透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

3つの椅子

2016-06-22 21:17:11 | 

晴れ。最低気温13.1℃、最高気温23.4℃。

ヘンリーソローの『森暮らしの家-全スタイル』(田淵義雄著 小学館 2002年5.1初版)を8年前に手に取ったことがあった。

 

その本は北見の郊外の丘の上のレストラン「遊木民族」(「牧」ではなく「木」がミソのようで)に置いてあったものだ。このレストランは私のお気に入りだったのだが、風の便りによると今はもう営業をやめたらしい。

けっこうな重さの本で、毎回、このレストランを訪ねた際によく眺めていたものだ。

先日探し物をしていた際に出てきたのが、⒑cm×7cmの小さな手帳だった。この中にソローの次の言葉がメモしてあった。2008年3月6日の日付とともに。

「ぼくはぼくの家に3つの椅子を持っている。ひとつめは孤独のために。ふたつめは友情のため、3つめは社交用に。」

この本の中に引用されていたものだと思う。訳によって、言葉使いがそれぞれなので、ネットで検索して原文と思われるものを。

「I have three chairs in my house: one for solitude, two for my friendship, and three for society. Henry David Thoreau」

さて、参院選が公示となり、北海道では3つの椅子をめぐる戦いとなった。3つの椅子には、平和と正義と誠実に座ってもらいたいものだ。

コメント
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