私と仏像とバイオリン

2017-09-30 09:00:25 | 音楽
ものすごく前から、ものすごく楽しみにしていた展覧会に行って
きた。
↓こちら。(写真が相当イマイチでゴメンヨ)


始まって2日目の午後。もう相当混んでいた。
待ち時間ゼロで入れただけいいのかしら。
週末は行列かな。
まあ、運慶だから仕方ない。

今回の一番の目当ては大日如来坐像。
ずいぶん昔に国宝展(だったと思う)で初めて見て大感動して
以来、2度目の拝観。
……やはり素晴らしかった。
若々しい緊張感、静謐さ、造形的な美しさ。
生きている間にこんなに神々しいものを見られるなんて。
なんだかわからない感動が心の底から込み上げてきた。
もう、背負って帰りたいくらいだったよ。大日如来を。
我慢したけどね。
他にもすごい仏像が多々来ている。
これはスゴイ展覧会。
それにしても、私やっぱり仏像が好きだわ。


ところで、実家の父が体調を崩していてバタついている。
今回の展覧会も、父が病院で数時間かかる検査を受けている
間に母と行ってきた。
この先どうなるかわからないのだが、母も高齢になってきて
いるし、私もできる限り父の看病をしないとならない。
時々、ブログの更新期間があくことがあるかもしれないが、
そんな事情があってのことと思っていただければ。

不安な状況で、あまりバイオリンを弾きたいという気持ちに
ならなかったが、楽器を出して持ってみたら、わりと無心で
弾けた。
こういう時は、やっぱりバッハがいい。
まっさらな気持ちで音楽の中に入れるというか。
現実を忘れられるというか。
今の課題がバッハで良かった。
こういうのも導きとか縁なのかなと思う。
自分にバイオリンがあるってありがたいことだと、心の中が
ギュッとした。

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3年

2017-09-26 09:29:45 | 音楽
ブログを始めて3年になった。
あっという間すぎて驚いてしまう。

このブログタイトルについて、ずっと書こうと思っていた。
もともとは、もう少しちゃんとしたタイトルをつけていたのだ。
しかし開設の作業をしている時、私は酔っぱらっていて、勢いで
今のタイトルを入力した。
でも、ちゃんと下書きとして保存したはずで。
色々と体裁を整え、正しいタイトルを入力して、いざ開設!と、
ボタンを押したら、ババーン!とこのブログになっていた。
すごく驚いて、なんだか茫然としたね。
でも、一度出ちゃったし、まあいいか、と。
そんなわけで今日に至っている。
…どうでもいい話だな。スイマセン。

このブログを始めて1年くらい?は全くひっそり書いていた。
書くことで、弾けないストレスを発散し頭を整理していたわけで。
でも、ある時期からポチをポチッとしてくださる方が現れ、徐々に
多くの方に読んでいただけるようになった。

特に発表会が近づくと皆様がポチで盛り上げてくださり、ありがたく。
応援してくださる音楽仲間、と勝手に思っている。
いつも一人でゴニョゴニョゴニョゴニョ書いているけれど、やっぱり
読んでくださる方があってこそ。心から感謝。

いつも大体同じようなことで憤り、堂々巡りを繰り返して3年。
グチャグチャ言いながら、バイオリンに対しては真摯に向き合って
きた。
おそらく、この先も浮き沈み激しく漂う予感がしてならないが、
とにかく素直に正直に書いていこうと思う。
もしよかったら、また覗きに来てください。

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ソナタに進出?

2017-09-25 08:31:51 | 音楽
今弾いている曲を決める時に、先生と発表会の曲について少し相談
した。
いくつか曲名が出た後に、先生がソナタを弾いてみてもいいかも
しれませんね、とおっしゃった。
おおっ、いよいよソナタに進出か!?
「本当はコンチェルトをひととおりしてからの方がいいのですが」
とのことではあるが。

以前私が、ブラームスのソナタをしてみたい、と言った時、
ソナタは難しいですよ、とやんわりと却下された。
だから、いつか先生の許可がいただけるように頑張ろうと思って
やってきたわけである。

弾きたいなら一人で弾いてみればいいだけの話なんだけど。
なんだかそういうのも苦手な性分なのね。
今回は、私が上達したからというよりは、下手なりに一応色々な
曲を経験したから言ってくださったお言葉だろう。

