真（まこと）の葉

ちょうど２週間くらい前だったか、なぜかYouTubeのお勧め？関連？に
上がってきたあの日航機墜落事故の真相が語られている動画。

見たこともないチャンネルだったし、あの事故について関心は持って
いても別に調べてもいなかった。だけど、結果的にはその動画が
発端で、事故調査委員会（事故調）が公式に発表した報告書では
墜落原因がはっきりしないと思うようになった。

あ、前もって言うておくけど人の言うことはまず信用しないので、
陰謀論を信じるとかいうのでもないよ。てか、公式に発表されたものを
信じない人を陰謀論者と決めつけるのはおかしいけどね。でも何だか
今はそんな感じなのが残念な世の中だなと思う。まさに戦時中。

昨年は戦後最多の超過死亡者数なんだからね。みんな本当に
自覚あるんだろうか？？・・・ああ、話が逸れるので元に戻すと
昨年にご遺族の方が事故時のボイスレコーダーのデータ開示を
請求したり、真相に迫る書籍が多数出版されたりして、真相を
探る動画が増えている模様です。

もちろん、私は航空機について専門家でもないが、事故調以外の
専門家が、「あいまいな報告書」と言い、後部圧力隔壁の破損が
原因と結論づける（内部原因説）のは無理があるとの見解や
ボーイング社も表向きは修理ミスと認めたが、実際技術者も
修理ミスだとは思っていないようだし、JALの技術者でさえ
実験結果と違い事故調が言う内部原因ではないと思っている
らしいのです。

だから、99年には再調査の要請にも関わらず再調査どころか却下し、
事故に関する全資料を廃棄処分とか、失った垂直尾翼を調べたら
内部起因か外部破損かだけでもはっきりしそうなものの、
頑なに引き上げは拒否するし、まるで新喜劇みたく匿いたい人が
隠れている所を指して「ここには絶対いませんから」と言うてる
ようなもん・・・と感じてしまった。

状況証拠かもしれないけど、外部要力により垂直尾翼が破損した
という証拠の方が数多くあり、辻褄が合うとなればそりゃ納得
できんわ。私はそれまでこれは「事故」やと思ってたし、
「沈まぬ太陽」を昔に読んだせいでもあるけど、事故が起こるのは
ソフト的な面として企業体質が腐敗してたからやと思っていた。
だからJALは正直好きにはなれなかった。

だけど、36年以上が経過した今でもまだ解明されていないのって
これって「事故」じゃなくて「事件」やん。

昨年「フェイクスピア」という舞台で、真（まこと）の葉として
フィクションではないボイスレコーダーに残っている言葉そのものを
台詞にするという演劇界においても挑戦的な脚本が作られた。

でもさ、報告書に書かれているボイスレコーダーの言葉も改ざん
されているかもしれない可能性があって、いや発している言葉は
本物だけどカットされている部分も多いから、意味合いが
変わってくる。

機長が「ダメかもわからんね」と吐いた言葉は、横田基地への
着陸を諦めたからの言葉かもしれない。

航空機単独では世界最多の犠牲者を出した事故事件・・・
再調査してもなお事故調の出した報告書通りなら私はそれはそれで
いいと思うけど、真相解明を願うばかり。

真相解明の動画を見ていたら、あの日チェッカーズが西武球場で
やっていたライブにも触れられることがあり、やはり身近に
感じてしまう事件です。西武球場のライブ映像に映り込んでいる
飛行物体は123便ではないと検証されています。

そして、そのライブのセトリと飛行航路の経過を照合した動画も
中にはあって、墜落した18時56分には尚ちゃんが「Lonely Soldier」を
歌っている時間と推定されています。

　流れる雲に　君の笑顔を
　思い出しては　空が滲んでく
　・・・
　どうしてぼくはここにいるのだろう


　いろんな命が　消えてなくなり
　・・・

歌詞の一部なんだけど震えるね。

真の葉が公開されてすべて明らかになるときは来るのだろうか。