

台風11号 午後5時現在、尾道地方への影響、小雨・風まだ弱く連続して吹か
ず・・・・そんな感じのまま朝から家に閉じこもっている。
で することもないので、長らく読みかけのまま投げていた、司馬遼太郎さん
の「この国のかたち」最終の6巻目を読み上げた。
その最終部分に出てくる「役人道」に何故か妙に納得した、要はアジア 特に
古くから文化作った中国、そしてその儒教に影響されている韓国は、汚職の国
民性を持っている・・・というもの。
儒教はファミリーの秩序を持って最高の価値とする、そのファミリーは一村で
は父がおり叔父がおり祖父もいる、遠縁の年長者もいる。
そこから一人官史が出れば、その人達の縁族の面倒をみんな見なければならな
い、一村では科挙の試験に青年が一人通ると、大騒ぎするくらいのお祭りになる
、それでもう一村は潤う。
他にももっと潤う人々が沢山いて、汚職というのは約束されたものです、それ
をしない官史はたいていうまくいかず没落する。
つまり中国の清朝末期までの行政組織は、一種の群がって食べるための生物的
な組織・・・・こんな感じで書いている、つまり儒教を主体としてきた中国や
韓国では、汚職は国民性あるいは文化ということになる。
そー言えばですね、中国では周知のとおり汚職が大々的にはびこり、習主席の
おんどのもと党の大物の摘発を進めている、まぁごくごく一部の摘発ですが。
そして韓国では、5月の貨客船セウォル号の沈没事故で、明らかになったように
業界・官界の癒着、汚職の蔓延だ、これまた朴大統領が粛清にやっきとなってい
るが、とても国の体質が変わるものではないでしょう。
なんと清朝末期ではなくて、今も脈々と続く汚職のDNAとゆうべきでしょうねー
で、儒教国でない日本は、それほど影響は受けていなかったのですが、現代とな
って各級議員から汚職が出ている。
これなんぞアジアの先祖帰りというのだそうだ。