日航ホテル1階ロビーで
今日から12月議会。私の予算質疑は「定額給付金について」である。もっと質問者があってもよさそうだが、残念ながらこのテーマは私一人だった。以下その質疑内容である。総選挙で国民を買収するかのような定額給付金、しかし思いつきだから何の準備もない。以下私の質問した細目は何も決めていないのに、三月末までには給付を始めろという。無責任の極みである。これが責任政党を吹聴する自民党の総裁である。
責任政党は責任政党でも、自民党はその前に「無」がつく無責任政党であると私は思っている。
二問目で野村市長にどんな見解を持っているか問いただした。しかし国で決められたことをやるだけの答弁。地方自治への理解も、市民や職員を振り回す国への怒りもない。いつものことながら自治体の長としての矜持が感じられなかったのは誠に残念である。
〈1〉本市の対象者の総数、うち8000円が加算される18歳以下、65歳以上の対象者はそれぞれどれぐらいか。本市の給付総額はどれぐらいか。
年齢を判定する基準日はどうなるのか。
〈2〉年度内給付について
議会の議決後、データ処理、申請書類の審査、送金処理など約1カ月近くかかるといわれている。また年度末、年始は転勤などで人口移動のピークを迎える。本市も人事異動の時期と重なる。確定申告や税務処理で忙しく、総選挙の時期と重ならないとも限らない。年度内実施は無理という自治体が多い。政府は年度末からの支給を原則にしているが本市の見通しはどうか。
〈3〉全世帯、全市民対象の給付が原則だが、困難な課題も多い。
①基準日から支給までの間に世帯の構成員が離婚、死亡、転出、世帯分離などした場合でも世帯主に支給するのか。
市域外に転居した場合、どちらの自治体が対応するのか、二重申請のチェックは要るのか要らないのか。
②辞退もなく、取りにも来ない人はどう対応すればいいのか。窓口に来られない人への電話や訪問を考えているのか。所在不明で通知書が返送されてしまった場合はどうすればいいのか、何らかのミスで通知の届かない人も出てくる可能性がある。この場合の対処はどうするのか。
③施設に入所している高齢単身者、児童福祉施設に入所している年少者も世帯主になっている。認知症の問題もある。育児放棄した親が受給を申し出る可能性もある。このようなケースにどう対応するのか明らかにされたい。
④住所を移さないまま避難しているドメスティックバイオレンスの被害者はどうなるのか。
⑤ホームレス、ネットカフェ難民への対応は考えているのか。
⑥外国人定住者は支給対象だが日本語の読み書きが難しい人への対策は何か考えているのか。
〈4〉市民の受け取り方法について
①口座振込みと現金だが、それぞれどれぐらいの比率になると見込んでいるのか。
②口座のない人は現金となるが、高齢者の場合は大変だ。道中の盗難、紛失の可能性がある。代理人の場合の確認はどうするのか。
③市民への周知徹底はどうするのか。
〈5〉本市の態勢はどうなるのか
①担当課はどこになるのか。
②入力や確認など作業は膨大な事務量になることは確か。対応する職員の規模は何人ぐらいになるのか、対策チームを設置するのか。
③手続きや現金の受け渡し場所はどうするのか。
④1999年の地域振興券の対象者はどれぐらいだったのか。この際の態勢はどうだったのか。そのときの準備はどうだったのか。
〈6〉財政負担
本市の人件費、事務費などはどれぐらいかかるのか、総務省は800億円を想定と言われているが、すべてこの国費で見てくれるのか。最初の決定額のままか、それとも実績清算払いになるのか。ついでに地域振興券の場合どれぐらいの経費がかかったのか。
〈7〉所得制限しないのが大勢になっているが、自治体個々にゆだねられている。本市はどうするのか。
〈8〉今後の動き
政府・与党は来年1月の通常国会で定額給付金を盛り込む2008年度第2次補正予算案と関連法案を成立させる方針
しかし野党が参院で採決を引き延ばせば、成立は3月中旬以降にずれ込む。予算案と関連法案そのものが可決されるかどうかも不確定。
冒頭解散など、何があるか判らない政局になっている。まったく準備が無駄になる可能性もないではない
このような状況で市はいつから動き出すのか。どこまで準備するのか。
昨日、今日と私のホームページが表示されなくなった。サーバー会社に連絡すると急な負荷がかかってとの返事が来た。ホームページも復活している。ところが夕方からまたホームページが表示されない。再度サーバー会社に連絡しているが果たしていつ復活だろう。
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