晴れ。最低気温21.1℃、最高気温28.3℃。
今日の新聞の「まなぶんクイズ」の答えはすぐに分かりました。賢治は石集めに熱心だったので、「石っこ賢さん」とあだ名をつけられるほどだったそうです。
賢治の童話『銀河鉄道の夜』にも、鉱物が効果的に用いられ、賢治の鉱物の知識が活かされている場面があります。
例えば
「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている。」
「月長石ででもきざまれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。」
「その一つの平屋根の上に、目もさめるような、青宝玉(サファイヤ)と黄玉(トパーズ)の大きな二つのすきとおった球が、輪になって、しじかにくるくるまわっていました。」などです。
夕涼みに庭にでると、桔梗が一つだけ花を咲かせ始めていました。
『銀河鉄道の夜』では桔梗が空の色合いを表わすために用いられています。
「がらんとした桔梗いろの空から、さっき見たような鷺が、まるで雪の降るように、ぎゃあぎゃあ叫びながら、いっぱいに舞いおりて来ました。」と。
ところで、7月31日(土)の人形劇「銀河鉄道の夜」の上演時間が17時からとなりました。コロナ感染拡大に配慮したとのことです。