鉄鍋ハンバーグ玄妙 ギャルソン

　本当はギャルソンになりたかった私。辞書を引くと美少年とかウエイターとかって出てくるんですけどフランスのギャルソン（ウエイター）って実は自営業なんですって！ここからここの数テーブル週いくらで権利を買うんだそうです。そのテーブルの売り上げから数％のマージンを貰うそうですがもちろんそんなのでは食べていくこともままならない金額だそうですがさすがにチップの国、いいギャルソンになると数十倍、数百倍のチップを貰えたそうです。サービスに対する対価をお客様が決める風習があるんですね。ギャルソンに対する評価もかなり高く店側もいいギャルソンを手に入れるのに必死だったらしいです。いいギャルソンを手に入れると潰れそうな店も一気に一番店になったそうです。逆にいいギャルソンに逃げられた店はあっと言う間に潰れたりしたそうです。店側もいいギャルソンを手に入れるために綺麗で洒落たお店を作りいいコックを雇い・・・・相乗効果ですね。オーナーもシェフもギャルソンもトータルでいいお店にしようと競い合っていたんですね。何一つ欠けてもあっと言う間に潰れたそうです。ギャルソンはたんなるお運びさんではないんです。味がわかってどんな料理も知ってて知識が豊富でユーモアがあってどんな話題でもついていけないと・・・なんて言われ厨房に入れられ二度と表に出られなくなってしまった私はいきなり３役をこなす事になりましたが、もうちょっと勉強しとけばよかった、もうちょっとユーモアがあったら、もっと色々な料理を食べとけばよかったなど反省の日々。思い出すことと言ったらひたすら働いていたことばかり少しはまわりを見ないと・・・・仕事抜きで！