曲との対話

2016-05-31 10:50:24 | 練習
今取り組んでいるヴィエニャフスキのコンチェルト2番1楽章。
娘が熱を出したり所用があったり、なかなか譜読みが進まない。

ただでさえ色々器用にできる方ではないのに、心を入れ替えた
とはいえ、苦手なタイプと念頭にある曲。
細切れの練習時間で弾いたところで、なんの手応えも得られず
イライラするばかりだった。

しかし昨日ようやくまとまった時間がとれて。
娘が幼稚園に行っている間、ほぼみっちり曲と向き合った。

弾き辛く感じる一番の要因は、苦手のセカンドポジションが
多いから。
なぜ苦手かというと、経験が少ないから。
慎重に音を取って慣れていくしかない。

しつこく弾いていると時間とともに段々曲が体に馴染んできた。
フレーズ同士が繋がっていくような感覚。
そうしたら唐突に、「この曲面白い」と思った。
テクニックの面白さと、音楽的な表現の面白さ両方。

変な言い方だけど、テクニックも、そこから発する音楽も
弾いていて「超お洒落!」って感じ。すごくカッコイイ。

完璧には無理だけど、出来る限り弾きこなしてみたいという
意欲がわいてきた。
だって、カッコイイから。
ち、稚拙…。

……もっともっと上手な方は、この曲を弾いて私よりずっと
素敵な感覚を味わっているんだろうな。
うらやましい。

さんざんヒドイことを書いたのに、はまってしまいそうだ。
ただ、練習にすごく時間がかかるのは間違いない。
私の場合、毎日みっちりやらないと箸にも棒にもかからない
だろう。

しかしこんなふうに曲と対話するように向き合って、気持ちが
前向きに変化したのに驚いた。そして嬉しい。
まだ全然取り掛かりの段階だけど。
カッコよく弾けるようにこれからディープに突き詰めたいなあ。

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松脂

2016-05-28 09:15:44 | 練習
何度も落として無残な姿になっていた松脂。
ボヤボヤして、また落とした。

↓こんなになってしまった。

真ん中のくぼみに弓がちょうど入る感じで、心もとないが使えない
こともない。

↓弓につけようとするとこんな感じ。

ギリギリ。
塗る位置が1点に集中しすぎて、そこだけどんどん減っていく。
さすがに使いにくい。新しいものを買うことにした。

そうなると、この松脂であんな曲もこんな曲も弾いたんだなあと
思い起こされる。
…というのはちょっとセンチメンタルすぎるか。

しかし長いことお世話になった。
落として割って段々小さくなって。
全体の何割くらい弾くのに使えただろう。
申し訳ない。
新しいのは落として割らずに使い切りたいものだ。

↓全然関係ないが、以前一目ぼれして買った娘のシャツ。

こんなにリアルで大胆なバイオリンのプリントって珍しい。
改めて見ると弓が相当短いな。
すごく気に入っていたけれど、あっという間にサイズアウト
してしまった。
色違いで大きいサイズも何枚か買っておけば良かったなあ。

↓いつもありがとうございます。
 松脂落として割ったことないですか?私だけ…? (/  ̄Д ̄ )/イヤァ
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娘の譜読み力

2016-05-26 09:13:21 | 
新しい曲に入った時、娘にどうやって譜読みさせたらいいのか
考えている。

娘はAせん・Dせんとか、指番号を全部書けば弾くことができるが
それって楽譜を根本的に理解したわけじゃないから、このまま
いってしまうとマズいんじゃないかなと。

本当はソルフェージュ的なことは小学生になってからでもいいかなと
思っていたが曲もだいぶ入り組んできたし、少し焦る。

色々考えて、教材的なものを作って娘に教えることにした。
教材といっても、私が五線譜に音符を書いて、娘が音名と指番号を
記入していくというだけなのだが。

とりあえずA線から、しつこく繰り返す。
なんとなく覚えてきた様子。
クイズっぽくすると、やる気が出るらしい。
できた分は大げさに花丸をつけると喜ぶ。
根気がいるが、こんな感じでなんとかなるだろうか。

そんなことをしていたら、娘が全く教えていないカタカナを書ける
ようになっていて驚いた。
幼稚園で教えてもらったの?と聞いたら、違うと答えた。
娘愛用の『アンパンマンピアノ』に、ドレミファソラシドが書いて
あって、それで覚えたと言う。
……ホントに?
ということはドレミファソラシドしか書けないのかしら。
なんか笑ってしまった。

