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大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の出来事 1月16日 勝新太郎のパンツ

2018-01-16 08:00:00 | A,日々の出来事_




  日々の出来事 1月16日 勝新太郎のパンツ




 今日は、勝新太郎が逮捕された日です。(1990年1月16日)
1990年1月16日、勝新太郎は、ハワイのホノルル空港で、下着の中に隠したマリファナとコカインが見付かり、現行犯逮捕されました。
このときの言葉は、“飛行機内で見知らぬ男から貰ってパンツの中に隠したが、歩き辛くってイヤだった”と答えています。
 そして、罰金1000ドルを支払って釈放され、国外退去処分が決まったとき記者会見では、“今後は同様の事件を起こさないよう、もうパンツを穿かないようにする”、麻薬に関しては“なぜ、私どもの手にコカインがあったのかって事を知りたい、俺が知りたい”と真顔で述べました。
 このとき、日本に帰国すれば逮捕されるので、アメリカの裁判で異議の申し立てを繰り返し、1年4ヶ月ホノルルに居座っています。
また、このハワイ滞在中の1990年7月、なんと勝新太郎は、現地の麻薬撲滅チャリティーでキャンペーンキュラクターを務めました。
 1992年、勝新太郎は日本に帰国後逮捕され、公判では“機内で麻薬を手渡したのは神様かも知れない”と述べ、懲役2年6月執行猶予4年の判決を受けました。
このときの東京拘置所の独房生活について“昼の麦飯がうまいよ、体にいいしな、こんないい病院はないね”、“拘置所の板前さんを家に連れて行きたい”と言い、執行猶予判決には“執行猶予は俺にとってアカデミー賞だ”と記者会見で述べました。
この事件で損をしたのはキリンビールで、5億円を使って作った勝新太郎のCMがたった1日で打ち切りとなってしまいました。

どの言葉をとっても、勝新太郎の強烈な迷言の名言です。

















☆今日の壺々話











花の慶次



 花の慶次に登場する徳川家康の外見が、勝新太郎をモデルにしていることは有名であるが、あるとき知り合いの演歌歌手の誕生パーティーに原が出席したときのこと。
原が隅で料理をつついていると、ホールの向こう端から全身白のスーツ姿にサングラスをかけた小太りの男がつかつかと歩み寄ってくるのが見えた。
誰あろう、その恐ろしげな風貌の人物こそ、かの勝新その人であった。
 勝は原の目の前に立つと、原の胸を、どんとひと突きした。

「 ・・・殴られる!」

原はそのとき、そう直感したという。
原は勝に無断で、肖像を拝借して作中に徳川家康を登場させていた。
真田幸村の一件が頭をよぎる。
 しかし、勝はサングラスをはずし、ぐい、と原に顔を寄せると満面の笑みを浮かべこう言った。

「 おめえ、絵が巧いんだな。」

それだけ言うと勝は手を振りつつ去っていったという。
 数ヶ月して、原のオフィスに一本の見事な長唄三味線が届いた。
紫檀製の胴には見事な綾文、既に昨今では珍しい本皮張りに、象牙の撥。
時価にして数百万になろうかという逸品である。
 それは、三味線職人の次男坊である勝新太郎ならではの、原の作画に対する素直な評価、粋な贈り物であった。
原は以後この三味線を何度も作品中に登場させ、前田慶次に弾かせている。













ルー大柴





 うちのオヤジが同じころ一緒に売れない役者やっててさ。
勝新太郎のとこに一緒に通ってたんだよなぁ。
 オヤジによると、ある日さ、勝さんがハバナ産の葉巻すっててさ、

「 どうだ、お前らにも一本やろうか?」

っていったら、オヤジとか馬鹿だから、

「 ありがとうございます。」

って言ってもらっちゃったんだって。
 で、ルー大柴さんにも勝さんが、

「 どうだ、お前も一本。」

って言ったら、

「 お気持ちだけ頂きます。
いつか自分の演技で稼いだお金で買います。」

っていって断ったんだって。
 で、ルー大柴さんが売れた頃に、その話をすっかり忘れてたら、主演のドラマが決まったとき、勝さんの名前で、たいそうな葉巻が箱で送ってきてびっくりして、中村玉緒さんに電話したら、

「 勝が、あなたが葉巻をことわった日に、自分の一番好きな葉巻を箱で買ってきて“あいつは形はどうあれ、いつか有名になるから、なにかあいつがしでかした時に、こいつを送ってやれ”って言って、ずっと取ってあったんです。」

ルー大柴さん家に、たまにオヤジが遊びに行くと、

「 こいつは、俺が死んだら、みんなで一本ずつとって、俺の棺にも一本入れてくれよ。」

って言うんだって。
 オヤジは実家の酒屋ついだけどね。
やっぱ、最初から違うんだよ。
世に出る人は。













ミシュラン 寿司屋





 ここ、思い出した。
ここさ、勝新太郎が行って、寿司屋が握って最大限のもてなしをしたのに、一見の客を軽くあしらったりしてるのを見て、勝新太郎が、100万くらいの札束をその場で、ポンと出して、

