がーこ 見聞録

がーこの街歩きと飲み食いのブログ。

奈良DER BAR(デルベア)のバウムクーヘン

2008年07月05日 16時48分37秒 | お取り寄せを含む、珍品実食記録
 七月一日は、がーこの郷里金沢では「氷室の日」と言い、無病息災を祈って「酒まんじゅう」を食べる日です

 少し由来に触れると、この日は藩政時代に加賀藩から徳川幕府へ氷を献上する日で、氷室とは冬に雪を入れて、氷としてためておいた室(むろ)のことです。
 その献上品の無事到着を、神社に当時は貴重だった氷に見立てた白いまんじゅうを供えて祈願したことから、町民も、この日は氷に見立てた白いまんじゅうを食べる風習ができました。
 
 当時貴重な、雪を貯蔵したこの氷を暑い夏に食すということは、町人にはまず不可能。だから、まんじゅうを雪に見立て、雪のつもりのまんじゅうを食べることで、夏を越す体力を養い、無病息災を願う意味もあります。
 茶道が盛んだった金沢には、和菓子屋の数も多く、氷室の日数日前から、「氷室まんじゅうあります」の張り紙が各店に出ます。

 話はそれましたが、この氷室の日は、がーことがーこの連れ合いの「結婚記念日」でもあります。
 時の経つこと22年目の「結婚記念日」
 今年は、奈良にある「デルベア」というお店の「バウムクーヘン」を取り寄せました

 (注文したのは五月だったんだけど、すべて手作業。一日20個くらいしか焼けないこだわりバウムなので、たまたま記念日前日に届いたんだけどね)
 ↓がその「バウムクーヘン」
 
 一番外側↓

 断面。
 この断面が木の年輪に似てるからドイツ語で「バウムクーヘン」を訳すと「木の菓子」と呼ばれるという一説もあります。

 これを薄くカットして、トースターで軽く焼きます。

 そうすると、すごーくあまぁーい香りがして、ふんわり優しい食感が味わえます。
 このデルベアの「バウムクーヘン」は、すべて一人で焼いているため、注文してから手元に届くまで時間がかかります。
 まったくの無添加。こだわりの材料を使用。
 ひとつだけ注意点は、ここのバウムクーヘンは、冷蔵保存もしくは冷凍保存だけど、食べるときは、しっかり室温に戻してからトーストすること。
 冷たいままだと、本来の味とはまったく異なった感想を覚えます。
 室温に戻して軽くトーストした場合、自然のなんとも言えない滋味が広がります。
 
 この「バウムクーヘン」のように、また更なる夫婦の年輪を重ねて行きたいと思います。(ほとんど友達みたいな夫婦だけど


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コメント
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