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レッスン日記49 充実した時間

2016-05-24 08:58:57 | レッスン
レッスンだった。

スケールはカールフレッシュ C dur。
オクターブ、フィンガードオクターブ、10度重音が課題だった。
しばらくスケールを放置してしまっていたので、練習で感覚を戻す
のにかなり苦労した。

特にフィンガードオクターブは、あまりにも2と4の指が開かず、
イラッとして、音程を無視して2を限界まで下げ、4を限界まで
伸ばして開く訓練的なことをした。
そうしたら割と合うようになったが、その代り小指が取れそうな
くらい痛くなった。
先生から、手が痛くなったらやめましょうと言われているが。
イラッとすると強引な手段に出ちゃうところがあるなあ。
この練習は長時間はダメ。

とにかくスケールはずいぶん時間をかけてみっちり弾き込んだ。
ちょこちょこご注意をいただきつつも、A moolへ進むことに。

ローデは13番。
フラット6個のありがたい練習曲。
これは、本格的に練習に入る前に発表会の曲に集中してしまったので
ほとんど手つかずだった。
私には相当難しかった。音程もスラーも音楽的にも。
練習しながらずいぶん「イイィーッ!!」となったが、なんとか形に
した。執念みたいなものか。

通して弾くと先生は、
「…上手になりましたねぇ。難しい曲なのに、すごい」
と言ってくださった。
おおーっ、褒められた。嬉しい。

それから、いくつかご注意をいただく。
一番は、長いスラーでの手首を使った移弦のこと。
その時の右手の小指の使い方というか、小指をもっと自然にというか
なんというか。
文章で書くのが難しいが、先生のおっしゃることは私も感じていて。
そういう意味の勉強も含めて次は14番へ。

曲はヴィエニャフスキ:コンチェルト2番1楽章。
まだ楽譜に書いてある音を追っていくだけ。
表現のことまで全然回らない。
ほんの1ページほどを弾いている間に、音程の微妙なズレやリズムが
おかしい部分のご指導が多々あった。

先生は表現面についてはほとんどおっしゃらなかった。
そこまで到達していないということよね。
練習不足と思われてしまっただろうか。
はやいところ大枠だけでも固めないと。

次回レッスンは曲からということで、なんとか体に曲を浸透させて
挑みたい。
しかし充実した1時間だったなあ。

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アマアマアマちゃん

2016-05-22 08:55:11 | 練習
ヴィエニャフスキのコンチェルト2番1楽章の譜読みをしている。
苦手なタイプ、なんて軽く書いていたが、これは天敵レベルだ。
弾いていて全く音楽が体に浸透してこない部分がある。
どういうことだ。

音源を聞いていても、やっぱりどうも音楽が入ってこない。
難解というわけじゃないのに流れが全然つかめない。
想像がつかない、腑に落ちない、というのが一番ぴったり
くるかな。
自分の中には無い音楽という感じ。

色々と音源を視聴したが。
上手な演奏は音楽としてまとまっていて、私の耳では1音1音
正確に追うことができない。
しかし、そうでない演奏は微妙すぎて参考にならない。
この中間あたりの腕前の演奏ってないのかしら。

弾く人を選ぶ曲ってやつか?
メロディーラインが繊細すぎて、相当精密に弾かないと終始
話にならない感じがする。
さすがコンチェルト街道の集大成。(←勝手に決めた)
多分、私は選ばれていない方だな。

できる限り頑張るが、すでにこの曲を選んだことを割と後悔
している。
だって、全然わかんないんだもん。
いや、まだ始めたばかりだし弾き込んでいけば体に浸透して
くるだろう。そうあって欲しい。
しかし、なんでこんなに弾き難いのだろうなあ。

……というようなことをツラツラ書いている間に、たまたま
この曲のことを書いた記事を見た。
ものすごく執拗に勉強されたというお話。

ああ、私って本当にアマアマアマちゃんなんだなと深く反省。
大して弾き込みもせず、天敵だの話にならないだの言っている
へっぽこなワタクシ。ギャーッ。叫んでごまかしてみた。
滝行でもしてみようかしら。
ここから心を入れ替えて勤しみマス。

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