今日から12月議会。たった2日間の本会議で、多くの議案と予算質疑。最初から窮屈なのは覚悟していたのですが、今日は予算質疑に入れず、単行議案も明日に持ち越しとなりました。私は4件の議案で質疑しました。以下は質問した議案に対する私の考えです。
茨木市一般職の任期付職員の採用に関する条例の制定について
窓口職員、留守家庭指導員の任期を3年にして、その度採用試験を実施。3年ごとに職を失う心配をしながら仕事することになります。どう考えても雇用主の利益優先で、労働者のことなど二の次、三の次です。議員も大半が雇う側(採用試験で優秀な人材を確保する)の立場からの発言で、採用試験を受ける立場ではありません。自治体が不安定労働者を拡大してどうするんだと私は怒っています。
非常勤職員の報酬等に関する条例の制定について
6月議会で、教育委員、選管委員、農業委員などの行政委員会委員は地方自治法に基づけば月額ではなくて、日額の報酬にすべきだと大津地裁の判決を引用して質疑しました。
3カ月しても動きが無いので住民監査請求の準備を進めていましたが、日額にする議案を出すとのことで期待しましたが、全くの期待外れ。羊頭狗肉に近い内容で、日額報酬の対象は何も明示されず、やっと答弁で「当該委員会からの要請があったもの」と明らかになりましたが、極めてあいまい。本来なら参考資料として各行政委員会の基準を示すべきです。
日額になったものの、基準次第では「ノンワーキングリッチによる税金のつまみ食い」と批判された月額を上回ることも十分予想されます。
情報公開で手に入れた資料を分析し、対象になる会議時間が平均どれぐらいか、数字を上げて質疑しました。教育委員の場合は20分前後の会議でも3万円となる訳で、市民の理解どころの話ではありません。読売が今回改正案の批判記事を書いていますが、高額報酬の維持を大前提にして日額を決めるやり方は極めて安直で、何の知恵もありません。
法的には日額にせざるを得ません。しかし日額にした場合、対象となる行政委員会によっては会議以外の活動もあり、チェック機能を喪失した形式的な会議よりは中身のある活動が存在しているかもしれません。会議以外の活動で何を対象とするかは微妙なところです。それを考えれば高額すぎる月額報酬を5割、3割に減らす方が実情に合っているのかもしれません。
「知見者には、それに見合った報酬を」の考えを全て否定する気はありません。しかしやはり程度問題です。また、その考えの中には「単純労働を愚直にこなしていることを軽く見る」傲慢さを感じることもあります。
世の中、人間チョボチョボ、そんなに差をつけてどうする。できるだけ公平平等にと考える私は、1000円にもならない時間給の一方に、一時間足らずの会議で30000円は無いだろうと思います。知見に1対30の差があるとは思えません。反って1000円の時間給で働く人の方がまともな感覚や豊かな知見を持つ場合もあると考えます。
人間、肩書とればただの人。傲慢な人間はどうも好きになれません。多くの人が自分も相手も、良くも悪くもただの人に過ぎないと謙虚になれば、どれだけ世の中やさしく生きやすくなるだろう、その視点も入れて世の中変えたいなと思っています。
【今日のラン】ゼッケンアピールラン4.5㎞
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以下は「国会前54日間連続フルマラソンアピール行動」中野レポート
茨木市一般職の任期付職員の採用に関する条例の制定について
窓口職員、留守家庭指導員の任期を3年にして、その度採用試験を実施。3年ごとに職を失う心配をしながら仕事することになります。どう考えても雇用主の利益優先で、労働者のことなど二の次、三の次です。議員も大半が雇う側(採用試験で優秀な人材を確保する)の立場からの発言で、採用試験を受ける立場ではありません。自治体が不安定労働者を拡大してどうするんだと私は怒っています。
非常勤職員の報酬等に関する条例の制定について
6月議会で、教育委員、選管委員、農業委員などの行政委員会委員は地方自治法に基づけば月額ではなくて、日額の報酬にすべきだと大津地裁の判決を引用して質疑しました。
3カ月しても動きが無いので住民監査請求の準備を進めていましたが、日額にする議案を出すとのことで期待しましたが、全くの期待外れ。羊頭狗肉に近い内容で、日額報酬の対象は何も明示されず、やっと答弁で「当該委員会からの要請があったもの」と明らかになりましたが、極めてあいまい。本来なら参考資料として各行政委員会の基準を示すべきです。
日額になったものの、基準次第では「ノンワーキングリッチによる税金のつまみ食い」と批判された月額を上回ることも十分予想されます。
情報公開で手に入れた資料を分析し、対象になる会議時間が平均どれぐらいか、数字を上げて質疑しました。教育委員の場合は20分前後の会議でも3万円となる訳で、市民の理解どころの話ではありません。読売が今回改正案の批判記事を書いていますが、高額報酬の維持を大前提にして日額を決めるやり方は極めて安直で、何の知恵もありません。
法的には日額にせざるを得ません。しかし日額にした場合、対象となる行政委員会によっては会議以外の活動もあり、チェック機能を喪失した形式的な会議よりは中身のある活動が存在しているかもしれません。会議以外の活動で何を対象とするかは微妙なところです。それを考えれば高額すぎる月額報酬を5割、3割に減らす方が実情に合っているのかもしれません。
「知見者には、それに見合った報酬を」の考えを全て否定する気はありません。しかしやはり程度問題です。また、その考えの中には「単純労働を愚直にこなしていることを軽く見る」傲慢さを感じることもあります。
世の中、人間チョボチョボ、そんなに差をつけてどうする。できるだけ公平平等にと考える私は、1000円にもならない時間給の一方に、一時間足らずの会議で30000円は無いだろうと思います。知見に1対30の差があるとは思えません。反って1000円の時間給で働く人の方がまともな感覚や豊かな知見を持つ場合もあると考えます。
人間、肩書とればただの人。傲慢な人間はどうも好きになれません。多くの人が自分も相手も、良くも悪くもただの人に過ぎないと謙虚になれば、どれだけ世の中やさしく生きやすくなるだろう、その視点も入れて世の中変えたいなと思っています。
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