それは六月の連続早出残業生活最終日の一日前のことでした
残業から解放されたがーこ、いつもの習慣で連れ合いに、「仕事、今終わった」という携帯メールをしたところ、連れ合いからほどなくレスが。
内容はなぜだか「マイケルが死んだ」
もう連日の残業ラリーによる慢性寝不足で脳みそぼけぼけのがーこのことです。
そのメールを読んだがーこ、「マイケル…どこの?…近所にマイケルって猫飼ってるお宅あったっけ?」と、連れ合いのメールのマイケルがわからぬまま帰宅。
帰宅後、「マイケルってどこのマイケル?」と尋ね、「ジャクソン」と言われて初めて、「えぇぇぇーマイケルジャクソン!なんで?そんな歳やないやろ?整形のしすぎでバイ菌感染したとか?」と、その日の夜十時回ってから「マイケルジャクソン急死」という大事件がようやくわかったがーこです
まあ、驚きはしましたが、外国の方ですしね…。
スリラー世代ではあるけれど、だからって便乗商法?みたいな追悼コーナーに足を運ぶほどの気持ちにはなりませんでした。
が、しかし、もうちょっと早く亡くなったこちらの
忌野清志郎さんの時には、このDVD買いました
特別ファンだったわけじゃありません。
むしろ、がーこの若いころにはあまり好きなアーティストではありませんでしたが…。
ずいぶん前になりますが、この方の野音ライブをNHKで見た時、良くわかんないけど家族連れで来ている人の姿や、大きなバルーンを客席でごろごろ転がしてて、時々ステージにいる清志郎さんがそのバルーンを観客席に押し戻したりしているシーンを見てなぜだか「いいなぁー楽しそう」と思ったのがきっかけで、一回コンサート行ってみたいなぁーと思っていた矢先、「咽頭ガン」で入院。
この武道館での完全復活祭というコンサートを開くも、がん再発。
つい先日、とうとう力尽きてしまわれたのは記憶にも新しいことと思います。
で、この完全復活祭を観た感想ですが。
この方の曲にはその歌詞の一節一節に、すべて愛がこめられていると、そう思いました。
パンクロッカーですから、もちろん曲にはある種のメッセージがこめられていて当たり前なのですが、この方の主たるメッセージは、「男女のそれも親子のそれも、年齢性別国籍すべてを問わぬ人間に向けられた愛」その一言に尽きます。
「愛のあるところ、自然と相手に対する思いやりが生まれる」初期の歌にはそれほど明確な「愛」ではなく男女の「愛」そのものを歌っておられますが、後半に近づくにつれ、やはり「人間愛」に満ちた曲を歌っておられたように思います。
この方は必ずコンサートの最中「ベイビィ。愛しあってるかぁーーーーい?」と観衆に向けて問いかけておられるみたいですが、これも単純に「いい相手とよろしくやってるかい?」という意味ではなく「いい恋愛をしてるかい?」もしくは「愛をこめて日常を生きてるかい?」と解釈したほうがよいのではないかと思ったりもします。
このコンサートの冒頭忌野清志郎さんが大画面の中で闘病中の二年間を振り返り、寝床から「二年間、よく寝たぜぇ~」と起き上がってこられるシーンがあります。
もしかして、彼はいつか「良く寝たぜぇ~」なんて言いながら、またもやひょいと目の前に現れるのではないか。
観終わった後、本心でそう思えてしまうほどのエネルギーがこのDVDには収まっていました。機会があれば一度ぜひご覧あれ
顔は近所のおっさん風なのに、熱いメッセージを心に秘めていた男。
それが忌野清志郎さんなんですね

残業から解放されたがーこ、いつもの習慣で連れ合いに、「仕事、今終わった」という携帯メールをしたところ、連れ合いからほどなくレスが。
内容はなぜだか「マイケルが死んだ」

もう連日の残業ラリーによる慢性寝不足で脳みそぼけぼけのがーこのことです。
そのメールを読んだがーこ、「マイケル…どこの?…近所にマイケルって猫飼ってるお宅あったっけ?」と、連れ合いのメールのマイケルがわからぬまま帰宅。
帰宅後、「マイケルってどこのマイケル?」と尋ね、「ジャクソン」と言われて初めて、「えぇぇぇーマイケルジャクソン!なんで?そんな歳やないやろ?整形のしすぎでバイ菌感染したとか?」と、その日の夜十時回ってから「マイケルジャクソン急死」という大事件がようやくわかったがーこです

まあ、驚きはしましたが、外国の方ですしね…。
スリラー世代ではあるけれど、だからって便乗商法?みたいな追悼コーナーに足を運ぶほどの気持ちにはなりませんでした。
が、しかし、もうちょっと早く亡くなったこちらの
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忌野清志郎さんの時には、このDVD買いました

特別ファンだったわけじゃありません。
むしろ、がーこの若いころにはあまり好きなアーティストではありませんでしたが…。
ずいぶん前になりますが、この方の野音ライブをNHKで見た時、良くわかんないけど家族連れで来ている人の姿や、大きなバルーンを客席でごろごろ転がしてて、時々ステージにいる清志郎さんがそのバルーンを観客席に押し戻したりしているシーンを見てなぜだか「いいなぁー楽しそう」と思ったのがきっかけで、一回コンサート行ってみたいなぁーと思っていた矢先、「咽頭ガン」で入院。
この武道館での完全復活祭というコンサートを開くも、がん再発。
つい先日、とうとう力尽きてしまわれたのは記憶にも新しいことと思います。
で、この完全復活祭を観た感想ですが。
この方の曲にはその歌詞の一節一節に、すべて愛がこめられていると、そう思いました。
パンクロッカーですから、もちろん曲にはある種のメッセージがこめられていて当たり前なのですが、この方の主たるメッセージは、「男女のそれも親子のそれも、年齢性別国籍すべてを問わぬ人間に向けられた愛」その一言に尽きます。
「愛のあるところ、自然と相手に対する思いやりが生まれる」初期の歌にはそれほど明確な「愛」ではなく男女の「愛」そのものを歌っておられますが、後半に近づくにつれ、やはり「人間愛」に満ちた曲を歌っておられたように思います。
この方は必ずコンサートの最中「ベイビィ。愛しあってるかぁーーーーい?」と観衆に向けて問いかけておられるみたいですが、これも単純に「いい相手とよろしくやってるかい?」という意味ではなく「いい恋愛をしてるかい?」もしくは「愛をこめて日常を生きてるかい?」と解釈したほうがよいのではないかと思ったりもします。
このコンサートの冒頭忌野清志郎さんが大画面の中で闘病中の二年間を振り返り、寝床から「二年間、よく寝たぜぇ~」と起き上がってこられるシーンがあります。
もしかして、彼はいつか「良く寝たぜぇ~」なんて言いながら、またもやひょいと目の前に現れるのではないか。
観終わった後、本心でそう思えてしまうほどのエネルギーがこのDVDには収まっていました。機会があれば一度ぜひご覧あれ

顔は近所のおっさん風なのに、熱いメッセージを心に秘めていた男。
それが忌野清志郎さんなんですね
