透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

桔梗の花と賢治さん

2021-07-23 22:10:00 | 日記

晴れ。最低気温21.1℃、最高気温28.3℃。

今日の新聞の「まなぶんクイズ」の答えはすぐに分かりました。賢治は石集めに熱心だったので、「石っこ賢さん」とあだ名をつけられるほどだったそうです。

賢治の童話『銀河鉄道の夜』にも、鉱物が効果的に用いられ、賢治の鉱物の知識が活かされている場面があります。

例えば

この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている。

月長石ででもきざまれたような、すばらしい紫のりんどうの花が咲いていました。」

その一つの平屋根の上に、目もさめるような、青宝玉(サファイヤ)と黄玉(トパーズ)の大きな二つのすきとおった球が、輪になって、しじかにくるくるまわっていました。」などです。

 

夕涼みに庭にでると、桔梗が一つだけ花を咲かせ始めていました。

『銀河鉄道の夜』では桔梗が空の色合いを表わすために用いられています。

がらんとした桔梗いろの空から、さっき見たような鷺が、まるで雪の降るように、ぎゃあぎゃあ叫びながら、いっぱいに舞いおりて来ました。」と。

 

ところで、7月31日(土)の人形劇「銀河鉄道の夜」の上演時間が17時からとなりました。コロナ感染拡大に配慮したとのことです。

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