みそつくし（２３）

はじめから読む方はこちらから…みそつくし（１）

味噌煮込みうどんを食った後、ホテルに早めのチェックイン。これからは荷物不要で手ぶら観光。
今回宿泊したホテルには温泉がある。まずは温泉に浸かって疲れを癒して…
温泉から上がり、自室で体を冷やしていたら、疲労感が土石流のように襲いかかってきた。
なんとか耐えようとするも、抗える気がしない…出した結果は「抗わずに寝る」だった。
観光は終わってるし、あとはメシ食うだけだし、特に問題なし…その後、深い眠りにつき、起きたのは２０時半だった。


とりあえず夜の名古屋を楽しもうと、扇子片手に外に出る。右も左もわからぬ名古屋の街を、本能の赴くまま歩く。
途中、「世界の山ちゃんの元祖」を謳う店を見つけ、ここでもいいかなと思うも、躊躇し再び歩くことに。


さらに歩く事数十分、どっかで見たことがある名前の店を見つけた。
味仙、確か台湾ラーメンがうんたらくんたらという店だったはず。私は台湾ラーメンを食った事がない。
ならばネタになる！と判断し、迷わず入店するも、店内満員大混雑。
こりゃどうしたもんかね？と思っていたら、婆さんがめっちゃでかい声で叫ぶ。叫びまくる。
さながらルイアームストロングがラップをするかのようなダミ声大声早口言葉。なんだこの婆さん？
で、私を見て「１人？ちょっと待ってて」と言ってまたラップ。あ、婆さんその声が地声なんですね。


待つこと５分で席が空き、台湾ラーメンとビールを注文。さてどんなんかなー…
辛い！超辛い！旨いけど辛い！辛いというより痛い！口にしただけで痛い！
ビールを注文していて正解だった。これなら３杯は軽くイケるレベル。
ひき肉・ニラ・ネギと濃厚な味付けで旨いんだが…やはり辛い！これは大変なことだ！
店を出て、速攻でコンビニを探し、紙パックの烏龍茶買って一気飲みで鎮痛。婆さん含めて味仙おそるべし。

～続く～