江ノ電の駅は「江ノ島」で小田急の駅は「片瀬江ノ島」、しかし湘南モノレールの駅は「湘南江の島」。場所が離れているので、駅名が異なるのは当然。それでは何が言いたいのかというと、「ノ」と「の」の使い分けだ。これが難しい。藤沢市役所によると、史跡としての島は「江ノ島」で文部科学省に登録されているので「ノ」を使うが、それ以外は原則として「の」を使っているとのこと。島内に2つある町名も、「江の島1、2丁目」。固有名詞はバラバラ(たとえば派出所は「の」で郵便局は「ノ」)なので、一つひとつ覚えるしかない。なお、江島神社 [エノシマジンジャ] は「の」も「ノ」も入らない。
余談だが、海岸を通る国道134号線にある江ノ電バスの停留所名は「江ノ島海岸」。しかし、ここの町名は片瀬海岸で地名は片瀬東浜、「江ノ島海岸」という名称は町名としても地名としても実在しない。少し変だ。