歩行者用信号に従って横断歩道を渡った先は線路で、そばには踏み切りは無いし、バス停も無い。道路の向こう側には歩道は無く、線路の防護冊が続く以外は何も無い。無い無い尽くしのこの横断歩道を青信号で渡った人は、どこに行けばよいのだろうか。摩訶不思議。
郵政民営化法案の参議院での審議が、昨日から始まった。正直いって、民営化が良いのか悪いのかよく分からない。国鉄は民営化されてサービスは良くなったが、某JRのように利益追求主義になっては困る。さて郵政だが、ここのようなマンションの中の郵便局が、コンビニのようにあちらこちらに出来れば助かる。
農耕民族の末裔である日本人は、生まれつき土いじりが好きだ。しかし最近の住宅事情から、自宅で土いじりができる人は少ない。そこで、市が遊休地を借上げて2~3坪に区分けし、市民に貸している。希望者が非常に多く、1年ごとに抽選が行われる。
新宿駅西口の雑踏の中に、托鉢僧が立っていた。かなり離れた人込みの中からカメラを向けると、目敏く見付けて、手ぶりであっちへ行けというような仕草をする。一心不乱に修行をする僧侶なのだろうか。あるブログには、藤沢駅前交番の警官が不審な托鉢僧に職務質問すると、「先輩の中国人から『日銭を稼ぐためしばらくこの姿で立っていろ』と言われた」来日早々の中国人だった、と言う記事が出ていた。
駅前などの人込みを歩いていると、矢鱈とポケットティシューを渡されることがある。邪魔なのでなるべく受け取らないようにしているが、次から次と差し出される。たまに手持ちがないので貰おうとして配っている人に近付くと、急に後ろを向いて反対側から来る人に渡し始め、こちらには呉れない。皮肉なものだ。
かなり急傾斜の護岸に、十数羽の鳩がへばりついている。近くにはもっと安定して休める場所がいっぱいあるのに、何故ここに集まってるのだろうか。ロッククライミングの講習会ではないはずだ。勝手な想像だが、この中に一羽の番長(番鳥?)がいて、彼がするのと同じことをしていないとイジメられるのではないだろうか。そうとしか考えられない。
ネットでぐるっと囲まれた水田があった。近寄ってみると、アイガモの雛がいっぱいいる。農薬を使わずに、水田の害虫や雑草を駆除するアイガモ農法は話では聞いていたが、実際に目にするのは初めて。昼食の時間なのか、餌台のところに全部集まってきている。餌をあまりやると仕事をしなくなるので、控えめにしているそうだ。この雛たちが成長した後のことを考えると、ちょっと可哀想。それにしても、アイガモ農法を湘南の地で見られるとは意外だった。
ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳、美女柳)の花盛りは、ほぼ1ヶ月前。美しかった花も今ではほとんどの花びらが散り、おしべも落ちて、めしべだけが残っている。いかにも美女の成れの果てのようだが、これからが子育ての大事な時期、つまりビヨウヤナギの女盛りなのだ。
江ノ電の駅は「江ノ島」で小田急の駅は「片瀬江ノ島」、しかし湘南モノレールの駅は「湘南江の島」。場所が離れているので、駅名が異なるのは当然。それでは何が言いたいのかというと、「ノ」と「の」の使い分けだ。これが難しい。藤沢市役所によると、史跡としての島は「江ノ島」で文部科学省に登録されているので「ノ」を使うが、それ以外は原則として「の」を使っているとのこと。島内に2つある町名も、「江の島1、2丁目」。固有名詞はバラバラ(たとえば派出所は「の」で郵便局は「ノ」)なので、一つひとつ覚えるしかない。なお、江島神社 [エノシマジンジャ] は「の」も「ノ」も入らない。
余談だが、海岸を通る国道134号線にある江ノ電バスの停留所名は「江ノ島海岸」。しかし、ここの町名は片瀬海岸で地名は片瀬東浜、「江ノ島海岸」という名称は町名としても地名としても実在しない。少し変だ。
山の手のお屋敷町は、高級マンションの町になった。住宅地の地価が一番高いといわれるこの場所に建つマンションは、ポリス・ボックス付き。写真を撮っていたら、麹町署員に職務質問された。(このシリーズは数年前に撮った写真を使っているが、当時このマンションには某元首相の自宅があった。先日通りかかった時も警官が立っていたので、多分現在もお住まいなのだろう。)
引地川沿いの緑道を歩いていると、バタバタと激しい水音。まがもの親鳥が幼鳥を押さえ付けて水に潜らせようとし、幼鳥は必死にもがいて抵抗していた。暫くすると幼鳥は自分から水に潜るようになり、水面に浮き上がってくると羽を大きく揺さぶって水滴を跳ね飛ばす動作を、何回も繰返していた。その度に、幼鳥の周りから波紋の輪が広がっていった。