透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「平和をポケットに」の詩が「卓上四季」に

2024-08-16 19:59:50 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温21.0℃、最高気温28.9℃。

買い物の行き帰りに車窓から眺めた空はもう秋の気配を感じさせるものでした。

空はそこにいつものようにあって、いつでも見上げることができるものだと思ってきましたが・・・。

 

本日の卓上四季には

いつもあって当たり前とおもっているものがある。水や空気だったり、日の光だったり、なくなって初めて尊さがわかるとよくいわれる▼

平和もそうかもしれない。かけがえのない大切なもの。」

と書き始められています。

平和な今、空から落ちてくるものは爆弾ではなく雨や雪です。だから、まっすぐに見上げることができるのでしょう。

 

2年前の6月、沖縄慰霊の日に、当時、小学2年だった徳本穂菜さんが自ら書いて朗読したという詩が引用されていました。

戦禍を描いた丸木位里・俊夫妻の「沖縄戦の図」を見て、恐怖に見舞われ、その気持ちを綴ったのだそうです。

美術館に楽しく出かけたら、〈こわくてかなしい絵〉があった。

昔の沖縄戦で本当にあったことなんだよと母親に教えられ、徳本さんは平和をポケットにいれておきたいと考えます。

〈こわいよ/  かなしいよ/  せんそうのはんたいはなに?/ へいわ?/ へいわってなに?〉

〈きゅうにこわくなって/ おかあさんにくっついた/ あたたかくてほっとした/ これがへいわなのかな〉

〈ぜったいおとさないように/ なくさないように/ わすれないように/ こわいをしって/ へいわがわかった〉

 

昨日は終戦の日。

ポケットに平和を入れて、「ぜったいおとさないように/ なくさないように/ わすれないように」、チャックをしておきたいと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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