で、何かソナタ…。と先生は考え。
「ブラームスやベートーヴェンは難しいんですよ、聞かせるのが」
とおっしゃる。
……他の曲でも「聞かせる演奏」ができると思えないが。

とにかく、第一希望のブラームスはまだダメらしい。
それでフランクとフォーレの名前が。

多分、こういう曲が好きな方は超好きだと思うので、非常に
申し訳ないが、批判しているわけではないことを前提に。
音源を聞いてみて、どちらも全くつかみどころがない曲に感じた。
単純に私の脳みそが拙いのだろうけど、私にはこの2曲が大体
同じに聞こえるのね。

それで後からブラームスを聞いたら、痺れちゃって痺れちゃって。
一応、やっぱりブラームスはダメですかって聞いてみようかなあ。
それでダメだったらFFどちらか、かな。
自分の中で考えていた曲もいくつかあったのだが、ソナタの
気持ちが高まってきている。

それから先生は、
「無伴奏でバッハのパルティータ3番をしてもいいのでは」
ともおっしゃった。
プレリュードも含めて、だろうか。
ここへきて、まさかのプレリュード・リベンジ…?
それも魅力的だが、なんだか恐ろしくもあり。
もうしばらく考えてみる。

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レッスン日記82 レッスンは大事

2017-09-21 10:01:19 | レッスン
レッスンだった。

スケールはG-moll。
単旋律のアルペジオはだいぶよく音程が取れていると言って
いただけたが、普通の音階?の音程がマズかった。
それでもD線とA線の単旋律は一応合格。

3度重音は前回よりよくなったものの、もう一歩精度を上げて
いきましょう、と。
フィンガードオクターブと10度重音はなんとか合格に。
よしよし、残りはG線・E線・4弦の単旋律と3度重音。
だいぶ課題が減ってきたぞ。
この残ったものこそが、厄介なんだけどね。

ローデは24番。結構好きなタイプの曲。
指がややこしいが、近頃のローデの中では弾きやすい方。
先生も、よく譜読みできていますと言ってくださり、あとは
細かい音楽記号と音程。
好きなタイプというだけで、よく弾けるわけではないが。
練習がイヤだな~と思わずに済むのでいいね。

残りの時間でバッハ。
フィンガリングの相談をした後、少し聞いていただく。
ルーレを弾き始めてすぐに、
「8分音符でカウントしています?4拍子で数えて」
と言われる。
私はリズム感がないので、8分音符で細かく分けてというか
1個1個の音の長さを数えないと流れがつかめない。
(意味がわからなかったらゴメンよ)

で、4拍子のカウントで弾いてみるが全然無理。
もともとリズム感が崩壊しているうえに、初めてのカウント
方法(?)だからね。私も先生も苦笑。
時間がきたので、そういう感じで見直してくるということで
終わり。

帰宅して、よく考えながら4拍子でやってみたら、確かに
こちらの方が弾きやすかった。
ずっと弾きやすかったよ!
そして、なんだか今まで弾いていたのとちょっと感じが
違う曲だな、と思った。
・・・!
やっぱり先生に見ていただくのって大事。

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新しい曲とエチュードの話

2017-09-18 08:56:07 | 音楽
新しい曲は、バッハの無伴奏パルティータ3番からルーレと
ガボットにした。

発表会が来年の3月にあって、発表会曲の練習に入る頃合いを
考えて、あまり長くて込み入った曲は無理だなと検討の結果。
この2曲なら短いし重音の勉強をじっくりできるかなと。

本当は、ガボットのみで、と思っていたのだが先生に相談した
ところ、『パルティータ3番』という流れでルーレも一緒に
しましょうとのことで2曲に。
ルーレ、かなり難しいと小耳に挟んだことがあるのでドキドキ
しちゃうけど。

それから、ローデが終わった後のエチュードとしてバッハをする、
という候補があったのだが、エチュードはドントに進もうと思い
ますと、先生にお伝えした。
そうしたら「私もその方がいいと思います」と言ってくださった。
私は、その一言がものすごく嬉しかった。

ドンドに、どんな困難が待っているかわからないが(大げさ!)、
やれるだけやってみよう、と今のところワクワクしている。
まずはローデ24番をちゃんと弾き修めてからね。

というわけで、バッハの譜読みを始めている。
重音に次ぐ重音で、まだ全容がつかめない。
だけど、やっぱりバッハはイイ。構造的に好きなんだなあ。
弾いていて飽きないし。
難しいけれど、じっくりと焦らずやろう。

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