スタート

2024-03-20 10:57:14 | 
先日、娘の体験レッスンに行ってきた。
通えそうな複数の駅からしつこく検索して見つけたお教室。
母子ともに緊張したが、第一印象から明るく親しみやすい
先生でホッとした。

これまでの経験を一通りお話しすると、進んでいますね、と
驚かれたが、私が一番わかっていただきたかったのは、
『楽譜が全然読めない』
ことだったので、そこらへんを強調。
それを聞いて先生は、
「バイオリンだけの子はそういう傾向ありますね。
徐々に、でいいんじゃないですか」
と、サラリと受け入れてくださった。
大したことじゃない、という雰囲気。
それだけで私は肩の荷が降りたみたいに嬉しかった。
音符がわからないからって怒られないで済むのだな、と。

早速、娘が楽器を構えてみる。
フルサイズは若干大きいけれど、3/4にするほどではない、
とのことで、まずはボウイングと極簡単な音階で現状を確認。
それからバッハのメヌエットの楽譜を出して、これを弾いて
みようと言われる。
娘が楽譜がわからなくてゴマゴしていると、1の指ね、とか、
隣の弦よ、とか落ち着いてゆっくり指導してくださる。
ハラハラせずに聴いていられた。

ひとしきり弾いて、
「とても上手ですね。音楽的な感覚もあるし、いいですね」
と言ってもらえて、娘も嬉しそう。
その後、ヴィヴァルディのコンチェルトをみていただきながら、
ただ音を出すところから、少し音楽作りの指導など。
終始穏やかなレッスンだった。

体験レッスンの後、先生は娘の腕前を褒めてくださった。
とても嬉しかったが、これから習うにあたっては学校の勉強が
ハードで、部活もしていること、十分に練習ができないかも
しれないことをお伝えすると、
「そういう環境の中でもバイオリンを続けたいってことですよね。
家で練習できなかったら、レッスンで練習していいんですよ」
と、パッと言ってくださったので安堵した。

帰り道に娘は、先生が優しくて楽しく弾けたから通いたい、と
嬉しそうにしていた。
夫も「いいね~。楽しみだね~」と快諾。
すぐに先生に連絡して4月からスタートすることになった。
娘は、発表会で弾いた曲を当時と同じクオリティで弾けるように
なるのが当面の目標だそうで、張り切っている。

教室選びには色々迷ったが、決まる時はサクッと決まるのだな。
というわけで、娘、レッスン再開となった。
楽しみだ!
新しいバイオリン道、どうか楽しんで欲しい。

で。
私もまた弾こうと思う。
まだ先生に相談もしていないのだが、なんとかなるだろう…?
何にしてもすべては縁とタイミングだ。
娘を導いているようで、娘に導かれているようにも感じる。
うまくいくといいのだが。


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