透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

「宮沢賢治(詩と絵の宇宙ー雨ニモマケズの心)展」その2 

2013-03-06 15:28:58 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-2.4℃、最高気温2.3℃。

 「宮沢賢治 詩と絵の宇宙ー雨ニモマケズ」展はJRタワー開設10周年を記念して3月2日から3月24日までの予定でプラニスホールにて開催されている。そのJRタワーの開業は10年前の今日、3月6日とのこと。

 昨日は賢治展の会場に足を運び、この日のために選ばれた作品群をこれまたある意図をもって配列されたものを見たことになる。それは、一期一会のように、二度とまみえることのない時空間だったのだろうと今思う。印象に残っているのは「永訣の朝」の原稿。文字の一つ一つをどういう思いで書いたのだろうと筆圧や消してある箇所、付け加えた言葉に目が留まった。また、ガラスケースに収められていた宮沢政次郎・イチ宛ての手紙も印象深かった。死を予感しつつ、重体の中で書かれたというこの手紙。東京八幡館の備え付けの便箋というのも手元にあったものに取りあえず書きつけたということなのだろう。鬼気迫る状況だったことが伺える。九月廿一日の日付もこの2年後に賢治の命日となることを思うと何と因縁めいていることだろう。

                          

                                    《入場券(3月5日)》

さて、今日がJRタワーの開業日とも知らずに、昨日の私は買い物をした際にもらった二枚の抽選券をどうしようかと思いつつ、列に並んだ。「カードを2枚こちらから」と言われ、適当に選んで係りの方に渡すと、ごしごしこすっていたので、「外れですか」と聞くと、「・・・、これを」と封筒を二つ差し出された。空くじの景品だろうと中を見ると、JRタワー展望室の招待券が2枚も入っていた。計4枚の招待券をゲット。本当にJRタワー10周年記念、おめでとうございます。

                           

                                《 JRタワー展望室の招待券》

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