と、送電線の方向に短い線が描かれています。

こんな感じです。

(goo地図)

送電線が分岐している鉄塔も描かれています。

(goo地図)


地図から調べると、歩いていける距離にあることがわかりました。4~5kmくらいです。
それで、見に行ってきました。そして写真を整理してブログにしようと送電線鉄塔を調べると、なんと鉄塔の高さが書いてあるプレートがあるようなんです。
近所にある送電線鉄塔に行ってみました。
普段送電線の線の名前とか鉄塔の番号とか気にしていなかったのですが、鉄塔に名札がついていました。この送電線は房総線というらしいです。今回は84番と85番の鉄塔を見に行きました。
草刈りが終わったばかりで鉄塔に近づき易かったです。
そして見つけました。足の目線よりちょっと高いところに細長いプレートに鉄塔の番号と、設置日と、鉄塔の高さが書いてありました。センチ単位のところが見えませんでしたが、鉄塔の高さがわかりました。
そういうことで、点滅している鉄塔は高さを調べにもう一度行くことにしました。
今回は、近所の房総線84号と85号です。

房総線84号

地図上の鉄塔です。下に85号があります。

(goo地図)


手前の送電線鉄塔が房総線84号、奥の鉄塔が房総線85号です。



房総線84号



足の脇から見上げました。



鉄塔の真下、4本の足に囲まれた場所を「結界」というらしいです。

結界中央から真上を見上げたました。



高さが書いてあるプレートから72mの鉄塔です。



房総線85号

地図上の鉄塔です。上に84号があります。

(goo地図)


房総線85号



足の脇から見上げたました。



結界中央から真上を見上げました。



84号より5m低い67mです。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年4月24日撮影)


ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

虹が見られました。いいことがあるといいね。

2020-04-19 10:22:38 | 写真
朝から豪雨で、雷まで鳴りましたが、夕方雨が止み外を見ると大きな虹が見られました。
ほんの一瞬でしたがはっきり円弧を描くような虹でした。
何かいいことがあるといいな~


(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年4月18日撮影)


1時間もたたないうちに土砂降り、明るくなったかと思ったらものすごい音、どこかに雷が落ちたようです。

全国の虹予報です。
虹予報~お天気ナビゲータ


ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

ミツバアケビ(三葉木通)、2020。

2020-04-01 11:01:40 | 写真
今年もたくさんのミツバアケビの花が咲きました。
ちょっと早いかなと思うのですが、皆様のところではどうでしょうか。

2019年のミツバアケビの雌花と雄花の記事
2019年のアケビの雌花と雌花の記事





アケビは自家受粉を防止策で、自家不和合性を示します。同じ株では受粉しないんです。
だからたくさん咲いていても実は少ないんですね。
昨年、実が生ったので複数の株があるようですが、生った実の数は数えられる程度でした。

今年は、どれだけ実をつけるかな。



雌花です。柱状の器官が雌しべです。



雄花です。



桜とミツバアケビ。

(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年3月30日撮影)


ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

ウラシマソウ(浦島草)、2020。

2020-03-31 10:53:31 | 写真
初めて見たとき、「お~、こんなところに食虫植物が~」と思いました。家に帰って調べると、違っていました。
ウラシマソウ。漢字で、浦島草。学名は、『サトイモ科テンナンショウ属のウラシマ』。ウラシマ?そうなんです。学名は、『Arisaema urashima』なんです。「Arisaema」はサトイモ科テンナンショウ属のことで、種小名が「urashima」で人名がついています。世界中どこへ行ってもこの植物は「ウラシマ」で通ります。
このサトイモ科の特徴でミズバショウに見られる「仏炎苞(ぶつえんほう)」があるのですが、仏炎苞の中にある肉穂花序の先端から長い付属体がビヨ~ンと出ているのが目を引きます。この付属体が浦島太郎が持っている釣り竿の釣り糸のようで「ウラシマ」となったのですが、「仏炎苞」も奇妙だが、このビヨ~ンがさらに奇妙をさを増しているように思えます。

葉っぱが展開する前に仏炎苞も出てくる前に付属体が出ています。



まだ葉っぱが展開しないのに仏炎苞が出てきます。






葉っぱが広がりました。仏炎苞はまだ小さいです。

(2020年3月18日撮影)


