バブルの崩壊後は、麹町でも事務所の転出や飲食店の閉店が相次ぎ、「テナント募集」の貼紙が目立った。すぐに建築資金が回収できるという夢に乗った左端の新築ビルは、完成後5年間も全階空室のままで、「バベルの塔」の状態(バベルの塔:旧約聖書に由来し、実現性のない空想的な計画を意味する。)だった。やっと見つかったテナントが「バベル外語学院」とは、何とも皮肉だった。
バブルの崩壊後は、麹町でも事務所の転出や飲食店の閉店が相次ぎ、「テナント募集」の貼紙が目立った。すぐに建築資金が回収できるという夢に乗った左端の新築ビルは、完成後5年間も全階空室のままで、「バベルの塔」の状態(バベルの塔:旧約聖書に由来し、実現性のない空想的な計画を意味する。)だった。やっと見つかったテナントが「バベル外語学院」とは、何とも皮肉だった。