モーツァルト!

2024-06-16 11:57:54 | 音楽

娘が発表会でモーツァルトのコンチェルト3番を弾くことになった。
先生がいくつか候補曲を出してくださって、その中から娘が決めた。
私は最初に候補曲を見た時から、モーツァルトを弾いて欲しいと
思っていた。
この先に進んで行くのにこの曲は大事なステップなんじゃないかと。
でも、口を出したら誘導しそうなので、候補曲には私の好みや考え
ではなく、客観的な情報のみ伝えるように気を付けた。
そんな中、娘が自分で考えて決めたので嬉しかった。

先生は「いいと思います。前の先生も次はモーツァルトって考えて
いらしたんじゃないかな」とおっしゃった。
そうなのかなあ。全く想像もつかなかったなあ。

楽譜はIMCにした。
私はベーレンライター版を指定されて使ったので、違うのがいいな、
と思って。
少し譜読みを始めているが娘の弾き方が、オラオラ、聴いとけやっ!
みたいな感じで面白い。
あー、なんていうか力技?
なんか、これはこれでいいなと思う。親バカか。
徐々にモーツァルトらしさを学んでいったらいいんじゃないかな。

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楽器の限界

2019-04-01 21:22:35 | 音楽
娘は今1/4サイズの楽器を使っている。
先日までバッハのブーレを課題にしていたが、音が響く響く。
さすがバッハ!
いい機会なので、弓を大きく使ってもっと楽器を鳴らすように
弾いてみたら、と言った。
どう弾いたらいい音が鳴るか、やってみてと。

・・・そしたら。
楽器の方の限界を感じた。
楽器の方が、もー、ムリです、という感じ。
少なくても私にはそう聞こえた。

サイズが小さいのもあるだろうが、安価な楽器だからだろうか。
(2種類のうちの安い方だった。C国製ではないよ。念の為。)
長くても1年半くらい?しか使わない楽器だし、分数サイズの楽器の
良し悪しについてあまり考えておらず。

先生は、1/2サイズからは少しいい楽器にした方がいいと、1/4を買う
前に言っていらした。
つまり、そういう時期、ということなのかな。

先生からそういう話があって、1/4を買った後から細々とバイオリン
貯金をしている。
正直言って今の楽器の限界を感じるまでは、そんなに大差ないのでは
と思っていた。
短期間しか使わない子供の楽器なのだから、と。
だけど、今は早くイイ楽器を弾いて欲しくてたまらない。
どれだけ鳴らせるのかな、と期待している。
親バカの自己満足かもしれないが、仕方ない!
早く身長が伸びるといいなー、と思っているこの頃。













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クリスマス会

2018-11-28 22:46:56 | 音楽
娘が、クリスマス会を開いて日ごろの練習の成果をお父さんに
聞かせたいという。
非常に面倒くさそうだが、娘の練習になるのならと思って承諾。
確かに夫は発表会くらいしか娘のバイオリンをしっかり聞く機会が
ないのだし…。

娘と演奏曲を相談したところ、私も数曲の二重奏に出演するうえ、
ザイツのピアノ伴奏をする流れに。
観客は夫だけだから下手でもいいんだけど、さすがに娘とマジマジ
比べられるのもイヤだわよ。

というわけでバイオリンを緩く練習している。
不思議なもので、ものすごく真剣に弾いていた頃より、今の方が
ずっと上手に聞こえる。
単純に曲の難易度の問題かしら。
耳の緊張感が緩んでいるのは相当あると思うが。

夫は、本当におべっかを言わない人なので、
「あー、んー、弾いてたね」
くらいのことは普通に言うだろうなあ。屈辱。
娘がクリスマスを忘れてくれたらいいなと思うが、母のプライドも
あるし出来るだけやってみる。



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勝負していた

2018-06-13 09:03:55 | 音楽
過去の練習を録音したものを聞いている。

練習の渦中にいる時は、なんてダメなの、なんでこんなに
下手なのって、できないところばかり追求していた。
練習は『できないところをできるようにする』作業だったので、
自分のいいところに目を向けられなかった。

