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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

155冊目:「生き方は星空が教えてくれる」

2016-10-23 18:53:28 | 
総評:★★★★☆ 面白かった。
面白い度:★★★★☆ スイスイ読めた。
読みやすい度:★★★★★ 読みやすい。
ためになる度:★★★★☆ いい感じにためになった。
また読みたい度:★★☆☆☆ 1回読めば十分かな、といったところ。


この前沢尻エリカの記事をWikipediaで見ていたら、影響を受けた本として書いてあったので、前々からこの著者の方は気になっていたので自分も見てみることにした。

この著者の木内鶴彦さんって方は臨死体験をしたことで有名な人で、Wikipediaで調べると色々と出てくる。
そんなんで今回のきっかけもあり、この人の面白臨死体験を改めて本で見てみようと思い読んでみた。
そんなんで、幾つかのトピックにまとめて内容と感想を書いてみる。


・ビッグバン
この木内さんは臨死体験を通して宇宙の始まりを見てきたらしい。
宇宙は最初は大きな意識の塊だったという、あまりに完全すぎたので、宇宙は自ら「ひずみ」を生み出したらしい、そのひずみが徐々に大きくなっていき、それが爆発を起こしたのがビッグバンとのこと。それがあり、今の3次元の物質世界があるらしかった。
確かにあまりに完璧過ぎて、全てが「真理」としてわかっているのは面白くないだろう。
最初にビッグバンとしてひずみから生まれた状態が今で、元のひずみのない完璧な状態に戻ろうとしていると考えると、なんか時間軸っていうのがあるのが分かる気がする。

「全て」とか「真理」とか「アカシックレコード」とかって、アニメとか漫画で色々題材に挙げられているものがある。例えば、「鋼の連勤術師」とか「まどかマギカ」とか手塚治虫の「ブッダ」だったり、それこそそれ以外にも無数にある。
「全て」や「真理」が別の所にあり、人類だったり3次元の世界に生きるものはみなその状態に向かっていると考えると、やはり進化っていうものはあるような気がする。そして時間の流れは必然なんだろうと思う。

過去から世界は原始時代の何もない所からこの発展した文明社会を作り上げることができているのだ。その最終目的は「全て」になることだったり、「真理」を得るためだったりと考えると、今までの進化はやはり意味があるのだろうとちょっと自分の中で腑に落ちたものがありました。


・ノアの洪水と月
聖書で語られている「ノアの洪水」というのはやはり現実にあったらしい。それは月が地球にぶつかったことで起こり、以前の月にあった水分の大半が地球に流れ込んだことで起こったことのようであった。
最初、地球に月はなかったらしい。月になる前の彗星?かなんかが地球にぶつかり、地球に水分とか質量を色々持って行かれて軽くなった星がそのまま月となり、地球の衛星として回っているらしかった。

そうであったら、恐竜が絶滅したこととか、ムー大陸などの超古代文明とか、地球に昔巨人がいたなどとの伝承とかが色々しっくりくる。
地球は以前は海面がもっと低く、もっと環境も違っていたのだった。んで月が衝突して地球に大量の水が流れ込み、ノアの洪水として伝承が残っているのだったら、やはり実際にあった出来事として信憑性がある。そして以前は地球の重力も軽かったのだった。だからあの恐竜はあの大きさで走り回れたし、地球上で繁栄できたのであろう。
しかし恐竜は洪水の被害で絶滅してしまった。そう考えると恐竜が一斉にいなくなったのもわかる。もっとも重力が大きくなったからっていう理由もあるかもしれないが。

世界中で見つかっている巨人の骨とかもあるらしいし、もしその時代に人間にあたるものが生きていたのなら、本当に今からすると巨人だったのだろう。
そして人間は絶滅を逃れ、大きくなった重力に適応し、今の環境に適応したサイズになったのだ。と考えると、エヴァやナウシカ、進撃の巨人や北欧神話などのモチーフになる巨人もこういった所から着想を得ているんじゃないかと思う。


・太古の水と太古の地球
太古の水は生物を生み出した源泉そのものであるらしい。まさしく「生命のスープ」である。
太古の環境を想定して木内さんが作り出したのが、太古の水らしい。
この太古の水はなんか色々な効果があるという。ちょっとそこら辺はよく分からないが、機会があったら自分も飲んでみたいものである。


・人間のいる意味と地球の循環システム
地球上で、知的生命体と言えるものがなぜ人間しかいないのだろうとよく考える。
自分は人間は宇宙人だからじゃないか?と考えていたのだが、人間は地球のこのバランスを保つために存在するらしい。
人間がいないと地球の循環システムはいい感じに保たれる。

動物の死骸をダニが分解し、その養分を使って植物が成長し、咲き、それを虫が媒介となって色々な所に種や胞子を運ぶ。草食動物が植物を食べ、肉食動物が草食動物を食べる。
なんかそういう食物連鎖の作用が起こるが、それでもその自然の動物だけだとなんらかの「歪み」が発生してしまうとのこと。そのバランスを整えるのが人間なのではないかという木内さんの推測であった。
もしそのために人間がいるのであれば、人はそういった環境や自然に配慮して生きなければいけないと思う(というかそもそもの話だけど)。


