昨日ＮＨＫのＥテレで以下の番組があり、最後まで見ました。歴史に翻弄されながら民族教育、本名にこだわり、自分はいったい何なのかと問い続ける在日の朝鮮韓国の人たち。ヘイトスピーチをまき散らす人たちにもじっくりとみてほしいものです。
猪飼野 ～在日コリアンの軌跡～ 番組紹介から
日本で在日コリアンが最も集住する大阪市生野区。かつて「猪飼野」と呼ばれた地域には、戦前、日本の植民地だった朝鮮半島南部、主にチェジュ島から渡ってきた人とその子孫が多く住む。戦後、彼らは、南北分断、帰国運動など東アジアの激動に翻弄され、差別や偏見に苦しみながら日本で生きてきた。民族教育を求める声は、阪神教育闘争などを乗り越えて、どのように進められてきたのか。そして、地元の日本人は、こうした在日社会とどう向き合ってきたのか。
在日二世から三世へと移り、日本に帰化する人も増えている今、在日コリアンの街、旧猪飼野地域の戦後史を見つめ、日本人が多様な民族や文化とどう関わってきたのかを問いかける。
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（転送・転載・シェア歓迎）
深まる学生の貧困と民主主義の危機ー「場所」と「時間」の重要性 大内裕和さん（中京大学教授）
2013年も終わりに近づいている。今年を振り返って、あらためて痛感したことは学生の貧困が深刻化しているという現実だ。奨学金問題をはじめ、「全身就活」「世代間断層」「ブラックバイト」という言葉を思いついた背景には、学生の貧困化とそれを十分には理解していない多くの中高年世代の現状がある。
「昨日は2時間睡眠だった」「昨日は泊まりの仕事で寝ていない」という言葉が学生同士の間で、日々交わされている。過酷なアルバイトは学生の睡眠時間を奪っている。顔色の悪い学生は、年々増加している。睡眠不足と不規則な生活によるものである。
「学生は遊ぶ金ほしさにアルバイトをしている」といまだに思っている中高年は少なくないが、それは自分たちの思い込みを投影しているに過ぎない。一部の裕福な家庭出身者をのぞけば、学費や生活費のためにアルバイトをしている学生が大半となっている。
半数以上の学生が、卒業後の年収を上回る「奨学金という名の借金」を抱え、100社以上にエントリーする「全身就活」 を行っても、入った職場が「ブラック企業」の可能性は低くない。規制緩和を進める新自由主義によって「雇用の安定性」は砕け散ってしまった。
「特定秘密保護法」の成立やヘイトスピーチの広がり、憲法無視の政治など、「民主主義の危機」は進行している。政党政治の劣化やマスコミ報道の問題点などが指摘されることが多いが、それに加えて民主主義を担うための「場所」と「時間」が、多くの人々に決定的に不足しているという点が重要だろう。
2006年の講演で加藤周一氏は、憲法改悪を阻止するために「学生と老人の連帯」の重要性を訴えた。そこには定年退職後の老人とまだ就職していない学生は、企業社会のもつ集団的拘束力の外側にる共通点が連帯の基盤となるという認識があった。しかし、2013年現在、学生の多くは企業社会の外側にいるとは言えない。高い学費と貧困な奨学金制度、過酷なアルバイトと就活の厳しさは、学生から「ゆとりのある学生生活」を奪っている。
2012年9月1日に結成された「愛知県 学費と奨学金を考える会」の活動を通して、私はこうした学生の厳しい現実とあらためて向かい合うことを強いられた。会合をしようと思っても学生同士が集まることは、途方もないほど困難であることを痛感した。しかし、とてつもなく困難であっても「場所」と「時間」を生み出すことが、学生が政治的・社会的認識をもつ民主主義の担い手として成長するためには、決定的な重要性をもつことを改めて思い知らされた。
「民主主義の危機」を乗り越えるためには、担い手にとっての「場所」と「時間」をつくっていくことがとても重要であるということを、一人でも多くの人びとに広めていくことが、2014年の大切な課題の一つになるだろう。
HK & Les Saltimbanks "On lâche rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ！ （いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法（特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる）に反対し続けます。その意味も込めて投稿のトップにあきらめないぞ！の歌を持ってきました。この歌に勇気をもらって頑張ります。）
