レッスン日記86 やっぱりバッハ

2017-11-30 08:25:24 | レッスン
レッスンだった。
今回も曲から。バッハの仕上げ。

まずは通して聞いていただく。
自分なりに相当ネリネリ練ってきたつもりだった。
でもやはり、先生の前に立ったら丸裸よね。
自分でも色々マズイところに気づく。
緊張すると感覚が研ぎ澄まされるのか?
ある意味集中しているということか。冷や汗が出た。
当然、モリモリと修正点や改善点をいただく。

ルーレの方は、まだ重音音程が合い切らない。
段々近づいてきているが、近づいている=合っていないだからね。
ただ、全体の流れとしては良いと言っていただいた。

それなりに形になった気でいたガボットも、拍の感じ方の修正とか、
盛り上げ方とか、際限ないご指導が。
途方もない感じがするが、バッハなら嫌じゃない。
やってみよう、やってみたい、って思えるから不思議だ。

ただ、少し前から大きな課題として感じていたことがある。
ルーレの練習録音を聞いたら、全体が一本調子で結構怖かった。
恐ろしいモノが無表情で迫りくる、みたいな感じ。(雰囲気で)
強弱とか、ニュアンスとか相当気をつけているつもりだったが。
今回も先生からも再三ご指導いただいた。
今後注力していきたいところ。
・・・音程もね。

まあ、そんなわけでとりあえずバッハは一区切り。
仕上げ、というほど仕上がっていない気もするが、全体の流れは
掴めたかな。
本当に勉強になったし、なにより練習が楽しかった。
後味がいい。やっぱり弾いて良かった。また弾きたい!

残りの時間でスケール、G-mollのG線とE線の単旋律。
最後の最後まで残ったこの2つ、辛くも合格になった。
長いこと弾いてきたG-moll、ようやく終わり。
一生終わらないかと思った。
は~、よかった。

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行く先

2017-11-28 13:38:35 | 音楽
今では信じられないことだが、結婚前にバイオリンを習って
いた頃、自分が上手とか下手とか、もっと上手になりたいとか、
ほとんど考えなかった。

あったのは、ただ本当に「バイオリンLOVE」って気持ちだけ。
バイオリンを持って弾いているだけで十分満足で、嬉しくて、
大好きで、ただ純粋に弾いていた。

弾いているだけで満足なわけだから、練習に創意工夫や試行
錯誤もなく。
もともとそういうの苦手だし、考えもしなかった。
先生に言われたことだけ、なんとなく(これポイント)練習
して、またレッスンへ行って…、と繰り返して12、3年。
あまり上手にならなかったが、そこにこだわらなかったから
続いたのかもしれない。
練習やレッスンが辛かった記憶がほとんどないんだ。

しかし、レッスンを再開してみたら自分がすごく下手で驚いた。
おそらく6年間で精神的に成長したんだろうね。知らんけど。
上手か下手か、に初めて向き合ったわけである。

バイオリンLOVEの気持ちは変わらない。
だけど上手になりたいって思ったら、対極に激烈な感情が込み
あげてきた。
なぜ思い通りに弾けないのだろう、なぜ練習しても下手なのだろう。
なんなの。ひどい。コンチクショーッ!

これが愛憎ね。
レッスン再開後、私のバイオリンはこの2極を行ったり来たり。

上手でない自分に向き合う辛さったらない。
だけど弾いている。
そういう自分を不甲斐ないとか恥ずかしいとか思いながら、でも
やっぱりやめられなくてネチネチネチネチ弾いている。

しかし。
こんな私のバイオリンが行きつく先は一体どこなんだろう。
この先、劇的に上手くなることもないだろうし。
私、一生こんな感じで行くかな。それでいいのかな。
なんだか方向性がよくわからなくなってきて。
何があったわけじゃないけど、ちょっとそんなことを考えている。

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キマラナイ

2017-11-26 09:31:10 | 音楽
発表会の曲が決まらない。
コレだっ!ていう決めてがなく気持ちが動かないというか。
とにかく全然気合が乗らず。

なんとなくの候補曲。
シューマン コンチェルト1楽章
バッハ 無伴奏から何か
サン・サーンス ロマンスop.48
ベートーヴェン ロマンスop.40

先生からあげていただいたシューマンのコンチェルトが気に
入って、これイイなと思ったが、ちょっと長すぎる。
A4で7ページあるし…。こんなに長々弾きたくないわあ。
半分にまとめてもらえたら良かったのに。

