農僕日記 JAPAN

農薬を使わない農業を紀州和歌山でゼロからスタート。
農業は僕たちの平和活動♪ライフワークいざゆかん(^g^)(^y^)

ツバル13

2015-02-27 | 農僕日記2015
お尻の完全回復まで、
あと21%!!順調です!(^G^)!



『 君もオブザーバーの一人かね。』


ひさしくオ"ッと感じたフレーズ(^g^)。

25日(水)の夜、農業の講演会に参加。
兵庫県の橋本慎司氏の講演の中のひとつの話でした。


若かりし頃、インドにいった時の話で、
そこで、ひょんなことから、ガンジーの弟子といわれる方に
会うことになり、なぜか、彼の住むアルプスふもとの村まで、
数日かけて彼を訪ねることになりました。

弟子(60代?)は何をしているかというと、
アルプスのふもとの森たちを切り倒して売りさばく、
国の業者たちに対し、「木を切らんでくれ」と、
木の周りにぐるっと貼りついて、
「木を切るならわしを切ってからにしてくれ!」と、
アルプスのふもと(里山)を守っていました。

弟子は橋本さんに言いました。
「君は、下流でおこる水害は天災だと思っておるか?…
違う。ふもとの木が無くなることで、貯えられなくなった
大量の雨水が、下流で氾濫し町をのみ込んでいく。
これは、里山を壊すことでおこる人災です。」
「そして、里山というのは、自分たちの宝であり、
今まで先祖代々生きてこられた『命』です。」
「里山を守ることが、ふもとの村々の命を守ることであり、
下流の町やそこに住む人々の命を守る。」

橋本さんはその村で1週間ほど滞在するんですが、
村を出るときに、弟子が深い瞳で言いました。
「人々は問題に対して、いいだの悪いだの、
あーだこーだ言うでしょう。言うだけで一切
自分で行動したり、また行動をあらためたりもしない。
君もここで生まれた人ではないが、ここの状況を知り、、
あなたは、あーだこーだ言うだけの人間ですか。」
「君もオブザーバーの一人かね。」




今更、ゴチャッとなっていた、僕の脳みそを、
少しクリアにしてくたお話でした!
僕は、オブザーバーにはなりたくないっす~あらためて確信。



橋本氏は、このことがきっかけで、
自分にできることはなにかと、、
有機農家になったそうで。