レッスン日記70 気を引き締める

2017-03-29 08:34:27 | レッスン
レッスンだった。

スケールはD-moll。
もうずいぶん長いこと弾き続けている。
残っている課題が、単旋律G線とA線。
それから、6度重音と10度重音。
単旋律の方は、以前に比べれば音程が良くなってきたと言って
いただけた。
しかし、6度と10度がぜーんぜん合わず。
特に10度は家ではわりと弾けているつもりだったのだが。
どうも、うまいこといかない。
たぶん、家で弾けていると思ったのは錯覚なのだな。
「合っていませんよ」と言われるたびに変な汗がどんどん出て
きて、こりゃダメだ!って感じだった。

というわけで6度と10度は持ち帰り。
単旋律は次の調へ。
次回こそ、D-mollは終わらせたいところ。

ローデは19番。
こちらは、オクターブでずっと進む後半部が全くダメ。
とにかく、オクターブの音程。
それが合わないと話にならんのよ。
そう、それが合わないから話にならない。

先生から、まずはオクターブ重音で音程を練習しましょうと。
なかなかひどいデキだったので、その場で先生に言えなかったの
だが、オクターブ重音での練習は結構マジメにやってきた。

それで話にならないなら、さらにさらにやってみるしかない。
そうしないとずーっと19番から先へ進めない。
なんだろう、練習での危機感と集中力が足りないのだろうか。
単純に下手って言ってしまえはそれまでだけどさ。
ともかく根性を据えて取り組もう。

曲はラロ・スペイン交響曲3楽章。
ボウイングとフィンガリングをいくつか相談。
時間があまりなかったので、出だし部分の弾き方の感じを教えて
いただく。
まだ全く曲に馴染めておらず、楽譜にある音符を恐る恐る辿った
だけ。
今は新しい曲に向かう楽しみと不安が入り混じっている。
ひと通り弾いてみるまでソワソワしちゃうなあ。

今回はこれといってイイところがない(自分のデキが悪いだけね)
レッスンだったが。
先生の前に立って、発表会後緩んだ気持ちが引き締まる思いがした。
そろそろ気合を入れ直して進んでいかないと。

↓いつもありがとうございます。先日サンリオピューロランドで初めて
等身大(?)キ〇ィちゃんを見て興奮してしまいました。 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
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発表会の選曲のこと

2017-03-26 09:30:21 | 音楽
今後しばらくは鍛錬のためにコンチェルトを弾こうとしているが、
発表会で弾くのは避けようと思っている。
この先向き合うだろうコンチェルトはテクニックが難儀すぎて
人前で披露するほどに仕上げるのは無理だろうなと。

前々回はブルッフの1楽章を弾いたが今思うと本当に恐ろしい。
レッスンを再開して日が浅く、諸々よくわかっていなかった。
怖いもの知らずか!と突っ込みたい。
あれから、弾けば弾くほど自分のおかれた現実に直面してきた。
己を知る、ってやつね。しみじみ。

とはいえ、メンコンやサンサーンスを舞台でオリャッて弾いたら
超カッコイイし、あえて挑戦してみたい気持ちもある。
しかし、どう考えてもグダグダになる気がしてならない。

かといって、そこまでの難易度でない、歌って聞かせる曲を、
聞かせるように弾けるわけでもない。
例えば今回弾いたレゲンデは、私には難易度も高かったが
自分の演奏を聞けば聞くほど、パンチに欠けるなと思う。
一言でいうと抑揚なく平坦に聞こえるなと。
それでも、以前からすればよく歌えるようになったわけで。

発表会にレゲンデを選曲したのを後悔しているわけではなく、
むしろ、ものすごく勉強になったし、人前で弾くことを前提に
突き詰めて弾き込めた。
練習過程としてはマルだったと思う。
その上で、やっぱり自分は未熟だなと。

前回弾いたルーマニア民族舞曲は、ラストに相当盛り上がりが
あって、上手なのか下手なのかなんだかわからないけど勢いで
面白い!みたいな曲だった。
勢いで誤魔化す、みたいな?
いや、誤魔化したらイカンのだけど。

私のようにビミョーな腕前の人間にとっては、曲自体が持つ
『勢い』に助けてもらう必要があるなと思う。
やはり選曲は大事。
来年の発表会に向けて今からアレコレ考えを巡らせている。

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次の曲

2017-03-23 07:00:21 | 音楽
先生と次の曲を相談した。
なにかコンチェルトを、とお伝えしてあがったのがヴュータンの5番、
サン・サーンスの3番、メンデルスゾーンのいずれも1楽章。
先生は難易度からして、ヴュータンがいいのではと。

この曲はすでに楽譜も音源も視聴済みだが。
こういう曲は本当に苦手。
メリハリなく終始ブワワ~ンとしているような印象で。

いや、今現在まで残っているのだから、いい曲なんだろうけれど。
私の拙い脳みそでは理解できない感じ?
単純に好みじゃないと言ってしまえばそれまでなのだが…。

経験的にこういう印象の曲は弾くのにすごーく難儀する。
たぶん本能的に合わないんだなあ。
以前弾いた曲でいえばヴィオッティとかシュポアとか。
ヴィエニャフスキの2番のコンチェルトも最初は相当苦手って
思った。
後に好きになったけど音楽的にはかなりの挫折感だったし。