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猪飼野 ～在日コリアンの軌跡～ 番組紹介から
日本で在日コリアンが最も集住する大阪市生野区。かつて「猪飼野」と呼ばれた地域には、戦前、日本の植民地だった朝鮮半島南部、主にチェジュ島から渡ってきた人とその子孫が多く住む。戦後、彼らは、南北分断、帰国運動など東アジアの激動に翻弄され、差別や偏見に苦しみながら日本で生きてきた。民族教育を求める声は、阪神教育闘争などを乗り越えて、どのように進められてきたのか。そして、地元の日本人は、こうした在日社会とどう向き合ってきたのか。
在日二世から三世へと移り、日本に帰化する人も増えている今、在日コリアンの街、旧猪飼野地域の戦後史を見つめ、日本人が多様な民族や文化とどう関わってきたのかを問いかける。
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深まる学生の貧困と民主主義の危機ー「場所」と「時間」の重要性 大内裕和さん（中京大学教授）
2013年も終わりに近づいている。今年を振り返って、あらためて痛感したことは学生の貧困が深刻化しているという現実だ。奨学金問題をはじめ、「全身就活」「世代間断層」「ブラックバイト」という言葉を思いついた背景には、学生の貧困化とそれを十分には理解していない多くの中高年世代の現状がある。
「昨日は2時間睡眠だった」「昨日は泊まりの仕事で寝ていない」という言葉が学生同士の間で、日々交わされている。過酷なアルバイトは学生の睡眠時間を奪っている。顔色の悪い学生は、年々増加している。睡眠不足と不規則な生活によるものである。
「学生は遊ぶ金ほしさにアルバイトをしている」といまだに思っている中高年は少なくないが、それは自分たちの思い込みを投影しているに過ぎない。一部の裕福な家庭出身者をのぞけば、学費や生活費のためにアルバイトをしている学生が大半となっている。
半数以上の学生が、卒業後の年収を上回る「奨学金という名の借金」を抱え、100社以上にエントリーする「全身就活」 を行っても、入った職場が「ブラック企業」の可能性は低くない。規制緩和を進める新自由主義によって「雇用の安定性」は砕け散ってしまった。
「特定秘密保護法」の成立やヘイトスピーチの広がり、憲法無視の政治など、「民主主義の危機」は進行している。政党政治の劣化やマスコミ報道の問題点などが指摘されることが多いが、それに加えて民主主義を担うための「場所」と「時間」が、多くの人々に決定的に不足しているという点が重要だろう。
2006年の講演で加藤周一氏は、憲法改悪を阻止するために「学生と老人の連帯」の重要性を訴えた。そこには定年退職後の老人とまだ就職していない学生は、企業社会のもつ集団的拘束力の外側にる共通点が連帯の基盤となるという認識があった。しかし、2013年現在、学生の多くは企業社会の外側にいるとは言えない。高い学費と貧困な奨学金制度、過酷なアルバイトと就活の厳しさは、学生から「ゆとりのある学生生活」を奪っている。
2012年9月1日に結成された「愛知県 学費と奨学金を考える会」の活動を通して、私はこうした学生の厳しい現実とあらためて向かい合うことを強いられた。会合をしようと思っても学生同士が集まることは、途方もないほど困難であることを痛感した。しかし、とてつもなく困難であっても「場所」と「時間」を生み出すことが、学生が政治的・社会的認識をもつ民主主義の担い手として成長するためには、決定的な重要性をもつことを改めて思い知らされた。
「民主主義の危機」を乗り越えるためには、担い手にとっての「場所」と「時間」をつくっていくことがとても重要であるということを、一人でも多くの人びとに広めていくことが、2014年の大切な課題の一つになるだろう。
HK & Les Saltimbanks "On lâche rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ！ （いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法（特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる）に反対し続けます。その意味も込めて投稿のトップにあきらめないぞ！の歌を持ってきました。この歌に勇気をもらって頑張ります。）
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