今聞くと「よく弾いている」と思えるところもある。
音程だって、あんなに狂ったように否定するほど悪くない、
…ように今の自分には聞こえる。

だけど、技術的な限界は確かにある。
本当に明確に感じる。
例えばモーツァルトの3番のコンチェルトは、割とよく
弾けていて、昔発表会で弾いた5番もまずまず。

でも、ブルッフの3楽章は全体に結構ひどい。
技術的に全く追い付いていないし、音が必死すぎて聞いて
いていたたまれない。
どうやら技術的にはヴィニャエフスキのコンチェルト2番
1楽章あたりが自分にとっての境目のように思う。
なんとなく曲にできるかどうか(あくまで私の基準で)、
ここから先は、どれだけ練習してもきっとムリだろうなと。

先日、娘が今課題にしている2オクターブのスケールを
弾いてみた。
そしたら、私、結構上手だなと思った。
カールフレッシュを躍起になって弾いていた頃は、こういう
ところに戻ってみる余裕が全くなかった。
だから、いつもダメな自分しか感じていなかった。

振り返ってみれば、私だってちゃんと積み重ねてきたものは
あったはずなのだ。一応。
上手になりたいという思いが先走り過ぎていたのは事実で、
音楽を楽しむことより、理想の音を掲げて自分自身と勝負を
していた。

そういうやり方は自分の力量を限界近くまで引き上げたとは
思う。
だけど同時に、超えられない壁に最短距離で向かっていた。

本当は一人で突き詰めるよりも、実力の範囲で音楽を楽しむ
ような可能性を探れば良かったのだろう。
だけど私はどうしても、もっともっと難しいソロ曲を弾ける
ようになりたかった。

家族の事情などがあるとはいえ、今弾かない選択をしている
のは、本当のところ、これ以上上手になれる気がしないから
というのが8割くらいか。
要するに、私は自分との勝負に負けたのだ。

それなのに、娘のレッスンを見ていると、
「私だって弾きたい」
と衝動的に強く思うことがある。
今の先生と一対一でレッスンしてみたい、って。

でも、改めて考えると踏み出せない。
また深みにハマるのではないか、とか。
また下手な自分に向き合うのか、とか。
耐えられない。
わりと傷つきすぎたんだと思う。自分の音に。
そして、自分はまだバイオリンとそういう向き合い方しか
できない。

弾かなければ弾かないであれこれ葛藤している。
多分葛藤するのが趣味なんだな。
これはもうしばらく時間がかかるね。

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これからのこと

2018-04-03 08:50:06 | 音楽
色々な事情があり、先だっての発表会を最後に一旦バイオリン
から離れることに決めた。

以前にも少し書いたが、教室の運営体制が大きく変わることに
なり、母娘で今まで通りレッスンに通うのが難しくなった。
娘には新しい先生を探したが、私自身は新しい先生と1から
関係を作っていく気力が出ず。
というのも、昨秋病気が見つかった父のことが色々色々色々。

とりあえずここで一区切りと決め、発表会はこれまでの集大成
という気持ちで臨んでいた。
だから、より高い到達点を目指して練習した。
というか、自分の限界は本当のところ結局ドコなんだ? と
本気で試したわけである。

練習過程から本番の出来、娘のピアノ伴奏まで諸々含めて、
最後まで私らしかったと思う。良くも悪くも。
悔いはないし、自分の腕前についても納得している。

ここまで、上手になりたいともがき続けてきた。
私なりに精一杯努力した上で、どうやっても目指すところへは
届かなかった。
それを許せない自分と、ただ純粋にバイオリンが好きだと思う
自分がいる。
レッスンを再開してから終始一貫していたこの愛憎!
最後の最後もココに戻ってきたのだなあ。

とにかく娘は今月から新しい先生のもとに通う。
私も機会が来たら、きっとまた弾くんじゃないかな。
その時はまたゴニョゴニョゴニョゴニョ書こうと思う。

というわけで、今後このブログには娘のことなど何か書くかも
しれないが、私のバイオリン練習・レッスン記録は一旦終了。

本当は発表会の後すぐに、このことを書くつもりでいたのだが、
マゴマゴしているうちに色々色々色々なことが起こり、変な間が
あいてしまった。スミマセン。

ここまで読んでくださり、ポチをポチッと応援してくださった
皆様、本当にありがとうございました。
特に、敬愛するブログのO様に特別な感謝を。
今後もずっと読ませていただきます!!

楽器をされるされないに関わらず、読んでくださった皆様を勝手に
音楽仲間と思っており、今後の音楽活動が素晴らしいものであり
ますよう、陰ながらお祈りいたします。\(^▽^)/

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