・熊と自然のルール
熊は無条件に人間を襲うのではない。熊は熊なりの理由があって人間を襲うのだということを木内さんは言っていた。
木内さんはよく真夜中に山の中に入って星を眺めているらしいが、そこで熊と遭遇しても襲われないとのこと。
それは木内さんが「自然のルール」を守っているからだ。それは簡単にいうと「マーキング」などのルールを守っているからだ。

野生動物は野生動物の世界がありルールがあるのだ。そのルールを人間側で理解して守っていれば、野生動物が人間を殺したり、人間の世界に被害を出すようなことはしないんじゃないかということが分かった。
ライオンだって無益な殺生はしないし、もちろん熊だってしない。無益な殺生や無駄なことをしているのは「お金」のために生きる人間だけではないのか?

そんな感じで、色々な面白いことを知ることができた本でした。


最後に興味深かった内容を抜粋する。

・どの命もすべて、その命でなければできない役割というのが用意されています。
 私の場合は、それがたまたま臨死体験という、人とはちょっと異なったものだったというだけのことです。
 その人でなければ発送できないこと、その人でなければ実行できないこと、すべての人が、その人でなければ活用できない才能を秘めているのです。
 しかしその才能がどのようなものなのか、待っていても、誰も教えてはくれません。いろいろなことをしながら、自分自身で「これだ」と感じるものを見つけるしかないのです。
 では、自分の才能を見つけ出すには、どのようにすればよいのでしょうか。
 その目安となるのは、自分の心にわき上がる喜びです。はたから見たらつらいことでも、その人にとって才能を生かすことなら、心に大きな喜びが必ずわき上がってきます。〜(中略)〜
 お金や地位や、社会的しがらみにはかかわりなく、自分の内側にわき上がる「喜び」に忠実に生きる時、誰もが自分の役割に気づき、才能を花開かせるにちがいありません。

・宇宙はビッグバンと呼ばれる大爆発によって「無」から生まれた。これは現在最も信憑性が高いとされる宇宙起源説です。
 無から誕生した宇宙。その宇宙の中で星が生まれ、私たち生命体も生まれた。つまり、今のこの自分の意識さえも、もとをただせばビッグバンによって無から生まれたものだということができるのではないかーそう考えたのです。すべてが死んでしまえば、また無に戻る。私が死んでいくのはそういう意味での「無」の世界かもしれない、と。

・人生最大の喜びは、地位でも名誉でもお金でもなく、精神的な充実感を味わうことです。そしてその充実感は、自分の能力を100パーセント引き出したときに初めて得られるものなのです。
 誰もが、その人でなければできない役目というものをもっています。それはいい換えれば、その人にしか備わっていない能力があるということです。
 自分の能力を生かすことは、生きる喜びそのものです。そして、自分を生かすことが、結果として命の循環を守ることにつながっているのです。
 自分の能力が何なのか、まだわからない人もたくさんいると思います。でも、心配することでも焦ることでもありません。やりたいと感じたことをいろいろ試しているうちに、人は必ずそれにめぐり合うことができるようになっています。何が自分の才能なのかを判断するのは、実は簡単です。能力を発揮できたとき、あなたはそれまで経験したことのない喜びや楽しさ、そして充実感に満たされるからです。ですから、自分がやってみたいと思ったことは損得勘定を抜きにしてまず、やってみることです。


・たとえば、自分が住んでいる町にダイオキシンを出すゴミ処理場があると、多くの人が文句をいいます。しかしダイオキシンを発生させるようなゴミを出しているのは自分たちなのだということを自覚している人はほとんどいません。
 ゴミ処理施設が悪いのではありません。そこで処理できないゴミを出した人が悪いのです。
 でも、そういうと、今度は有害なものを発生させる製品を作った企業が悪いと、また人のせいにしてしまいます。でもこれも、そんな製品を買うのがいけないのです。一人ひとりが、「有害なものを発生させる製品は買わない」と不買運動をすれば、企業はいやでも安全なものしか作れなくなるからです。
 誰かが行動してくれるのを待つのではなく、一人ひとりが自分で考え、努力して行動しなければ、地球環境を守ることはできません。

・自分以上に自分の素晴らしさを認められる人はいません。ですから私は、いつももっと自分をほめなさいというのです。自分の能力を認めて自分をほめてあげるのです。何も人前で自慢しろとはいいません。自分の才能が発揮できたと感じたら、鏡でも見ながら心の中で、「俺ってこんなにすごいんだ」と思えばいいのです。
 これをやると脳はどんどん活性化していきます。
 自分の才能を見いだし、育み、活用していくことは、その人自身にしかできません。親が我が子の才能を信じて疑わないように、いえそれ以上に、自分で自分の才能を信じなければ、才能を最大限発揮することはできません。


と、思ったより長くなってしまったが、こんな感じでしょうか?
見返してみたら、なかなかためになることが書いてありました。そんなんで、今回の感想は以上☆
コメント
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