「 すいやせん。
映画は、どんなお客さんでも平等に楽しんでもらえるもんです。
あたしだけ特別あつかいってのは嬉しいんですが、限度があります。
勝新太郎の名に汚れがつくので、これで失礼させていただやす。」

て、帰っちゃった。

そして、一見のお客さんに、

「 もっと、うまい寿司をごちそうさせていただきやす。
お時間あるんだったら、ご一緒していただけませんか?
お代は心配いりやせん。」

って言って、他の寿司屋に連れてった。
















アメリカの話





 有能な農場経営者が亡くなり、農場は丸々、献身的な妻の元に残りました。
妻は亡くなった夫の後を継ぎたかったのですが、農場経営のノウハウを全く知りませんでした。
 そこで彼女が新聞の広告で住み込みの助手を一人募集したところ、二人の牛飼いからの応募がありました。
一人はゲイで、もう一人はアル中でした。
これ以上の応募が無かったので彼女は考えた挙句、アルコール中毒より安全だと思い、ゲイの男を雇いました。

 男は経営にも詳しく、真面目でよく働きました。
それから数週間二人は仕事に精を出し、経営も順風満帆でした。

ある日、雇い主は男に言いました。

「 あなたは本当に良くやってくれているわ。
 経営状況もとてもいいのだし、たまには町へ出掛けて思う存分遊んできた
 らどう?」

男は喜んで承諾し、土曜の夜に街へ遊びに出て行きました。

 その日、男は夜中の2:30ごろ農場に戻りました。
部屋に入ると雇い主が暖炉のそばでワインを飲みながら彼を待っていました。
彼女は静かに彼を呼び寄せ言いました。

「 私のブラウスのボタンをはずして。」

震えながら男は彼女の言うとおりにしました。

「 じゃあブーツと靴下を。」

彼はゆっくり、言われた通りにしました。
靴下は綺麗に畳んでブーツの横にそっと置きました。

「 次はスカートを降ろしてもらえるかしら。」

彼はスカートのボタンをはずし、暖炉の明かりの中、ちらりちらりと彼女の目を見ながらゆっくり降ろしました。

「 それじゃあ・・・ブラジャーとパンツを外して。」

彼はまた、言われたとおり、震える手でブラジャーとパンツを外し、床に落としました。

そして彼女は男をじっと見つめて言いました。

「 次また私の洋服を着て出掛けたらクビにするわよ。」
















青年の主張




 僕はパンツが見たいとかあんまし思わないんですが、なんで世の男はパンツとかパンチラとかを珍重するのでしょうか。布じゃん。
わかんない。田代とかもわかんない。得るものが少ないと思います。
したがってジャンプに載ってるパンツをメインテーマにしたラブコメというか、パンツコメディもよくわかりません。布です。
 さらに、そもそも女子はなぜパンツの出るような服を着るのですか。
あまつさえ学校の制服にしたりするのですか。僕は賛成ですが。
 いや、賛成なのはパンツが出るからじゃないです。なんとなくいいからです。
僕は女子高生の制服とかそういうものは大好きです。
いや、問題なのは女子高生の制服ではなくてパンツです。
パンツが見えててもかまいませんが、布だと思います。
 いやそうではなくて、なぜパンツの出るような服を着るかということです。僕は賛成ですが。
すいません。まちがいました。もういいです。














幼稚園






 これは僕が幼稚園の頃の話です。
ある時僕は幼稚園のトイレ(和式)で大便をしていました。
なかなか気持ちのいい大便だったことをなんとなく覚えています。
 僕は大便をしながら何気なくふと上を見上げました。
するとそこには一人の男の子が顔をひょっこり覗かせていました。
その男の子はトイレのドアをよじ登り、上から僕の大便をしている姿を覗いていたのです。
 僕は小心者なので頭が真っ白になり半分パニックのような状態で何も言えず、ただ上を見上げていました。
すると男の子はボソっと、

「 パンツ落ちてるよ。」

と一言呟きサッと飛びおりどこかに行ってしまいました。
僕は、

「 え、パンツ・・・?」

てな感じで下を見ました。
するとなぜか僕のパンツが和式の便器の中に落ちていたのです。
 僕は当時から無駄にプライドが高く、幼稚園生と言えどトイレの時にパンツとズボンを完全に脱ぐような恥ずかしいマネは絶対にしない子でした。
しかも僕の足首の辺りにはしっかりと下ろしたズボンがあるわけです。
なのに、なぜかパンツだけが僕の体から完全に離脱し便器の中に落ち込んでいました。
あれは今考えてもなぜそうなったのかわからないです。
とても不思議な出来事で、今でも疑問に思っています。














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1月15日(月)のつぶやき

2018-01-16 03:05:12 | _HOMEページ_
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