粉コーヒーではありません、ハワイ島コナ地区のみで栽培されるコーヒーのことです。海外にはあまり輸出されていないので日本では知名度が低いですが、コナ・コーヒーはホワイトハウスの公式晩餐会でも使われている(→こちら)世界トップクラスの高級コーヒーです。ここはコナ地区にあるドトールコーヒーの直営農園です。コーヒー農園というのでコーヒーの木が植わっているだけかと思ったら、珍しい花や木を集めたすばらしい植物園が入口にありました。
海岸で見掛けた立て札です。『ハワイ固有のアオウミガメは波打ち際に現れて、海藻を食べます。最近は岩礁に這い上がって、日光浴をするようになりました。アオウミガメは絶滅に瀕している動物で、触れたりいじめたりすると罰金が課されます。彼らは自分が海水に戻りたいときに自由に戻りますので、触れずに眺めるだけで楽しんで下さい。』大略このようなことが、日本語だけで書かれています。その下の英語の札は『捕獲禁止、給餌禁止』と書かれているだけです。
ここのカメは一向に甲羅干しをせず、水中を泳ぐばかりです。水中カメラがありませんので、水中のカメをきれいに写すのは大変です。腰を低くして水面に近い位置からカメを狙っていましたら、Gパンのお尻を波で濡らしてしまいました。しかし、カメさんが水面から頭を出したところを、撮影することができました。
ハワイはアオウミガメの生息地として有名ですが、我々が泊まったコンドミニアムの前の海岸にも、「カメから20フィート以上離れる、カメの行動は自由にさせる」という意味のことが書かれた立て札があります。素足になりGパンの裾をまくり上げて海に入って行きますと、いました。水槽や池で飼われているカメではなく、体長が数十センチもある天然のカメが泳ぎながら近付いてきます。足元を気にしながら離れようとする私の両足の間を、悠々と泳いで抜けて行きました。カメさんのほうから寄ってきましたので、近付き過ぎても仕方ないですね。左下の人影で、おおよその大きさが推測できるでしょう。
現在アメリカに住んでいる娘一家が前日にハワイ島入りしていて、この空港まで迎えに来てくれていました。アメリカの高校に通っている長女も一緒ですが、東京の大学に通っている長男は藤沢の我が家で一人留守番です。宿泊はコナの南と北の2か所のコンドミニアムで、そこを拠点にしてハワイ島の西半分をいろいろ回ることになっています。
ここはハワイ島の西海岸、コナの空港です。成田からJAL(アメリカンとの共同運行)の直行便で7時間のフライトで着く国際空港ですが、入国や税関の手続きが行われるのは写真右手のテントのような小屋(?)です。飛行機を降りた乗客はテクテクと地上を歩いて、ここから米国に入国することになります。日本から行くのには大変便利ですが、残念ながら、この路線は間もなく廃止になるそうです。
キラウエア火山の現在の火口は直径約900メートルのハレマウマウ・クレーターで、直径4~5キロメートルのキラウエア・カルデラの中にあります。現在の火口はキラウエア・カルデラの外にありますので、ここは蒸気を吹き出しているだけで真っ赤な溶岩を見ることはできません。「有害ガスに注意」の立て札はありますが大湧谷のような硫黄臭は感じられませんし、ゆで卵を作って売っている人もいません。しかし、実に壮大な光景でした