それでも、先生のオススメだしヴュータンにしようと大体決めた。
でも、やっぱり踏み切れない。
発表会の後、張り詰めていたものが一気に抜け切っており。
今の自分は本当にテロテロで。
難しいのは仕方ないにしても、それが何ページにも渡って続く長い
曲に挑む気合が全く足りないわけである。

先生は、コンチェルトでなければバッハの無伴奏ソナタからフーガも
いいんじゃないですかとおっしゃって。
あ、バッハもいいなって思ったけどコンチェルトを弾くと、ここで
高らかに宣言したのだし。

そこでエイヤッと変化球的に持ち出したのがラロ・スペイン交響曲の
3楽章。
発表会に弾こうかと迷っていた曲。
私には難しい曲だが、A4で3ページなので他のコンチェルトに
比べれば短いし、すごく好きな曲なのでイイかなと。
弾けるのか?って話ではあるが、まあとにかくやってみようと決めた。

これが終わる頃には気合に満ちて、おそらくヴュータンにも意気揚々と
挑めるのではないだろうか。きっとそうだ。
…わからんけど。

ともかく先生にも了承していただき新しい曲のスタートである。

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とりとめのない話7

2017-03-19 08:47:42 | 音楽
発表会は子供の部と大人の部に分かれていた。
娘は特に緊張もしないようで、ドレスとアップにした髪の毛を喜んで
ずっとウキウキしていた。
本番は堂々と凛々しく立派に弾いた。
私のピアノ伴奏もまずまず無難に済んでホッとした。
娘の足を引っ張ってはいけないプレッシャーは当然ある。
やっぱり緊張した。

発表会後、娘のビデオを繰り返し見て、私は一人で
「なんて可愛いの!」
と、何度もプルプルしている。
弾いているところもイイが、バイオリンを脇に挟んでテケテケ
歩く姿がメチャ可愛いのだ。親バカ丸出しだけど。

しかし、子供達の演奏を聞きながら本当にすごい勢いで上達する
なあ、と感じていた。
練習した分だけ、過ぎた時間の分だけ、どんどん弾けるようになる
のだなと。

特に感じたのはテクニック。
難しいアルペジオの駆け上がりや駆け下りを、やすやすと弾いて
みせるね。
私なんかは、難しいところにきたら「ここだ、エイヤッ!」って力が
入ってしまうけれど、上手な子供さんは何の気負いもない様子。

今回のレゲンデでも、↓ コレ。

ffをキープしたままPrestoで速く降りてくる半音階。
やっぱり、こういう速弾きって苦手。
本番では、この曲を知らない人ならこういうモンかなと思うかも?
くらいの形にはなったが実際はかなり弾けていなかった。
正直言って相当悔しいデス。
この先テクニックの方もなんとかしたいところ。
もちろん音程も…。

前回の発表会でも感じたけれど、どうしても、どうやっても、
小さな頃からきちんとお稽古してきた人に太刀打ちできる術を
思いつけない。
根本的に違うって感じ。あくまで私見だが。

それでどうするのかって何度も何度も考えてきたけど。
バイオリンをやめないなら、私は私でやれるところまでやってみる
しかないのだと、結局いつも同じところに戻ってくる。
果てしなく、途方もないように思えるが。
少しずつでも成長していると、時々感じているのだしね。
とりあえず前に進もう。

それにしても。
なんだかもっといい楽器が欲しくなってきちゃったのである。
…突然すぎ。

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発表会のこと

2017-03-15 09:16:19 | 音楽
当日、舞台で短時間だけどリハーサルができた。
本当にリハの直前まで、いや、弾いている最中も気持ちは吹っ切れて
いたのに、思いがけず体がガッチガチに。

右手も左手もブルブル震えて、リハはひどいデキだった。
本当に気持ちの方は落ち着いていた(と思っていた)ので、体のコント
ロールが効かないことに、呆然としてしまった。
ああ、ダメだコリャって体全体がヒンヤリして。
どうしよう、全然弾けないじゃん、話が違う!って思った。

モヤモヤしたまま開演。
始まってしまえばあっという間に出番である。
直前まで楽屋で重音部の分解練習をしたけど本番がどうなるかは
本当に未知の世界。
舞台袖で待っている、あの感じ…。
今、世界中で自分が一番ピンチ!みたいな緊張感。
ホント、思い出すと痺れる~。

だけどね。
名前を呼ばれて舞台へ出ちゃったら、もう弾くしかないわけで。
最後の最後にようやく根性が据わったというか。

緊張していたけど、右手も左手もブルブルしてはいなかった。
だけど最後のレッスンの時のように自由に弾いたわけでは全然なく。
弾きながらずっと先生からのご注意を辿っているような感じだった。
師の教えというのは最終局面での拠り所になるのだな、と感慨深い。
まあ、とにかく、なんとかかんとか弾き終えたわけである。

動画を見て、アレコレ言い出したらキリがないけれど、自分の実力
からいえばまずまずよく弾けた。
ずいぶん歌えるようになった。

改善点として、音程、ボウイング、ビブラートというのは永遠の
テーマだけど。
確かに前回より良くなったかな。
しかし、果てしないといえば果てしないわよね…。

いやいや、本当に終わってしまったのだなあ。
…というのが、今の率直な感想というか心持ち。
終わってしまうと心にポッカリ空洞ができてしまったようで。
レゲンデに傾けていた分だけポッカリとね。
空の巣症候群ってやつかしらん。違う?

そんなわけで、またスケールから再始動である。

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