木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 497 股関節変形症

2007-01-26 | カイロプラクティック
2月のAMCTインストラクターセミナー時のプレゼンを製作中である。今回は「変形性股関節症」に対してAMCT治療の効果を練っている。

そんなこともあってか過去20年間の「変形性股関節関節症&臼蓋骨形成不全症」のカルテを引っ張り出している。カルテ保存は5年間なので残念ながらどのくらいの変形性股関節症の患者さんが来院していたか定かではない。

およそ20人以上は来院していたようにおもう。過去20年間の治療法は、小生の治療技術や考え方によって、当然変わってきている。物療から始まって、手技はモビリゼーション、ドロップ、ニモ、PNFなど何とか改善してやりたくあの手この手と尽くした。筋力トレーニングや食事のアドバイスまでした。

AMCTの出会いから現時点では最善のテクニックとして使用している。安全、効果、早期の効果。なんといっても患者さんリスクが少ない。患者さんも安心して治療を受けられる。

股関節変形症の患者さんが、股関節の症状が(痛みや可動域制限等)発症する面白い傾向が見られた。さて、共通するものとは何でしょうか? それは、症状が発症する時期である。(あくまでもCCRKの数少ないデーターである)

いずれも中年期(30歳から40歳)以降から症状が出てくることが多いみたいだ。もちろん早期からの高度な変形は早期から自覚症状が現れるだろうが、CCRKにこられた患者さんは中年期以降の患者さんが多い。

中には、整形外科でレントゲン検査をして変形が確認されて転医してくる患者さんもいるが、逆に初めて股関節の問題や腰痛の問題でCCRKにおとすれ、股関節に問題がると疑い整形外科にレントゲン検査を依頼して確認されることも多い。

変形性股関節の多くの方は、先天的に臼蓋骨形成不全や先天性関節脱臼などを体験している。その成長段階で変形が進行していくと考えられる。専門医では変形が原因で股関節周辺の痛みが出ていると患者さんには説明する。更に、変形が原因であることから人工関節の置換手術を勧める。

しかし、変形が原因であれば変形が始まった段階で痛みなどの症状が発症しなければ、原因説が一致しない。どうも腑に落ちない。また、CCRKの治療は変形を治す治療は行っていない。しあし、痛みは無くなる可動域もある程度改善され日常生活の行動には支障が無い程度まで改善できる。カイロプラクターの中にもいまだ「変形説」を唱えている先生がいるのかな?

拳骨