あれから、1週間。
葉っぱも、仏炎苞も大きくなりました。




仏炎苞の中に肉穂花序の花が見られます。



ウラシマソウは性転換する植物としても有名です。小型のウラシマソウは雄性で雄しべがあります。ウラシマソウは雄しべが隠れているので当然、虫媒花です。仏炎苞の上の口から入った虫は雄しべから花粉をつけると、仏炎苞の下の隙間から外に出ます。大型のウラシマソウは雌性に変わります。雌しべが現れるんですね。花粉をつけた虫は大きな仏炎苞の方にも入っていくでしょう。入っていった虫は雌しべに花粉をつけると、さっきと同じように下から出ようとしますが隙間がないのです。うまく脱出できない虫は死んでしまいます。これは、花粉を持ってこないで蜜だけ飲もうとする不届き者の蜜泥棒は許さない!ということですね。
これからさらに、雑木林の林縁部の木陰で明るくちょっとじめじめした場所に、ウラシマソウの群生が見られます。


(2020年3月25日撮影)
(Canon IXY DIGITAL 510IS)


ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

シロヤブケマン (白藪華鬘)

2020-03-30 09:41:40 | 写真
雑木林の中に空き家があります。その空き家の庭に白い花が咲いていました。ムラサキケマンの白い花です。




シロヤブケマン。漢字で、白藪華鬘。学名は、属名、種小名のあとに、『f.』 がついているので、『品種(forma)』です。「ケシ科キケマン属の鋭く切れ込まれたムラサキケマンの種で、牧野富太郎が命名したうす色の種」です。『品種』は「変種」ほど「原種」との違いがないものをいいます。シロヤブケマンはムラサキケマンの花の先が紫色でそのほかが白い花です。
花びらは4枚で、外側に2枚、内側に2枚あります。外側2枚は上下にはさみ筒状になってその先端は唇形をしています。内側2枚はこの筒状の中にあり唇形から覗かせるだけで見えません。





牧野富太郎とはどういう人かというと、土佐出身で「日本の植物学の父」といわれている人です。命名した植物は多く、有名な植物としてはワルナスビ、ノボロギク、ハキダメギク、イヌノフグリなどがあります。
東京都練馬区に牧野記念庭園があり、庭園と練馬区立牧野記念庭園記念館があります。入場無料なのがいいですね。近くだったら毎週通っていたのに・・・

牧野富太郎の生涯、庭園の植物などに興味のある方は、
牧野記念庭園情報サイト
をご覧ください。


(2020年3月23日撮影)


キケマン属の中ではムラサキケマンは特殊らしいです。ムラサキ・ケマン、シロヤブ・ケマンでキ・ケマンだからです。つまり黄色いケマンなんです。キケマン属は黄色い花が咲きます。ムラサキケマンだけが黄色い花ではないんです。その中の花の先端だけが紫色が残った白い花のヤブシロケマン、全部白い花のユキヤブケマンがあります。

ムラサキケマンです。

(2019年4月15日撮影)
(Canon IXY DIGITAL 510IS)


ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

アシナガバチの巣をはずしました。

2020-03-23 11:34:12 | 写真
室内の換気で窓を開けてたらアシナガバチが1匹部屋に入ってきました。
すぐに出て行ったのですが、そういえば去年のアシナガバチの巣はまだそのままだったことを思い出し、巣をはずしました。
もっと固くくっついているのかと思っていたら、わりかしすぐにはずれました。

表側です。



裏側です。



定規をあてて測ったら12cm×11cmでした。




アシナガバチの女王蜂は巣のあったところを覚えていて、元の巣の近くは安全なので再び巣を作る傾向があるそうです。今年も巣を作るのかな。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)(2020年3月22日撮影)


ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ   

オウバイ(黄梅)は黄色い梅じゃなかった!

2020-03-09 10:15:39 | 写真
散歩の途中に鉢植えの花をきれいに咲かせている家があります。
黄色い花の植木鉢には名札が付いていて、「オウバイ(黄梅)」と書いてありました。
その家を通るたびに、白い梅は「白梅」、赤い梅は「紅梅」、黄色い梅は「黄梅」とか思いながら歩いていました。そして黄色い花が可愛いので写真を撮りました。
そして調べてみると、オウバイ(黄梅)は梅の種類じゃなかったんです。
オウバイ(黄梅)は、モクセイ科ソケイ属(ジャスミン属)の半つる性落葉低木でした。ウメ(梅)はバラ科サクラ属の落葉高木です。よく見ると花の構造が違いますね。

ウメ(梅)と違って雄しべがぴょんぴょンと出ていません。



中国名は「迎春花」と言うようです。春を迎える花なんですね。
また、初春(立春)の2月4日から啓蟄の前の日の3月5日までの季語でもあります。日本でも春を告げる花なんですね。




ジャスミン属なのに香りはないです。


(Canon IXY DIGITAL 510IS)


ちょっと横道にそれますが、調べていると「ジャスミン色」というのが出てくるんです。
そこで例の駅周辺案内図にジャスミン色を表現しました。

ジャスミン色です。



ブログランキング・にほんブログ村へ   人気ブログランキングへ