雨時々曇り。最低気温17.0℃、最高気温22.3℃。
午前は眼科医院へ。
その待合室で、かくしゃくとした男性と背筋の伸びた女性の高齢と思われるお二人の会話が聞くともなしに聞こえてきました。
その時の男性の言葉は次のようなもの。
「何も分からなくなることが、一番幸せ・・・」
確かにそうだなと思い、しかしながら、これはなかなか意味が深いなとも思えたのです。
午後から雨。
その雨も夕方近くに止み、美しい夕焼けが空いっぱいに広がっていました。
そして、今日の新北のうた暦の掲句です。
戦後生まれで、北海道育ちの私には知り得ないサハリンから引き揚げてこられた方々の辛苦を、思わせられる句でした。
解説にあるように、「母の八月」は「どこか悲哀をも感じる」作者なのでしょう。この句は読者の私たちにも悲哀の情を喚起させるなにがしかの力があるように思います。
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。