鉄鍋ハンバーグ玄妙 諸刃の剣

　やはりどこの靴屋さんも不景気の影響を受け売れ行きが悪いそうです。靴屋さんが不景気だと玄妙も即座に影響を受けます。靴屋さんがんばって！と言う訳で私のなけなしの知識と経験を・・・役に立つかどうかは別にしておいて下さい。最近流行の期間社員として某スポーツ洋品店で働いていた役立たずな私の最初の配属はスポーツシューズの販売でした。季節柄メインのスキー用品の販売からは外されました。一緒に組んだのはメインから外されてしまった正社員の方でした。何もわからない私よりも意気消沈、やる気ねぇ～！ってオーラが見て取れる感じでした。お客様もスキー用品を買いに来る方ばかりで靴なんぞ目もくれない感じでした。なにせ一日中立っているだけでつまらないのなんの「なんとか売れないものですかねぇ～」なんて言うと「バカだな。経営戦略ってものがあってな２：８の原理　要するに２割が売れない商品、５割がぼちぼち、３割が売れる商品　その売れない商品の担当が俺たちだって事」なんてやる気のない事を言う社員。私は最初からあきらめて何もせず能書きたれているのが大嫌いなので他の売り場からスポットライトを掠め取り明るく！商品の配列を変え！どこの売り場より元気に！最も気にしたのが商品配列　高い位置に飾るとかっこいい商品ソールの形状や色、トレッドのパターン。低い位置に飾るとかっこいい商品　ラインや色　縦じまのラインや模様は目線の位置に、横じまのラインや模様は目線より下　そして何より私が気付いたのがすべての靴がラインや模様、色、形状によってかっこよく見えるサイズがあるって事です。そしてかっこよく見えるサイズを探し出し棚に並べてみるとかっこよく見えなかったり置く位置によってもかっこよく見えるサイズが違ってたりと何せ出したり仕舞ったりよくもまぁ～黙って好き勝手にやらせてくれたものだなぁ～なんて思っていますが、お陰様で同月比歴代ナンバー１の実績でやる気のない正社員は表彰されました。めでたしめでたし。ここで気付いたことは靴の中でもやはり２：８の原理は存在する。存在はするのですが甘んじて受け入れると１０のものが９に・・・８になってしまうってことです。要するにこれは売れない商品だからしょうがないと思って売り場に立つとそれに引っ張られ全体の売り上げが下がる。なんでもかんでも売ろうとすると売り上げが上がる。それでも２：８の原理は存在する。だから原理なんだなぁ～。メーカーさんや問屋さん、仕入れ担当さんはよく考えるべき問題だとは思いますが販売員は忘れた方がいい。知らない方がいいと思います。勝手ながら私は百貨店が高学歴者を多数採用するようになってから経営が立ち行かなくなり始めたのもこいつのせいだと思っています。今の百貨店は貸しビルかと思うほどテナントさんだらけですからね。しまった！また悪態ついてしまった。経営戦略は諸刃の剣ですから使い方次第では自分を傷つける。思い違いや考え違いに陥らないように心に刻みこの御時勢にどう対応すべきか思い悩む今日この頃・・・