近況など

娘の発表会があった。
今年はバッハのコンチェルト2番1楽章を弾いた。
細かいことを言えばキリがないが、とにかく落ちずに弾き切った。
ずいぶん色んな表現ができるようになったな～、と思いながら
聞いていた。
塾で時間のない中、よく仕上げたと思う。

終盤に近付くにつれ、どんどん加速していったのは、
「弾いていて気持ち良かったから」
だそうだ。
緊張していたわけではなく、ノッていたらしい。
本人がよければそれでいいが、聞いている方はハラハラしたよ。

数年に渡って同じお教室の子達の演奏を聞いてきたが、みんな進歩
している。
少なくても、前年より下手になっている子はいない。
続けるって大事よね、と思いつつ・・・。

娘は中学受験に本腰を入れるため、あと数か月でバイオリンをお休みする。
なんとか続けられないかと道を模索したが、とにかく塾の勉強が苛烈。
来年度になったら物理的にレッスンに通う時間がない。
当然、練習する時間もない。
何より本人が勉強に専念したいという。

塾に入る時、娘は「音楽の道に進まない」という選択をした。
バイオリンをやめて勉強するのは当然。
当然。
当然だけどね。
寂しい、もったいない、と思う私がいるのも事実。
しかし、娘自身はバイオリンにそれほど未練がない様子。
そうか、それもありだな、と受け入れる今日この頃。