バッハの無伴奏から、とすればパルティータ3番の続きか。
難易度は別にしてソナタ3番の最後の曲も好きだけど。
伴奏なしで大丈夫だろうかという不安が強い。

サン・サーンスは、前からずっと弾いてみたかった曲で自分の
中では有力候補。

ベートーヴェンはさっき思いついた。
op.50の方は以前弾いたのだが、楽譜にop.40・50の両方収録
されていたのでどうかなと。
出だしの重音がちょっと厳しいか?でもステキな曲だ。

ふう~、悩む。
経験的に「これは無理」「苦労しそう」っていうのが大体わかる
から気合が乗らないと、逃げ一方になってしまう。
なんとか形になりそうな曲を的確に選ばないとならない。
舞台上でアワワワーッてなるのイヤだし。

恐れを知らずにブルッフを弾いたのが懐かしく、そして怖い。
デキはどうあれ、とりあえず弾き切ったんだもんね。
なかなか根性あったなあ、あの頃…。
3年間で得たものも多々あるけど、「やればできる」みたいな
大事な精神性は失ったかもね。
・・・こういうのは掘り下げない。

あと1週間くらいの間には決めないと。
ああー、何か私に劇的にピッタリな曲がないかなあ。

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とりとめのない話15

2017-11-21 08:50:02 | 音楽
娘がスズキ教本3巻を終え4巻に入った。
4巻にはいよいよザイツが登場。
娘の弾く初コンチェルト。楽しみである。
3巻の最後のレッスンで、娘の弾くバッハのブーレを、
「上手になったなあ」
と思いながら聞いていた。
親馬鹿かもしれないが、音程も安定しているし、難しい弓の
コントロールもよくできている。(私は苦手)
強弱をつけて、なかなか音楽的に弾けていて頼もしい。
日に日に成長する娘。
喜びつつ、なんか焦るよね。母は。


娘の発表会曲はザイツのどれかになると思う。
「お母さん、またピアノ弾いてくれる?」
と聞かれて、ビミョーに即答できず。
コンチェルトとなると難しそうだし。
伴奏譜をよく見てみないとなんとも。
そしたら娘は、どうしても私に伴奏して欲しいという。
「寂しいから」と。
ぬぬぬーっ!カワイイこと言うわね。
これは私の頑張りどころか。
とりあえずやってみる方向でいくよ。


私の方は、バッハのパルティータ3番からルーレとガボットが課題。
ルーレの重音にはまだ苦しんでいるが、ガボットの出来がなかなか
良い。
これまで私には相当難しい曲を、ヒイヒイ言いながら弾いてきた後の
バッハ。
ごくシンプルな音で、こんなにステキな曲になるなんて!と、日々
感動しながら練習してきた。(簡単という意味では決してなく)

弾き始めたら楽しくてたまらんの。
1音1音、萌えーって感じ。古い?
そんな繰り返しで、自分で言うのなんだけど、だいぶ良いなと。
珍しくそんなふうに感じて、嬉しいので書いた。
ルーレの方ももうひと頑張りしたいところ。

そして発表会の曲をどうするか、いよいよ本気で考えないとなあ。

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レッスン日記85 バッハがスキ

2017-11-16 08:34:42 | レッスン
レッスンだった。
今回は曲から。
バッハの無伴奏パルティータ3番からルーレとガボット。

前の曲集中レッスンの時に細かくみていただいたので、とにかく
それに沿って練習してきたが。
やはりルーレの重音の音程が問題。
それでもだいぶ改善してきたとは思う。
だけど、どうしてもビミョーにズレるわけで。
まだまだミチミチ合わせていかないとダメだな。
先生からは、細かな音程と、全体にもう少しスケールを大きく
弾くようにとのご指導があった。

ガボットの方は自分でもだいぶよく弾けているように感じていた。
先生も、いいですねと言ってくださった。

この曲は、重音も少ないし超絶技巧というわけでもないし音楽が
すんなり頭に入ってくるので、練習していて本当に楽しい。
弾いていると、もっともっと上手になれるような予感がする。

あと、やはりバロックダンスの動画を視聴したのが効果的だった。
常にあの踊りを念頭において弾いているというか。
聞いている方に「どうぞ踊って!」って差し出すような雰囲気ね。

細かいご指導を多々いただき、次回仕上げを目標にということで
レッスン終わり。

それにしてもそんなに長い曲でないのに1時間みっちりみっちり。
改善点が無限にあるってことだ。
いつもは「嫌になっちゃうなあ」って思うところだけど今は課題を
持ち帰って取り組むことにワクワクしている。
やっぱりバッハが好きだなあ。

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