果てしないものを目指す

2015-08-26 22:14:11 | 音楽
レッスン中に先生が「こんな風に」と弾いてくださる。
それを聞くと自分の出している音とのあまりの差に顎が外れる
ような気持ちになる。
音色、音程、ボウイングの美しさ、バイオリンに纏わる全てに
圧倒的な差を見せられて、できない自分に落ち込む。
「あーあー、…ですよね」という感じ。

でも、下手なりに自分が取り組んでいる曲だから、手放しで聞き
入っていられない。
どこかしら先生に近づける手がかりがないか、自分との違いは
ドコだ、と模索する。
ハンターのような目つきだろうなあ。

時折、当たり前に感じているもの以上に、先生との圧倒的な差を
強く感じることがある。
ブルッフをしていた時もあった。
恐らく、自分が本気の本気で取り組んでいるのに、なぜできない
のだと葛藤しているからだと思う。
先生はいともたやすく弾いているように見えるから。
小さな頃からの考えられないほどの努力があるとわかっていても、
私は私で落ち込んで、でも頑張って近づこうとする。

成果は微々たるものでも、少しは前進していると信じたい。
しかし頂は本当に高くて果てしないなあ…と思う。

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レッスン日記30 実りある9割のダメ出し

2015-08-25 21:57:27 | レッスン
レッスンだった。
今日は曲からということで、モーツァルト集中レッスン。

最初から最後まで、ほぼ全てのフレーズに先生から修正とか
注意とか解釈の提案をいただいた。

まだ良く整理できていないが、ボウイングや音の大小のように
わかりやすいものから、『呼吸』みたいに感覚的なもの。
縦と横のフレージングとか、フレーズの対比とか。
本当に細かい所まで感じて弾かないといけないのだなあ。

しかし、「こういう風に弾いてみて」と言われて即座に弾いて
みるのが、ものすごい苦手だ。
こういうのすぐ出来ちゃう方もいるんでしょう?
私はそういう瞬発力が全くないから、まずできない。
マゴマゴして、結局できない。
今日は1時間ずっとそんな感じだった。
でも頑張って弾いた。
もう冷や汗も出ないくらい神経がビンビン集中したよ。

ひととおり弾いて、
「前回よりずいぶん良くなりましたよ」
と、先生。
そ、そうですか?
90%くらいダメ出しをいただきましたが…。

それから、カデンツァ。
レッスン終了時間が迫っていたので、先生はいくつかポイントを
おっしゃった後、ただ一言。

「音程が…」と。

私なりに練ってきたつもりだったが、それ以前の問題だった模様。
またこのパターンか!!
最後の最後になかなかの撃沈感…。
しかし実りあるレッスンだった~。

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向き不向きとか苦手とか

2015-08-22 22:15:10 | 音楽
モーツァルトのコンチェルト3番を練習している。

16分音符4つを、2つはダウンでスラー、2つはアップ・ダウンで
返す、というようなボウイングが多い。多発。
弓順逆のバージョンもある。
こういうボウイングがとても苦手。
それだけでもとても弾き辛いのに、そこに移弦が加わると、もう
何がなんだかわからない。
どの音も全部ちゃんと弾けていないようなカスカスした音に。

力技でやってみたり、脱力してみたり。色々。
でも、なんだかやっぱりできない。
先生が見本に弾いてくださったボウイング、綺麗だったなあ。
遠い目…。

全体を通して苦手だなあと思う。
私には、モーツァルト向いていないのではないか、と。
カデンツァの方がわかりやすくて弾きやすいくらいだ。
簡単という意味ではなくて、他の曲やクロイツェルで勉強した技巧が
役立つような…。
派手で劇的で練習していて面白いし。

モーツァルト攻略本が欲しい。

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練習ができない

2015-08-18 21:11:36 | 練習
夏休みとお盆休み。
家族と過ごさなくてはならず、自分の時間が全くない。
1人になれないこともストレスだし、なにより練習ができない。
4日もバイオリンに触れていない。
どんなに下手になっていることだろう。

近頃、練習を休むと「あれ?あれ?」と思うことが増えた。
特にフィンガードオクターブと10度重音は1日弾かないと、
指があきらかに開かなくなる。
練習再開が恐ろしいが、こればかりは仕方ない。

早く夏休み終わって!

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娘とバイオリンとTVアニメ

2015-08-14 22:33:16 | 
娘がレッスンを始めて2か月半ほどになった。
毎日練習をみているが、娘を見ていて気づくことが本当に多い。

最初は右手も左手も全くメチャクチャで、どうしよう!って
感じだった。
でも、回数を重ねるごとに自然に楽器を持って構えて、自然に
弓を持って音を出そうとする仕草ができるようになった。
毎日する、回数をこなすっていうのは、すごいことだと思う。

レッスンで先生から注意されたことを練習で何度も注意する。
うちの子は、1回2回言っても全然スルーするから。
何度でも、出来るというより、やろうとするまで言う。
とにかく『やろう』として欲しいのだ。
だから、曲の途中で止まっても、弾き直しても、出来なくても、
やろうとしたらメチャメチャ褒める。
そういう気持ちの進歩みたいなものが嬉しい。

すごく上手に弾ける時が時々ある。
そうしたら、またメチャメチャ褒める。
なんて上手なの!天才!とか。
そうすると娘はニコニコして、もう一回弾いてみる、などと言う。

ふざけて全然弾こうとしない時もある。
そういう時は仏のような気持ちになって娘が弾くまで待つ。
その日の課題はその日のうちに。
怒らないようにと思いながら、とにかく待つ。
……結構かなりストレスになる。
私、寿命が縮まっているんじゃないかなと思う。

そんな風に2か月半が過ぎた。
先は長いなあ。

ところで、娘がいつも見ている女の子向けTVアニメにバイオリンを
弾くキャラクターが登場した。
娘は自分もバイオリンを弾くので親近感を持っている様子。

どうか、日々の練習の大切さを滔々と説く回を放送して欲しい!

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