巡り合わせ

2016-01-29 22:04:23 | 音楽
ブルッフのバイオリンコンチェルト1番の2楽章がとても好きだ。
どうしても弾いてみたい曲の1つで、昨年の発表会のために練習していた
1楽章が終わったら2楽章を弾いてみますかと、先生が言ってくださったと
以前書いた。
その時は嬉しくて嬉しくて、次の曲として弾く気満々だったのだが。

発表会で燃え尽きた私は一気に腑抜けになって、難しい曲は弾きたく
ないって感じに。
そのまま、あれよあれよと時がたち。
近頃またブルッフの2楽章を弾きたい気持ちが高まっている。

今、次の発表会で弾くバルトークに色々課題を持ちながら試行錯誤し、
下手なりにそんな作業を楽しんでいる。
そういう時に心によみがえるブルッフ2楽章。
どうやらこの曲は、私のやる気バロメーターのようだ。

まだ発表会まで時間に余裕があるから、よく練習すれば仕上がるだろうと
希望を持って楽しみつつ弾いているが。
この先諸々突き詰めていって、行き詰ったり、苦悩したり、もうダメだと
思ったりしつつ、どうにか発表会を終えた後、まだ、
「ブルッフ2楽章が弾きたい!」
と言えるかどうかわからない。
わからないなあ。

まあ、そんな繰り返しでもいいのかもしれない。
本当に弾くべきタイミングがくれば、きっと本当に弾くのだろう。
そういう巡り合わせの曲もあるのかもしれないなあ、と思う。

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レッスン日記40 マゴマゴしなかった

2016-01-27 10:22:18 | レッスン
レッスンだった。
今回は曲から。通してみていただくのは初めて。

強弱とか曲ごとの雰囲気なんかは筋道だてて譜読みしてきたつもりで
いたが、細かいフレージングや音のニュアンスとか呼吸とか、自分では
全く思い至らなかったご指示を次々にいただく。
すごく細かい作業だ。

こういう風に弾いてみてと言われても、いつもはマゴマゴマゴマゴして
結局弾けないのが定番だが、今回は必死でついていった。
そのために念入りに譜読みをしてきたのだ。
とにかく先生の言うことを1つでも多く吸収したかった。

今日はすごく集中しているなと思った時には、そろそろ集中力の限界が
きていて、でもそこから更に15分くらい頑張った。
曲の最後までたっぷりご指導いただいた。

弾いた!という充実感と、今日教えてもらったことをどうにかしてモノに
したい、忘れないうちに練習したい、という焦燥感のようなもの。
それから現実的な疲労が相まって帰り道は何がなんだかフワフワ…。
脳みそが少し落ち着いてから整理した方がよさそうだ。

前回のレッスン後に「開き直って弾く」と目標を立てたが、今回は割と
開き直っていたように思う。
気持ちとしては「食らい付いていく」の方が適切か。
それにしても持ち帰った課題が多すぎて、むしろ張りきっちゃうわあ。

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利き手の話

2016-01-25 09:12:25 | 
娘は恐らく生来的には左利きだと思う。
食事やハサミは右手でするが、文字を書くのは左。
風船で打ちあいをするようなラケットも左。
運動会の徒競走で「用意!」の態勢も明らかに左利きの構えになる。

食事やハサミは私がずっとついて見ていたので、早い段階から右で
するように直していた。
鉛筆やクレヨンは張りついて見ていなくても危険がないので、割と
放置していたら左になった。
今になって強制的に直すのも可哀そうだし、左利きの何がいけないのか
と言われれば特に思い当たらないので、まあいいかと。

しかし先日のレッスンの時に娘が左手で何か書き込むのを見て先生が、
「あっ、左利きなんですか?」
とおっしゃった。

そうなんです。
そうなんですね。

ただそれだけの会話だったのだが。
気になる!
私が見ている限り今のところバイオリンを弾くのに支障はないように
見えるが。
これから先なにか弾き難さみたいなものが表れてくるだろうか。

自分がバイオリンを左右逆に弾くことを想像したら頭が混乱する。
小さいうちから慣れれば大丈夫なのかな。
何かあれば先生が言ってくださると思うけど。
ちょっと気になってはいる。

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演奏順のこと

2016-01-23 22:24:31 | 音楽
前に通っていたお教室の発表会の時に、私の前の演奏順だった方から、
「後に弾く人の方が上手いっていうわけじゃないし」
と、面と向かって言われたことがある。
私より先の出番だけど自分の方が上手いと言いたかったのだと思う。
ええ、そうですよね、みたいに返したと記憶しているが。

そのお教室は社会人の生徒さんがほとんどで、年齢とかは関係なく
発表会の演奏順=曲の難易度順だった。
その方は私より少し年上の男性で、子供の頃習っていたけれど、
ブランクがあってレッスンを再開したという話だった。
私はその人のことを単純に上手だと思っていたが、私の先生は何か
気になることがあったらしく基礎からやり直していると聞いていた。

素人目にみたら何が悪いのかわからない。
音程が良くて、速く弾けて、強弱がついていたら、私にしたら憧れ
くらいの感じだったし。
それに当時の私は、演奏曲とか演奏順とか、誰かより上手いとか
下手とか、そんな難しいこと、なーんにも考えていなかった。
ただバイオリンが好きでマイペースに弾いていただけで。
そういうノンキな感じに、むしろイラッとしたのだろうか。

だからといって、そういうことを面と向かって言えるってスゴくない?
下手な私が自分より後に弾くことが、よほど腹に据えかねたのか。
すごく鈍感な娘だと思われていたのかもしれないし、その方にとって
演奏順がかなり重要なことだったのかもしれない。

まあ別にどうでもいいのだが、そういう『本音』って一般的にあまり
言わないし言われないので、すごく記憶に残っている。
……でも、今思えばちょっと失礼だよね。

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とりとめのない話2

2016-01-19 09:18:56 | 音楽
曲の練習をしていたら、重音がずっと続く苦手な部分が、ずいぶん
スムーズに弾けるようになったなと感じた。
私もだいぶ力がついてきたのかな、と1人でウハウハしていたが。
なんかおかしいなと思い、譜面をよおくよおく見てみたら音そのものが
違っていた。
一部のフレーズを勝手に簡単な重音に変えて弾いていたのだ。

なんて迂闊なんでしょう。
ちょっと色々ガッカリしたよね。うん。
まあ仕方ない。気づいてよかった。
また1からやればいいさ。

ところで、先日娘の練習をみたあと楽器を片付けている時に、娘が、
「いつも迷惑かけてるから、ちゃんと拭かなくちゃ」
と言いながら熱心にバイオリンを拭いていた。
可愛くて面白くて大笑いしてしまった。
楽器を大切にする心が芽生えてきたのだろうか。
単なる思い付きの言動かもしれないが嬉しかった。
娘がいずれバイオリンを自分の相棒のように思ってくれるといいなあ。

全然関係ないのだが、雪のあと外出したら、近所にある某国会議員の
事務所の前の道が、ものすごい精度で雪かきされていた。
考えられる限り完璧な雪かきだった。
「うちの事務所の前で滑ったとは絶対に言わせない」みたいな強い意志を
感じて、なんかスゴイなと。
こういうのをリスク管理っていうのだなと思ったよ。

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