夫に自分のバイオリンの不出来についてグチグチと話していた。
そしたら、
「先生が10だとしたら私はどのくらいですか、と聞いてみたら?」
と言われた。
ええーっ、そんなの聞けるわけない。
なんで?
なんでだろう。なんでも。
個人レッスンでの師弟関係って、先生に親しみを感じるがゆえに、
一定以上に距離を詰めてはいけないように思う。
節度、みたいなものですな。
この質問は私にとって、その節度を越えているような気がする。
色々なことを鑑みて、そう思う。
でも、面白い発想だなあ。
もちろん夫は冗談で言ったのだが。
聞いてみたい気もするし、聞かない方が身のためだとも思う。
自分で考えて『2』くらいかなと思った。高すぎか?
でも、この2が9まで成長したとしても、先生の10と私の9の
隔たりは容易に埋められないだろうな、と遠い先のことまで
想像した。
勇気を出して本当のところを聞いてみるか。
それで、気を使わせて良く言われても、正直に「マイナス」とか
言われても、どちらも微妙よね。
だから、自分の中で2から3を目指して練習するんだわぁ。
↓よかったらポチッとしてください
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
レッスンだった。
今回はモーツァルトのコンチェルトから。
カデンツァまで通して弾き終えて、まず全体に音程が悪いことを
ご指摘いただく。
…ですよね、という感じ
でも、音楽的な雰囲気やフレーズ感はとても良くなって、特に
カデンツァはずいぶん進歩しましたね、と言っていただいた。
弓の跳ね方と、弾き方の修正が色々。
とにかく音程を正確に、あと1、2回で仕上げましょう、と。
残った時間でローデ2番。
いくつか音程の指導をいただき、なんとか合格。
次は4番へ。
2番の譜面を見ながら先生は「音程ですねえ…」とつぶやいた。
そう、音程なんです!
音程が悪い。本当に悪い。
「曲も難しいですからね」と先生は慰めてくださったが。
この音程の悪さをどうにかしないと、私のバイオリンに未来は
ないのではないか。
音程を正確に合わせることに対する緻密さが足りないのだろう。
この問題に本当に真剣に向き合わないと、今後致命的だなあ。
↓よかったらポチッとしてください
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
弦を張り替えた。
弦にはあまりこだわりがない。
というか、どれが好きとかいえるほど色々な種類を使ったことが
ないのだ。
前の先生についていた時は、先生から薦められた弦をずっと
使っていた。
しかし、その弦は高くて主婦のお稽古では買えない。
なので、お稽古を再開した時はじめて自分で弦を選んだ。
最近はインフェルド青を使っていたが、赤にも興味があって、
今回は赤を張ってみた。
そしたら、すんごい開けっ広げな音でびっくり。
弾いた瞬間から、「オレ、全開で仕事しますよ」みたいな感じ。
頼もしいというか、なんというか。
しばらくしてどんな風に音が変化していくかわからないが、
張り替えたばかりでこの感じだと、好き嫌いが分かれるだろうな。
とにかく音が直線的でデカイ。
私は今の気分にすごく合っていて、弾くと気分が上がる。
モーツァルトに煮詰まっているのでちょうどいい。
楽器との相性とかもあるのだろうか。
単純に好みの問題かな。
しかし、何度やっても弦の張り替えは慣れない。
駒にかかる圧力?みたいなことを考えると怖くてたまらない。
何かの拍子に駒が吹っ飛んで顏に当たるとか、楽器が傷つくとか
想像してしまうのだ。…ネガティブすぎ。
今回も無事に張り替えられて良かったなあ。
↓よかったらポチッとしてください
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
娘のレッスン。
きらきら星がとうとう終わった。
レッスンにて私がピアノ伴奏し、娘がバイオリンを弾いて
先生から合格をいただいた。
4ヵ月間6つの異なる弾き方で、きらきら星を弾き続けた。
正直言って、練習をみている私が飽きた。
しかし、終わってみると達成感がある。
0からバイオリンを始めた娘が、これだけ弾けるように
なったんだもの。
レッスン後、私がすごく喜んでいたのが娘も嬉しかった
ようで、母娘2人で盛り上がった。
でも今後しばらく、きらきら星は結構デス!
で、次の曲は「ちょうちょう」。
とりあえず半分まで譜読みする宿題。
私が楽譜に指番号をふったら、娘は少し考えながら自力で
弾いた。
日々続けるってすごいことだと思う。
こうやって少しずつ体の中にバイオリンを弾くことが浸透して
いくんだなあ。
↓よかったらポチッとしてください
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
ある日夫が、
「子育てがひと段落したら、音楽短大を受験してみたら?」
と言った。
考えたこともなかった言葉に、ものすごく驚いた。
少し前に、「このまま弾き続けてどうなるのか」という漠然とした
行き場のない不安について話をしたので、考えてくれたらしい。
夫が探してくれたのは、通える距離にある音楽短大で、HPの
雰囲気からすると、社会人の入学者を歓迎している様子。
そのせいか、学費も良心的な設定。
だけど教授陣は立派な方ばかりだ。
確かに、HPを見る限りなんとも敷居は緩やかに感じる。
受験するという目標ができたら、練習もやりがいがあるだろう。
もし実際に入れたとしたら、2年間専門的に音楽の勉強ができる。
なんて魅力的なんだろう。
しかし入試。
いくら敷居が緩やかそうとはいえ、実技試験がちゃんとある。
座学の勉強は努力でなんとかなるとして、問題は実技だよ。
ぶっちゃけ、どのくらい下手でも入れてもらえるのだろう。
そこらへんのさじ加減がわからない。
受験しに行って、演奏中に試験監督の先生が笑いをこらえて
いたらどうしよう!
私の音楽人生で最大の恥辱だわっ。
夫にそう言ったら、
「大丈夫。相手は試験のプロだから、『演奏中は』笑わないよ。
裏では何かしら言うかもしれないけど…」
だって。
うん、裏では言うだろうね、色々。
困りましたよね、とかなんとか。
娘の子育てがひと段落するって何年後だろう。
少なくてもあと10年はかかるかな。
いや~、長いことかかるなあ、子育てって。
バイオリンを続けていれば、そういう夢を目指すのもいいなあ、
という、夢のような話。
↓よかったらポチッとしてください
にほんブログ村
人気ブログランキングへ