満月と黒猫日記

わたくし黒猫ブランカのデカダン酔いしれた暮らしぶりのレポートです。白い壁に「墜天使」って書いたり書かなかったり。

ブグログレビューにまつわる小咄

2012-08-17 01:20:06 | 

皆様ごきげんよう。暑いですね、だがそこがいい、黒猫でございますよ。暦の上では秋とか、何それどこ情報?どこ情報よ~?(地獄のミサワ風に)
夏の盛りが過ぎゆくなど、わたしは認めない、認めない決して!!


それはさておき。

今日は結構前からやろうやろうと思っていた本のレビューに関する小咄を。

わたしはこのブログで時折読んだ本のレビューをしています。以前はもっと頻繁だったんですが、昨年頃から「これは面白かったから、是非みんなにも知らしめないと!」と強い気持ちが働かない限り、ブログ上ではしないようになりました。
何故かと申しますと、読んだ本の全部をやるとなると、結構めんどいのです。面白かったのならそれなりにキーボードを打つ指も進みましょうが、さほどでもなかった場合、苦痛になります。

そんなわけで、昨年あたりから、ブグログを利用して読書メモをつける形にしています。
こちらはホントにチラ裏(=チラシの裏に書くこと、転じて自分しか見ない自己満足メモ)という感じで、twitterのように他のユーザーさんのフォローができるにも関わらず、今の所フォローさせて頂いている方はおひとりのみです。これもアカウントを取った当時の勢いでやっただけで、ご本人にフォローさせて下さい的なアプローチは一切せず、「うわっ・・・わたしの行為、キモすぎ・・・?」と思いつつの行いでした。
直接のやりとりはないものの、何故かその方はわたしのアカウントをフォローして下さり、ということは多分黙認して頂けたのだろうと勝手に思って現在に至っております。(なんかすいません)

それはさておき、他者との交流はほとんどないまま、ちょっと検索すれば読んだ本の詳細情報等がすぐに出てきて、読了メモ代わりに使えると思い、主に「何月何日にこれ読み終わった」というメモ代わりに使っていました。
でもなるべくレビューは書くようにしていますが、今のところ全体の八割弱といったところです。しかもここで書くようなあらすじまでは滅多に書きません。

で。

一年以上前ですが、『ある少女にまつわる殺人の告白』という本を読みまして、面白かったので、そういう気持ちを含めたレビューを書きました。(※リンク先はわたしのブグログレビューです)
そしてその半年後くらいの3月末、ブグログから「文庫化にあたりあなたのレビューを一部使用させて頂いてもいいか」というメールが来ました。

チラ裏見てる人いたのか・・・!つかそんな公式に近いとこからメールが来るとは・・・!

びっくりしつつもどうぞ使って下さいと返信すると、しばらくしてから著者サイン入りの文庫本が送られてきました。マジか・・・!

わたしのレビューは文庫の帯の裏面に一文だけ引用されていました。映画でいう「全米が泣いたしわたしも泣いた(Aさん:OL)」とか、そういう感じで(笑)。文庫化にあたり、ネット上のレビューをいくつか引用したようです。でも自分のレビューから引用されるとは、なんとも不思議な感じ。

『ある少女~』は虐待されていた少女に関する話を関係者に聞き取る形で進行するミステリです。テーマがテーマなので辛い感じはありますが、最後のどんでん返しがとても鮮やかでした。ご興味を持たれた方は是非。


まあ、こんな椿事がありながらも、その後も以前と変わらずブグログで読書記録をつけています。
ただ、自分はチラ裏のつもりでも見てる人いるんだよ、ワールドワイドウェブだからね!という思いは忘れないようにしよう、と、改めて思いました。
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